カオモックガイ(ข้าวหมกไก)はカレースパイスを使ってご飯を炊く、いわゆる「タイ版のビリヤニ」ですので日本人の味覚に合うタイ料理のひとつだと思っています。
ところが、日本人への知名度たるやカオマンガイなどに比べるとはるかに低い。
知名度が低い原因のひとつに、「バンコクで食べられる店が少ない」ことが考えられます。
カオマンガイのように屋台や食堂、またはフードコートなどいたるところで見かけるようなら食べる機会も自然と増えますが、カオモッガイはそうはいきません。
興味があってもどこで食べたらいいのか分からない。
僕はそんな状況を打破すべく、バンコクのカオモックガイ屋を積極的に紹介していこうと心に誓ったのでございます。
そのように決意しさっそく来店したのは、テーウェートにある『スイモンカオモッガイ』です。
テーウェート市場近くのカオモックガイ専門店「スイモンカオモッガイ」
場所はテーウェート市場のすぐ近くで、カオサン通りから歩いて30分ほど。
土地勘のない人にとっては、ちょっとハードルの高い立地になっております。
この周辺は旨い店が多く、僕がこれまで紹介したことがある店だと『カオマンガイ モンコンチャイ』や『カオソーイチェンマイスパープ』など。
他に市場もあったりチャオプラヤー川が近いこともあり、散策してみると面白みのあるエリアです。
カオモックガイ&牛肉スープの黄金コンビ
もも肉が添えられたカオモックガイには揚げたホムデーン(エシャロット/あかわけぎ)が盛られ、香りだけで食欲がそそられます。
『スイモンカオモッガイ』には牛肉スープことスープヌアもあったのでこれも注文することに。
このスープ、バンコクではあまり見かけないですが、カオモックガイの本場であるタイ南部だとカオモックガイ専門店に行けばほぼ必ずこのスープがあり、2品をセットにしてよく食べていました。
なので僕にとって、カオモックガイとスープヌアは黄金コンビといって過言ではない。
南部旅でよく食べた2品だけに、思い出に耽りながらいただきました。
カオクルックガピやサラダケークもあった!
店内の壁にデカデカと掲げられた料理の写真を見ると、カオクルックガピもある。
カオモッガイの店にこの料理があるのは珍しいなぁと思いつつ、他の写真に視線を移すとなんだとよく分からない料理がありました。
店頭に立つ女性に聞いてみることに。
「それはサラダケーク(สลัดแขก)です」
サラダケーク!
パッタニー県の『サテシームアン(ジャオガオ)』で出会った料理で、バンコクで置いている店はないのかと探していたところだっただけに、料理名を聞いて興奮いたしました。
『ケーク/แขก』とは一般にインド人、マレー人のことを指すタイ語なので、この料理は「マレーサラダ」と訳せばいいのかな。
なにわともあれ、バンコクで食べられる店はきわめて少ない珍しい料理です。
さすがに早朝からカオモックガイとスープヌアの2品を食べたので、サラダケークまでは手が届かない。
近々来店して、サラダケークは食べてみたいと思います。
店名 | スイモンカオモックガイ/สุวิมลข้าวหมกไก่ |
営業時間 | 05:00-14:30 |
定休日 | 日曜日 |
Google Map | https://goo.gl/maps/BftbuJybL6wraUTz8 |