24時間眠らない｜線路沿いのクイッティアオガイ食堂

タイ国鉄の線路沿いの通りを歩いていると、古い車両の列車がガタガタと音を立てて走っていく姿を見ることができます。
これがなんとも味があり、12年もタイに住んでおりますが、いまだに線路沿いを歩いていると独特の情緒が感じられるので、好きな散歩路のひとつです。

しかも、場所によっては線路沿いの道路に朽ち果てそうな車があったり、なんだかよく分からないものが廃棄されていたりと、哀愁も含む情緒がたっぷり漂っております。

本日取り上げるのは、そんな線路沿いの通りで営む鶏肉のクイッティアオ屋台です。

自家製麺のバミーでいただくクイッティアオガイ

『ティウソン クイッティアオガイ』が立地しているのは、タイ国鉄アソーク駅から東へ500メートルほどの場所。
線路沿いの風景を楽しみながら7、8分歩けば屋台が見えてきます。

ここは鶏肉のタイラーメン「クイッティアオガイ（ก๋วยเตี๋ยวไก่）」を売っていて、界隈で働くタイ人たちから評判が高い屋台です。
わたくしは本ブログで何度も申し上げているように、何種類もあるクイッティアオの中でもっとも好きなのはクイッティアオガイ。
しかも線路沿いにあるというので来店しないわけにはいきません。

『ティウソン クイッティアオガイ』での注文は厨房のスタッフに直接伝え、横の調味料置き場で受け取ったらお好みの味付けをして、取り放題の苦瓜やスイートバジル（バイホラパー）などを盛っていきます。

麺はセンミーやセンレック、センヤイなどが揃っていて、僕が選んだのはバミー麺です。
こちらのお店では、バミーは自家製麺を使っているようなので選んでみました。

軽く縮れたバミー麺はコシがしっかりしている。
スープは八角やシナモンが香り、自家製バミー麺との素晴らしいコンビネーションで魅せてくれ、自然と「旨い」という言葉が口をつく！
クイッティアオガイを愛する1人として、この屋台はお気に入りの1店舗になりました。

屋台から始めて創業30年以上

クイッティアオガイのお値段は50バーツ。
現在のバンコクの物価とあのボリューム感、そして高いクオリティーで提供しているので、コスパの良い一杯です。
地元の方々からの評判が高いのも頷けます。

厨房に立つ店主に聞くと、『ティウソン クイッティアオガイ』は創業して30年ほど。
いまの場所で営業を始めてからは10年ほどで、それ以前は屋台を引いて売り歩いていたそうです。
タイ国鉄アソーク駅から線路沿いの風景を楽しみつつ、旨いクイッティアオガイを食べにきてください。