駅近で食べられるクイジャップユアン＆カイガタ｜シリン クイジャップユアン

2021年12月から翌年1月までの2ヶ月間で、イサーン全県を旅してきました。
20県におよぶイサーン地方を周っていて、よく食べた料理のひとつがクイジャップユアンです。
「ユアン」はベトナムという意味のタイ語で、ベトナム由来の麺料理になります。
タピオカ粉を混ぜた米麺はもちもちとした、他の麺にはない独特の食感が特徴。
スープが熱々で提供されるのも、一般的なクイッティアオとは異なる点です。

イサーンではカオピアック（もしくはカオピアックセン）と呼ばれていることが多いのですが、これはラオスから入ってきたからでしょう。
ラオスにもクイジャップユアンと同じ料理があり、現地ではカオピアックと呼ばれているのですが、僕が推測するにこの麺料理はベトナムからラオスに入り、ラオスからイサーン地方へ渡ったと見ています。
クイジャップユアンは僕が好きな料理のひとつなんですが、いかんせんバンコクには専門店がかなり少ない。
有名なのはカオサン近くにある『クンデンクイジャップユアン』です。
イサーンの旅を思い出したくクイジャップユアンの専門店を探してみると、BTSパヤータイ駅の近くにありました。

カイガタもある「シリン クイジャップユアン」

『シリンクイジャップユアン』はBTSパヤータイ駅から徒歩で5分ほど。
これなら土地勘のない人でもGoogle Mapさえ見ることができれば来店できるでしょう。
トムヤムヌードルで有名な『ピーオー』の近くです。

お店へとたどり着くとほとんどの席がお客さんで埋まっていて、みなさんクイジャップユアンの丼と向き合っておられる。
店内の壁にはタイ語のメニューといくつかの料理写真が貼られていて、それらの中にカイガタも発見。
クイジャップユアンだけでは足りないかもと危惧いたしまして、もう1品カイガタまでオーダーしてしまいました。

普通盛りでもボリューム有りクイジャップユアン

卵入りのクイジャップユアンのお出ましです。
丼からは湯気が立ち上り、スープの温度が熱々であることを物語っています。
クイッティアオのスープはそれほど熱くないものが多いんですが、クイジャップユアンはとにかく高温。
危険極まりない高温スープの中にはムーヨー（豚のソーセージ）、揚げたホムデーンのホムジアオ、ネギなどがトッピングされています。
タピオカ粉を混ぜている米麺は半透明感があり、独特のもちもちとした食感がたまらん！

高温スープはさっぱりとしていながらほんのりとした甘味があり、飽きさせない味わいだから恐ろしい。
熱々なのにもかかわらず食べ始めたら止まらないので、食べ終わったら顔面汗だくになること請け合いです。
僕がここのクイジャップユアンを食べ、顔面が汗だくになったドキュメンタリー短尺動画はTikTokでご覧ください。

ムーヨーと豚ミンチたっぷりのカイガタ

続いて運ばれてきたのはカイガタ。
これもイサーン地方がよく食べた朝ご飯で、鉄鍋に乗せられた目玉焼きに豚ミンチ肉とムーヨー、中華ソーセージ（クンチアン）がトッピングされています。
ここのカイガタで驚いたのがムーヨーと豚ミンチの量。
目玉焼きが隠れてしまうほど盛られている！
贅沢なトッピングのカイガタと、普通盛りなのに大盛りのようなクイジャップユアンで腹がはち切れそうになりました。

「シリン クイジャップユアン」の全メニュー

クイジャップユアンやカイガタのほかにもメニューが揃っています。
他の来店者を観察してみると、ヤムママーやヤムムーヨーといったヤム系を注文している方もちらほらり。
気になるなぁ。

タマダー／ธรรมดา（普通盛り）
タマダー+カイ／ธรรมดา+ไข่（普通盛り＋温泉卵）
ピセー／พิเศษ（大盛り）
ピセー+カイ／พิเศษ+ไข่（大盛り＋温泉卵）
ママー／มาม่า
ママー+カイ／มาม่า+ไข่
ガオラオ／เกาเหลา
ガオラオ+カイ／เกาเหลา+ไข่
ヤムムーヨー／ยำหมูยอ
ムーヨールアク／หมูยอลวก
カイガタ／ไข่กะทะ
ヤムママー／ยำมาม่า
ホムジアオ／หอมเจียว（ホムデーンを揚げたもの）

ドリンクメニュー

ラテ／ลาเต้
カップッチーノ／คาปูชิโน่
モカ／มอคค่า
アメリカノ／อเมริกาโน
エスプレッソ／เอสเพรสโซ่
チャーイェン／ชาเย็น
チャーキアオ／ชาเขียว
チャーダム／ชาดำ
チャーマナオ／ชามะนาว
ココ／โกโก้
オーワンティン／โอวัลติน