[その他]特集

チムチュムが食べたい!バンコク駅近で選んだ8店舗

2017-03-17

「一番好きなタイ料理はなんですか?」
このような質問を受けることが多々あります。
さまざまなタイ料理店を訪れ、あらゆるタイ料理を食べてきた私ですが、好きなタイ料理と聞かれればこの料理名を挙げることが多いです。

ーーチムチュム(จิ้มจุ่ม)

小さな土鍋に白菜や空芯菜、春雨、豚肉などを具材とした鍋料理。
辛さやクセがなくてタイ料理が苦手な方でも食べやすく、姿形の愛くるしさも伴い、日本人にもウケの良いタイ料理です。

私が初めてタイの地を踏んだのは今から10年前。
タイに興味を持っていたわけではなく、当時勤めていた会社の社員旅行で訪タイしました。
旅行中、幾つものタイ料理を食しましたが、その時もっとも印象に深く刻まれたのがこのチムチュムです。
タイへ移り住んでからは、チムチュムへの愛は深まるばかりで、週に3度チムチュムを食しても飽きることがありません。
はっきり申し上げますと、私はチムチュム狂です。

チムチュム狂である私が今回お送りするのは、駅から徒歩10分以内にあるチムチュムを扱うお店8店舗取り上げるという企画。
チムチュムはイサーン料理店にあることがほとんどですが、どのイサーン料理店のメニューにあるわけではなく限られています。
その中でも駅近に特化し、本企画をご覧になった方々が気軽に行けるよう徒歩10分圏内の店ばかりを選びました。
徒歩10分の基準はGoogleマップによる測定表示に準拠。
歩速が遅い方は10分以上かかることもありますので、
「店に行ってみたら10分以上かかったじゃねーか!」
というような苦情だけはご勘弁ください。

以下記事で紹介するのは、私が選んだ「バンコクの駅近で食べられるチムチュム8店舗」です!

 

BTSヴィクトリーモニュメント駅「イサーンロムエン」

1店舗目は戦勝記念塔の近くにある『イサーンロムエン』。
午前9時から開店しているイサーン料理店なので、
「朝っぱらからチムチュムが食いて〜!」
という気分になれば、その欲求を満たしてくれるありがたいイサーン料理店なのです。
『イサーンロムエン』のチムチュムの特徴は、タイフレンチの牛肉を使っていること。
美しいサシが入った牛肉は、眺めているだけで幸せな気分に浸れます。
タイフレンチ牛肉は火を通しすぎると硬くなってしまいますので、サッと火を通す程度でいただくのがポイント。
数回しゃぶしゃぶっとして召し上がってください。

最寄りのヴィクトリーモニュメント駅出口と行き方

BTSヴィクトリーモニュメント駅2番出口を降り、Century The Movie Plazaの角を左折。
ランナム通りを真っ直ぐ進んだ、T字路の角に立地しています。

「イサーンロムエン」はYouTubeでも紹介しています

私のYouTubeチャンネルでも『イサーンロムエン』を紹介しています。動画でもご覧いただき、チムチュムへの想いを高めてください!

過去に紹介したお店の記事

真っ昼間からイサーン料理とチムチュムが食べたい!

BTSオンヌット駅「サネー プライジュワック」

2年ほど前まで、オンヌット駅すぐそばに屋台群『オンヌット・スクエア』が広がっていました。
ところが軍政になってからというもの、バンコクの屋台エリアに撤去命令が次々と下り、オンヌット・スクエアも例外ではなく、無情の撤去命令により跡形もなくなってしまいました。
ここにあった屋台の一部が、スクンビット・ソイ81の奥に移転し屋台エリアを形成。
『ニューオンヌット・スクエア』として営業を再開しています。
イサーン料理屋台『サネー プライジュワック』もここへ移転してきました。
店の前にデカデカとメニューが掲げられているので、これらを見て指差しで注文できるのがありがたい。
同店のチムチュムはエビ入り、鶏肉入り、豚肉入りの3種。
具材にえのき茸がラインナップされているのは個人的に高得点です。
空芯菜がカットされているので、手でぶった切る必要がないのもありがたい!

最寄りのオンヌット駅出口と行き方

3番出口を進むと歩道橋になっていて、スクンビット通りの左側の階段を下ります。
階段を下りてそのまま歩き、スクンビット・ソイ81を左折。
7〜8分ほど歩くと小さなドブ川があるので、その橋を超えた左手にニュースクンビット・スクエアが見えてきます。

【SHOP DATA】
「サネー プライジュワック(เสน่ห์ ปลายจวัก)」
TEL:090-402-4577
OPEN:17:00-24:00(無休)

BTSサラデーン駅「THANIYA BAR BEER」

日本人向けカラオケクラブが密集するタニヤ通り。
カラオケ店が閉店する前、午後11時ごろになるとタニヤ通りのど真ん中に屋台が出現します。
夜蝶やカラオケで酔狂した日本人客、カラオケ店のスタッフたちで埋め尽くされる『THANIYA BAR BEER』です。
どこから見てもイサーン屋台ですが店名に「バービア」と冠せられているのはご愛嬌。
ここのチムチュムは、私がこれまで食べた中で上位クラスの旨さです!
食べたい!と思うことが多々あるのですが、いかんせん営業開始時間が遅いのと、1人で来店しづらいこともあり、長らくここのチムチュムを食せていません…。
誰か一緒に食べに行きませんか!?

最寄りのサラデーン駅出口と行き方

BTSサラデーン駅2番出口を降りてUターン。
左手に伸びているタニヤ通りへ突入し、200メートルほど歩いた右手です。

過去に紹介したお店の記事

タニヤで出会った極上チムチュム!「THANIYA BAR BEER」

BTSアソーク駅「チャンノイ」

ゴーゴーバーが密集するソイカウボーイから近く、旨いイサーン料理が揃う『チャンノイ』にもチムチュムがあります。
私はこれまで何度も『チャンノイ』に来店したことがありましたが、チムチュムをオーダーしたのは1度しかありませんでした。
本企画の取材のため、チムチュムを求めて知人と2人で来店。
牛肉、豚肉、鶏肉、3種類のチムチュムの中から私が選んだのは豚肉のチムチュム(チムチュム・ムー)です。
『チャンノイ』のチムチュムは、とにかく野菜が多い!
白菜や空芯菜、パクチー、春雨など1人では食べきれないほど盛られ、日頃の野菜不足が補えるどころか、数日間野菜を見たくなくなる量です。
『チャンノイ』といえばアヒルのくちばし揚げのパック・ペット・トーもお忘れなく!

最寄りのアソーク駅出口と行き方

BTSアソーク駅から向かうなら6番出口を目指します。
スクンビット・ソイ23を北上し、三叉路を左折。
しばらく歩くとまた三叉路があるので、ふたたび左折し、50メートルほど進んだ左手です。

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アヒルのクチバシ揚げが旨い!超激混みのイサーン料理屋

BTSプロンポン駅「バーンイサーン ムアンヨッ」

私が激薦するイサーン料理店の一つが、プロンポンにある『バーンイサーン ムアンヨッ』です。
イサーン料理店が少ないプロンポン駅界隈で、光彩を放っている同店でもチムチュムが食べられます。
私はこれまで何度も来店している『バーンイサーン ムアンヨッ』ですが、チムチュムをオーダーしたのは今回が初めて。
さすが『バーンイサーン ムアンヨッ』と感心したのは、スタッフがテーブルについて具材を投入し、完成まで面倒を見てくれる!
調理し慣れたスタッフが作ってくれるので、チムチュム初心者でも安心。
チムチュムを自分で調理したい私は、悶々としながら彼女を眺めていましたが(笑)

最寄りのプロンポン駅出口と行き方

BTSプロンポエン駅5番出口を降りてそのまま直進。
スクンビット・ソイ31が見えてきますので左折し、500メートルほど北上した左手にあります。

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【激薦!】スクンビット・ソイ31で本格イサーン料理を!「バーン イサーン ムアンヨッ」

BTSサパーンタクシン駅「Robinson裏の屋台街」

2016年12月6日に「バンコクで行っておきたい5つの屋台街|2017年度版」という記事を公開しました。
政府からの撤去命令により屋台街が次々と姿を消していますが、ネット上には古い屋台情報がいまだに掲載されていて、そのことを憂い、最新の屋台街情報5つを取り上げた記事です。
本記事はどうやらGoogle殿に評価されたようで、「バンコク 屋台」のキーワード検索で1位を獲得。(2017年3月現在)
古いネット情報に振り回されていた方が多かったようなので、このキーワードで1位を取れたのは運営者として嬉しい限りです。
そのことはさておき、本記事内で紹介した一つが、BTSサパーンタクシン駅隣りのRobinson裏にある屋台街でした。

イサーン料理からシーフードタイ料理など、数軒の屋台が揃っているので、チムチュムだけではなくいろんな料理を楽しむことができます。
ここの特徴はトイレが近くにあること。
屋台だとトイレの心配をしなければならないことがありますが、Robinson裏の屋台街だとその心配なく、ビールをがんがん飲めるのは嬉しい!

最寄りのサパーンタクシン駅出口と行き方

Robinson裏の屋台街にもっとも近いのは、BTSサパーンタクシン駅1番出口です。
階段を下りてUターンし、シャングリラホテルを目指せば見えてきます。

過去に紹介したお店の記事

バンコクで行っておきたい5つの屋台街|2017年度版

MRTタイカルチャーセンター駅「LA」

私が『LA』に初めて来店したのは、評判を聞いたわけでもなく、ネットで情報を探したのでもなく、偶然前を通りかかったのがきっかけでした。
ラチャダーピセーク通りの歩道にずらりと並べたテーブル。
空席はほとんどなく、目を見張るその盛況ぶりに惹かれ、前情報なく席へ座りました。
タイ人客の多くが注文していたのがチムチュム。
評判が高いだけにスープはきっちりとダシを取っていて絶品!
ペースト状に仕上げられたチム(タレ)は、甘すぎず辛すぎない独特のテイストです。

18時から19時はもっとも混み合う時間で空席がないこともありますので、来店時間は考慮したほうがいいでしょう。

最寄りのタイカルチャーセンター駅出口と行き方

MRTタイカルチャーセンター駅1番出口が最寄り。
出口を出て数十メートル北上したところです。

過去に紹介したお店の記事

絶品チムチュム店『LA』の店名の意味とは…

MRTタイカルチャーセンター駅「ZABB ONE」

最後に紹介するのは、先に触れた『LA』と同じMRTタイカルチャーセンター駅すぐ近くにある『ZABB ONE』です。
駅から徒歩1分もかからない最高の立地。
朝10時30分からオープンし、ランチタイムは界わいのOLやサラリーマンで溢れています。

「創業して20年以上になるよ」

忙しい中、私の質問に答えてくれたのは『ZAAP ONE』の男性店主です。
『ZABB ONE』海鮮チムチュム(チムチュム・タレー)の具材はエビやイカが並び、野菜てんこ盛り。
私はこれにガイヤーン&カオニャオ(もち米)まで注文したものだから、胃袋がはち切れんばかりに膨れ上がる始末。
『ZABB ONE』は通りを挟んだ場所にも同店名のお店を持っており、こちらもタイカルチャーセンター駅のすぐ近くです。

最寄りのタイカルチャーセンター駅出口と行き方

タイカルチャーセンター駅3番出口を出て右折。
数メートルの場所にあります。

【SHOP DATA】
「ZABB ONE(แซ่บวัน รัชดา)」
TEL:098-525-7827
OPEN:10:30-23:00(日曜日休み)
PRICE:海鮮チムチュム:200B、ガイヤーン100B

駅近のお店でチムチュムを食べ巡ってください!

チムチュムはあっさりとしたスープであり、どの店も具材にあまり変化がないため個性を出しづらい料理ですが、店によってテイストの違いは多少なりとも現れています。
それぞれのお店へ来店し、お気に入りの1店舗を見つけてください!

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