汁無しのお粥！ ジョークヘンパッカドーンユンナン

昨年2021年10月、YouTubeの朝ライブ配信でラップラオのチョクチャイ4を歩きました。
この時のライブ配信で見つけたのが、ジョーク屋の『ジェーキアン ジョークコンプラー（เจ๊เกียง โจ๊กกองปราบ）』というお店です。

24時間営業という点が特徴ですが、ほかはいたって普通のジョーク屋なんだろうと思っていました。
ところが、店の入り口に掲げられたメニューを見て喫驚。
ジョークヘンパッカドーンユンナン（โจ๊กแห้งผักดองยูนนาน）というジョークがある！
パッカドーンというタイの漬物を入れた汁無しのジョークというお粥のことです。

これは珍しい。
この時はライブ配信をしながら食べたため特に取材などしなかったので、9ヶ月が経った2022年7月に再訪しました。

とにかくジョークのメニューが多い『ジェーキアン ジョークコンプラー』

場所はチョクチャイ4をひたすら北上したところ。
通りの入り口からは1.5kmほどあり徒歩で約15分です。

事前に店のメニューを調べてみたところ、ジョークの種類がかなり多い。
全メニューは記事の後半ですべて載せていますが、変わったジョークもいくつかありました。
僕がもっとも気になったのは、カリカリ豚をトッピングしたジョークムーグローブ。
ムーグローブ好きにはたまらないお粥でございます。

ジョークムーグローブ／โจ๊กหมูกรอบ

温泉卵も追加でトッピングしたジョークムーグローブ（โจ๊กหมูกรอบ）。
ネギと生姜が別容器に入っていて入れ放題です。
僕は生姜たっぷりを好んでいるがゆえ、このシステムは嬉しい限り。
ネギも生姜もどっさりと投入し、カリカリ豚とともにいただきます。

思ったほどカリカリ感が少なかったのですが、それでも僕が愛するムーグローブとジョークを組み合わせられる喜びはひとしおです。
しゃしゃっと平らげ次なるターゲット、パッカドーン入り汁無しお粥に手をつけました。

ジョークヘンパッカドーンユンナン／โจ๊กแห้งผักดองยูนนาน

丼ではなくお皿で出てきた汁無しジョーク。
一般的なジョークよりも汁気が少ないものの、お粥なので水っぽさは残っています。
横にトッピングされているのがパッカドーンで、刻んで炒めたものです。

炒める時に味付けが濃くされているので、お粥がどんどん進む！
これが旨いんです。
料理名の「ユンナン（ยูนนาน）」は中国の雲南を意味するタイ語なので、雲南由来のお粥なのかもしれません。

僕は数多のジョーク屋を食べ巡ってきましたが、このメニューを置いている店は他で見たことがないです！

ジェーキアン ジョークコンプラーの全メニュー

お店には英語メニューもありましたが、全メニューは掲載されていませんでした。
タイ語メニューをカタカナ併記しましたので参考にしてください。
汁無しジョークの他にも変わったものがあり、椎茸入りジョークなんていうメニューも置いています。

ジョークプラオ／โจ๊กเปล่า
ジョークデックマイカイ／โจ๊กเด็กไม่ไข่
ジョークムーマイカイ／โจ๊กหมูไม่ไข่
ジョークヘッドホム／โจ๊กเห็ดหอม（椎茸入り）
ジョークムーヘッドホム／โจ๊กหมูเห็ดหอม（豚と椎茸入り）
ジョークトゥックヤーンヘッドホム／โจ๊กทุกอย่างเห็ดหอม
ジョーククルアンナイ／โจ๊กเครื่องใน
ジョークムーグローブ／โจ๊กหมูกรอบ
ジョークプラーオサイカイ／โจ๊กเปล่าใส่ไข่
ジョークデックカイ／โจ๊กเด็กไข่
ジョークムーカイ／โจ๊กหมูไข่
ジョークサイトゥックヤーンカイ／โจ๊กใส่ทุกอย่างไข่
ジョークヘットホムカイ／โจ๊กเห็ดหอมไข่
ジョークムーヘットトムカイ／โจ๊กหมูเห็ดหอมไข่
ジョークトゥックヤーンヘットホムカイ／โจ๊กทุกอย่างเห็ดหอมไข่
ジョーククルアンナイカイ／โจ๊กเครื่องในไข่
ジョークムーグロープカイ／โจ๊กหมูกรอบไข่
ジョークヘンクングローブ／โจ๊กแห้งกุ้งกรอบ
ジョークヘンパッカドーンユンナン／โจ๊กแห้งผักดองยูนนาน
ジョークジェーギアン／โจ๊กเจ๊เกียง

プーム／เพิ่ม（追加食材）

カイオーンセン／ไข่ออนเซน
カイケム／ไข่เค็ม
カイユーマー／ไข่เยี่ยวม้า
ムーサップ／หมูสับ
ヘットホム／เห็ดหอม
ムーグロープ／หมูกรอบ
サイ／ไส้
ガポ／กระเพาะ
タップ／ตับ
クルアンナイ／เครื่องใน

創業して30年以上の「ジェーキアン ジョークコンプラー」

僕が写真撮影などをしていると、店主と思わしき女性の方が来られました。
僕が取材をしていて疑問に思ったのは、珍しいジョークを置く店って少ないのでチェーン展開できる可能性があるんじゃないか。

「うちは支店はなくてここだけなの。創業して30年以上になるけどね」

お店を開業した時は結婚もしていなかったという彼女。
今では成人した息子さんもいるとおっしゃっていました。