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高級車で乗り付けて来る人も サトーンにある名も無きムーピン屋台

2018-02-10

2018年1月30日付けの記事で紹介した、バミー食堂『ミートゥー』の取材を終えたあとの話です。
バイクにまたがり、次なる目的地に向かうべく走り始めたら、同じSi Wiang通りの道路脇に、賑わっている屋台を発見。
すかさずバイクを止め、屋台へと吸い込まれるように歩いていきました。
屋台前には大勢の人が注文した料理を待ち、歩道に並べられた3、4つのテーブル席はすべて満席。
炭火でムーピン(豚の串焼き)や鶏肉を焼いているため、煙をもうもうと上げ、周辺に旨そうな薫りをばらまき食欲をむやみに刺激してくれる罪な屋台です。

ベンツで乗り付けてムーピンを購入

Si Wiang通りのムーピン屋台で食べている人や、店頭で並んでいる人々は、周辺で働いているサラリーマンやOLがほとんど。
店主であろう女性はずっと屋台で立ち、ソムタムを調理しています。
その他の女性スタッフはムーピン焼き係や、配膳係といった感じで担当が分けられ、それぞれがキビキビ動いています。
オーダーしたメニューを待っている間、1台のベンツが屋台の前で停車。いかにも金持ち風の女性がムーピンやらなんやらを数品受け取ると、そのまま去っていきました。
ハイソなタイ人もここのムーピンを愛しているのだろうか…。

甘めのタレを全体に塗ったムーピン。柔らかく、甘さの加減もよろしい。
絶妙な焼き加減は、長年ひたすらムーピンを焼いてきたからこそ為せる技でしょう。
旨いムーピンは非常に危険でして、カオニャオ(もち米)が止まらんのです!
しかも私はムーピンのほかに、ガイヤーンやらソムタムプーパラといったカオニャオに合うものばかりをオーダーしていたため、小さなカオニャオなんてあっという間に食べつくしてしまいました。
まだムーピンやソムタムが残っていたので、2つめのカオニャオを注文したのは必然です。
本記事をご覧になり来店をお考えになっている方は、カオニャオを食すペースにはご注意ください。

ムーピンとガイヤーン

ソムタムプーパラ

1982年にオープンしてからずっと屋台

「この屋台を始めたのは仏暦2525年(西暦1982年)。ずっとここで営業しているよ」

店主の女性はソムタムを叩きつつ、笑顔で答えてくれました。
もともとはソムタム屋台としてスタートしたものの、ムーピンも始めたらそちらも人気商品になったようです。
屋台がどんどん消えているバンコクだけに、こういった屋台は貴重。
Si Wiang通りへ来ることがあれば、先日紹介したバミー食堂の『ミートゥー』と、ここのムーピン屋台をハシゴしてローカルグルメ歩きを楽しんでください。

【SHOP DATA】
「名も無きムーピン屋台」
TEL:099-324-9662
OPEN:10:00-16:00(日・月曜日休み)
PRICE:ムーピン7B、ガイヤーン20B、40B、ソムタムプーパラ40B、ラープ40B

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