私はシャコが好きで、バンコクでシャコを扱う店があると聞けば、ほいほいと向かい取材してきました。
以下が主なシャコ記事です。
バンコクだけに限らずトラート県やチョンブリー県、サムットソンクラーム県など、タイ各地で「シャコ」を追い求めております。
そんな私が今回キャッチした情報は、「パッタイにシャコを乗せた店がある」というもの。一聞すると、アクロバティックなことをするなぁという印象があるけれど、エビの代わりにシャコを乗せればそれで完成なわけで、とかく難しいことではない。
つまり、誰でもやろうと思えばやれるアイディアなので、これまで「パッタイにシャコを乗せる」店がなかったのが不思議なくらい。
シャコ好きの私の好奇心をくすぐってくれたパッタイ屋とは、Soi Yotseにある『パッタイガン』です。
Soi Yotseで営む『パッタイガン』
Soi Yotseといえば夜になると旨い食堂などが並ぶ通り。私がこれまで紹介した店だと『エルヴィススキー』 や『アイスクリーム モーファイ YOTSE』です。
それら以外にも人気の店があり、まさに名店乱立状態。
そんな通りだけに、私もちょくちょくとは足を運んでいたのですが、『パッタイガン』なんていう店があったとは知りませんでした。
たしかこの場所にはスキーの旨い店があり、連夜賑わっていたはずだが…。
そんなことはともかく、入店早々にシャコ乗せパッタイをオーダーいたしました。
「ガン(กั้ง)」とはシャコという意味のタイ語ですので、『パッタイガン』を日本語訳すると「シャコパッタイ」。つまりここへ来店したならば、シャコ乗せパッタイの注文は必須なのでございます。
焼いたシャコが4匹も!
私ぼ目の前に差し出された皿には、4匹のシャコが麺の上で堂々と横になられている。エビとは違った風格すらあり、「ここはシャコの寝床なんだよ!」と言わんばかりの存在感です。
私はてっきり茹でたシャコが乗っていると思い込んでいたのですが、焼いているシャコのようで、食べてみたら香ばしい薫りが鼻腔を抜けていく。
シャコ好きの私がシャコを乗せパッタイを食べて、低評価するわけがない!
旨いんですよ。
パッタイの味付けは、タマリンドソースが濃くピリッと辛め。注文時に辛さを聞かれたため、私は「少し」と伝えていたのでピリ辛でしたが、激辛パッタイをご所望ならばもっと辛くしてもらえます。
『パッタイガン』の全メニュー
『パッタイガン』のメニューはタイ語オンリー。まぁ、シャコ乗せパッタイだけがお目当てならメニューを見る必要もないんですが、数名で来店し他メニューも知りたいのであれば以下を参考にしてください。
ผัดไทย/パッタイ 59
ผัดไทยกุ้งสด/パッタイクンソッド(エビ入りパッタイ) 79
ผัดไทยกั้ง/パッタイガン(シャコ乗せパッタイ) 129
ผัดป๊อปอาย/パットポパイ(多分、ほうれん草炒め) 179
ต้มยำกั้งหม้อไฟ (น้ำข้น / น้ำใส)/トムヤムガンモーファイ(シャコ入りトムヤムのモーファイ鍋:ナムコンorナムサイ) 299 / 399
ต้มยำทะเลหม้อไฟ (น้ำข้นน้ำใส)/トムヤムタレーモーファイ(海鮮トムヤムのモーファイ鍋:ナムコンorナムサイ) 299/ 399
กุ้งทอดกระเทียม/クントートガティアム(エビのガーリック炒め) 199/249
กั้งทอดกระเทียม /ガントートガティアム(シャコのガーリック炒め)199/299/ 399
กั้งรวมทะเลทอดกระเทียม/ガンルアムタレートートガティアム(シャコと海鮮ミックスのガーリック炒め) 299/ 399
กุ้งผัดพริกเกลือ/クンパットプリッククルア(エビの塩と唐辛子炒め) 199/249
กั้งผัดพริกเกลือ/ガンパットプリッククルア(シャコの塩と唐辛子炒め) 199 / 299/399
กั้งรวมทะเลผัดพริกเกลือ/ガンルアムタレーパットプリッククルア(シャコと海鮮ミックスの塩と唐辛子炒め) 299/ 399
พล่ากุ้ง/プラークン(エビのサラダ) 199/ 249
พล่ากั้ง/プラーガン(シャコのサラダ)199 / 299/ 399
Soi Yotseの『パッタイガン』は2店舗目?
シャコ乗せパッタイをさらりと平らげた私は厨房にお邪魔し、スタッフの女性に話を聞かせていただきました。
「うちはオープンしてまだ4ヶ月。以前ここにあったスキーのお店がコロナで閉店したので、その後に入ることになったんです」
以前あったスキー屋は移転したわけでもなく潰れてしまったのだとか。あれだけ流行っていたのにコロナで閉店とは…。
『パッタイガン』は本店がラチャプラソンにあり、Soi Yotseが2店舗目だと言います。
店内にはタイの有名人が来店した写真がいくつも掲げられていて、知られたお店のようです。
『パッタイガン』への行き方
さて、『パッタイガン』への行き方を説明しなければならないのですが、どういう手段がもっともわかりやすいのか。
もっとも楽チンなのはタクシーやバイタク利用ですが、目的地を伝えるのが難しそう。私のYouTubeでも紹介していますが、近くに『華僑医院/ローンパヤバン・フアチアオ(โรงพยาบาลหัวเฉียว)』があるのでこれを目指すのがまずひとつ。
または運転手が「Soi Yotse(ซอย ยศเส)」を知っているようなら、ここを伝えるのがもっとも近い。
タクシーの運転手に伝える自信がないようなら、MRTホワランポーン駅から運河沿いを徒歩で北上していくのがよろしいでしょう。たぶん20分ぐらいかかるかと。
他にローカルバスという手段もありますが、私はバスに疎いので分かりません!
【SHOP DATA】
「パッタイガン(ผัดไทยกั้ง)」
TEL:092-295-5956,099-221-9666
OPEN:11:30-22:00(基本無休)
PRICE:パッタイガン129B