※2019年3月に追記および新たな写真を加えました。
MRTフアランポーン駅の周辺は数年前から地下鉄延長の開発工事が進められています。
私がタイに来た頃から始まっていたので、この辺りが工事していない光景を見たことがありません。
あといったい何年経ったら、すっきりとしたフアランポーンに出合えるのか、といつも思いながら通っています。
「昼は忙しいから取材は夕方以降に来てください」
さてそのフアランポーン。
地下鉄駅から地上に出て、工事風景を横目に徒歩5〜6分の場所に、カオムーデーンが旨いと評判の店があります。
「シーモラコット(สีมรกต)」
エメラルド色、という意味の店名を掲げる同店。
カオムーデーン(ข้าวหมูแดง)とは、簡単に言ってしまうと豚肉乗せご飯です。
屋台などではときおり見かけるメニューですが、こちらのお店はタイ版ぐるなびの「Wongnai」で絶賛の嵐。
オープン11時の時点でほぼ満席という恐ろしい事態になっています。
私は訪れたのは11時過ぎ。
「店内などの写真を撮影させていただけないですか?」
とお聞きしたら、
「この時間は忙しくて対応できないから、夕方に来てもらえる?」
とオーナーらしき方から言われたほどです。
さてそのカオムーデーン。
全部乗せを注文するとムーデーン(焼豚)、豚肉をカリカリに揚げたムーグローブ、中国ソーセージのクンチアン、半熟卵がトッピングされます。
甘くとろみがついたタレに覆われ、辛くなく、スパイシーさやハーブが苦手でもこれならペロリとイケるでしょう。
カオムーデーンを食べ終わった後、言われたとおり夕刻にふたたび顔を出しました。
昼どきに比べ客は減っているものの、それでも客足は止まっていません。なんと、昼どきにはたっぷりあった豚肉は一片も残ってない!
比較的落ち着いていたので、オーナーのウィラップさんに話しを訊くことができました。
創業して70年。
ウィラップさんのお父さんが開業し、その後を継いでいるそうです。
カオムーデーン以外にもメニューはあるというので伺ったものの、マナオドーン(酢漬け)がなんとか分かっただけで、マラ・トムカドゥーン(?)、ガパオムーキアオチャーイ(?)というのは未知なため、どういった料理なのかは分からずじまいでした。
次回以降に来店したら注文し、本ブログにて公表します。
『シーモラコット』で包丁を握っているのはオーナーを含め男性のみ。
しかもみんな職人っぽいおじさんばかりです。
店奥で調理している女性はいるかもしれませんが、タイで男性ばかりのこういった光景は珍しいのではないでしょうか。
吊るされている豚肉の写真を撮るために、後日改めてお伺いしこの写真を撮影させていただきました。
混雑していますが、早めに来店しなければ品切れになってしまいます。
【SHOP DATA】
「シーモラコット(สีมรกต) 」
TEL:02-266-9816,081-567-9006
OPEN:10:00-18:00(売り切れ次第閉店することも。早ければ15時ごろ)
PRICE:カオムーデーン50B