本記事を執筆している現在、私はメコン川沿いを旅しておりまして、ノンカーイ県に滞在しています。
今回が初めてというわけではなく、過去3度ほど訪れたことのある県です。
ノンカーイ県での食文化の特徴として挙げたいのは、ベトナム文化の影響を強く受けていることが1つ。
以前、本ブログでは「ノンカーイ県の有名ベトナム料理店2軒を食べ巡ってきました」という記事を出して、『Cà phê Việt』と『Daeng Namnuang Vietnamese』というベトナム料理店の2店舗を取り上げています。
それだけではなく、ベトナム風クイッティアオと呼ばれるカオピアックの店が多いことも、ベトナム食文化の影響を強く受けているからでしょう。
あちこちでベトナムの香りが感じられるノンカーイですが、私は来訪4度目にして、初めて出会ったタイ料理があったんです。
それが本記事のタイトルにも冠したカオニャオシュップカイトート(ข้าวเหนียวชุบไข่ทอด)です。
ポーチャイ市場で見つけた揚げたカオニャオ
ノンカーイバスターミナルのすぐ近くに、ローカルの人たちが集まる「ポーチャイ市場」という市場が広がっています。
生鮮品などを売っているだけではなく、カオカームーやカオピアック、クイッティアオといった屋台も出店している市場です。
早朝、この市場を歩いていると揚げ物の屋台が目に止まりました。
串揚げでもなければ鶏肉を揚げているわけでもなく、円形のものを大量に揚げている。
顔を近づけて見てみると、カオニャオであることが分かりました。
揚げたカオニャオなんて初めて見た、とその時は思ったのですが、後になり思い出したのは『スパンニガーイーティングルーム』です。
ここのヌアヤーンに添えられていたのですが、てっきり同店のオリジナル料理だと思い込んでいました。
ところが、本場イサーンにはあったんです。
女性が調理しているところをしばし観察したところ、丸めたカオニャオを一度揚げてから溶き卵を絡ませ、もう一度揚げて完成。
料理名は冒頭でも述べましたが、カオニャオシュップカイトート(ข้าวเหนียวชุบไข่ทอด)と呼ばれているようです。
私はイサーン全県を旅したことがありますが、揚げたカオニャオを売っている屋台に出会ったのは初めて。
本場イサーンでも珍しい料理なのかもしれません。
市場名 | ポーチャイ市場/ตลาดสดโพธิ์ชัย |
営業時間 | 03:30-16:30 |
定休日 | 基本無休 |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/T2rzPNndPDr2ahxa9 |