サトゥーン県の旨い＆渋い店を巡りました

タイ南部全県の旅で初めて訪れた1県がサトゥーン県です。
それほど見どころが多い県ではないですが、もっとも有名な場所といえばリペ島。

サトゥーン県へ訪れる日本人のほとんどが、このリペ島を目指しているといって過言ではないでしょう。
僕もリペ島へは上陸し2泊しました。
滞在時の模様はライブ配信していますので、以下YouTubeでご覧ください。

タイ最南端のリゾート｜リペ島の夜散策

リペ島の朝散策｜Koh Lipe

リペ島のサンセットビーチで乾杯｜Sunset Beach Koh Lipe

リペ島のサンライズビーチへ朝散策｜Sunrise Beach Koh Lipe

リペ島は他YouTubeチャンネルやブログで紹介されていますが、サトゥーン県市街地のことを取り上げている媒体はほとんどありません。
リペ島以外の情報にニーズがないからなのでしょうが、そんなサトゥーン県のグルメも堪能してみたく数店舗を回ってきました。

サトゥーン県の旨い店①｜早朝からお客さんが続々！ムスリム食堂「サームピーノーン」

まず訪れたのはムスリムが営む食堂の『サームピーノーン』。
「三兄弟」という意味のタイ語なんですが、これを店名にしているお店はバンコクでもいくつか知っています。
サトゥーン県の三兄弟は店頭におかずを並べる、ぶっかけ飯スタイルの食堂。
店主らしきおじさんにおすすめを伺ったところ、３品を指定してくださいました。

まず1つは黄色いカオニャオのニャオルアン（เหนียวเหลือง）、
ターメリックで色をつけているのだと思うのですが、黄色いカオニャオをみたのは初めて。

2品目はタイ南部カレーのゲーンパネーン（แกงพะแนง）。
使われているのは鶏肉で、濃厚なカレーはもち米との相性抜群。

3つ目は南部のガイヤーンことガイコーレー（ไก่กอและ）です。
パッタニー県で食べたガイコーレーは炭火で焼いたものでしたが、こちらでは鶏肉を煮込んだもの。
タレは甘めで、これも飯が進む一品です。

タイ南部料理の中でも、珍しい品々をいただくことが出来る『サームピーノーン』。
サトゥーン県市街地で行っておきたい店の代表格です。

『サームピーノーン』はYouTubeでのライブ配信でも紹介しておりますので併せてご覧ください。

サトゥーン県の旨い店②｜タイ南部でカオソーイ「ネーガーラー」

サトゥーン県市街地の旨い店を探していたら、カオソーイを置いている食堂を発見。
南部でカオソーイを食べてみたいという衝動が抑えられなくなり、足を運んでみました。
『ネーガーラー』というお店で、到着してメニューを見てみると北タイ料理店っていうわけでもなく、他のメニューはタイ南部料理ばかり。
がっつり南部料理の食堂なのに北タイ料理のカオソーイが1品だけあるのは、もともとカオソーイが雲南ムスリム由来の料理だからかもしれません。

揚げ麺を乗せ平麺を使ったカオソーイは本格的な一杯。
タイ南部でカオソーイが食べられる貴重な南部料理店です。

「ネーガーラー」のおすすめメニュー

店頭にあったおすすめメニューをカタカナ併記しました。
バンコクでは見ない料理も多いので惹かれるなぁ。

ゲーンソムプーカイ／แกงส้มปูไข่
カオモックアーラップ／ข้าวหมกอาหรับ
スープハーンウア／ซุปหางวัว
プラートートタクライ／ปลาทอดตะไคร้
グントートガティアム／กุ้งทอดกระเทียม
クンパットガピサトー／กุ้งผัดกะปิสะตอ

サトゥーン県の旨い店③｜店主のおじさんが温かいディムサム屋「ゴーウアン ディムサムサトゥーン」

タイ南部の各県で必ずといっていいほど出会うのがディムサム店。
サトゥーン県の市街地にも数店舗あり、それらの中でも評判が高いのが『ゴーウアン ディムサムサトゥーン（ร้านโกอ้วนติ่มซำสตูล）』です。
市街地に支店もあるようですが、こちらは本店になります。
早朝から来店し6品のディムサムを注文。

蒸したてのディムサムはどれも旨くて満足したのですが、店主のご厚意でなんとジョーク（お粥）までいただきました。
取材で来店し料理をサービスしてくれるのはかなり稀。
見た目は強面の店主ですが、温かいサービスをしてくれる心優しい南部人でした。

サトゥーン県の渋い店④｜リペ島から移ってきた渋いカフェ「バーンラオドリップカフェ」

最後に紹介するのはカフェです。
ライブ配信時に偶然出会ったカフェなのですが、この店が渋い！
風変わりな男性店主が営んでおり、店内はアンティーク品がずらっと並んでいます。
とっつきにくそうな風貌ですが、話を聞くと気さくに対応してくれました。

もともとリペ島で営業していたそうですが、コロナで旅行客が激減したことで市街地に移転。
島好きの彼だけに
「いつかはまたリペ島に戻りたい」
とおっしゃっていたので、数年後にはリペ島に移っているかもしれません。

サトゥーン県市街地で特に推したい店はココ！

本記事では４店舗の飲食店を紹介しました。
これらの中で僕が個人的に推したいのは、1店舗目に取り上げた『サームピーノーン』！
南部ならではの珍しい料理が食べられるのは、ローカルグルメ好きにはたまりません。
あとは４店舗目のカフェ『バーンラオドリップカフェ』。
リペ島へ戻るタイミングは、お子さんが大きくなってからだとおっしゃっていました。

サトゥーン県はリペ島ばかりがピックアップされがちですが、市街地での食べ巡りもぜひ楽しんでみてください。