[料理名]モーファイ(火鍋)

私が愛する【モーファイ鍋】をバンコクで食べるならこの8軒!

2017-02-21

2022年7月:閉店した店舗や移転した店舗情報を加筆修正しました。

【モーファイ鍋】
タイ料理で使われるステンレス製の鍋。
トムヤムクンやタイスキの鍋として使われるのが一般的で、中央部に凸起があり、周辺はスープや具材を煮込めるよう設計されています。
本ブログでは鍋の名称ではなく料理名を指しています。

モーファイ鍋とは

私は本ブログ内でモーファイ鍋を幾度も取り上げたことがあり、取り上げるたび「モーファイ鍋が好きだ!」と吐露してまいりました。
その愛情がどれほどのものなのかは、Google検索で「モーファイ鍋」をキーワードに検索していただければお分かりになるでしょう。
上位2つ3つは私の記事が独占しているはずです。(2017年2月現在)

なおモーファイ鍋とは、クイッティアオ・ナムトックで使われるスープに、もやしやニラ、煮込んだ牛モツなどをぶち込んだ鍋料理のことを呼びます。
牛モツをこよなく愛する私にとって、タイ料理で使われることが稀有な牛モツが食べられ、スープの味わいも嗜好にマッチングしているため、「1人モーファイ鍋」が常習化しているほど。
トチ狂ったモーファイ愛をみなさんにも理解していただくべく、今回は「私が愛する【モーファイ鍋】をバンコクで食べるならこの8軒!」と題し、モーファイ鍋だけで1本の記事を完成させようという企みでございます。

モーファイ鍋を食べるなら以下で取り上げる8店舗で

バンコク広しといえどモーファイ鍋を置く店はあまりありません。
私がタイ人ならばタイ語を駆使し「モーファイ普及活動」に勤しむでしょうが、所詮は外国人の身。
現存する店を1店舗でも多く探し出し、そこへ足しげく通うしかありません。
2015年6月に【激旨!タイ食堂】を創設して以来、自力で見つけ出し取り上げた店と、今回新たに取材した店を織り交ぜ、まとめてみようと思います。
駅近の店から紹介しつつ、一番最後に私がもっとも愛する店『Heng Chung Seng(ヘンチュンセン』までの8店舗をお届けしましょう!

【閉店】女性店主の笑顔が素敵な『K.ガオラオ・ヌアトゥン』

1軒目にまず紹介するのはラマ4世通り沿いにある『K.ガオラオ・ヌアトゥン』。
MRTルンピニ駅とクロントゥーイ駅のちょうど中間地点にあり、駅から徒歩5分程度と好立地です。
こちらのお店を任されているのはユイちゃんという女性で、笑顔がまばゆくて可愛い!
「日本人のお客さんもときどき来てくださっていますよ」
そう彼女が言っていたように、私の元にも
「『K.ガオラオ・ヌアトゥン』へ行ってきました!」
といったメッセージが届いてますので、それ以外にもたくさんの日本人が来店しているのでしょう。
モーファイ鍋にはとろとろに煮込まれた牛の各部位がどっさり入っていて、食べ応えがあり、しかも旨い!
煮込んだ牛肉を使ったガパオライスもおすすめです。

駅近にまさかのモーファイ鍋!『クイッティアオ ヌア ワット・ドン・ムンレック』

駅からもっとも近いモーファイ鍋といえばこちらでしょう。
BTSアーリー駅から徒歩1分。
いや1分もかからないか。
『クイッティアオ ヌア ワット・ドン・ムンレック』は店名通りクイッティアオ屋ですが、あるんですよ!モーファイ鍋が!!
多くの方がクイッティアオを食べている中、私は単独でモーファイ鍋をご指名。
旨味たっぷりのスープと共に、煮込まれた牛肉、ニラ、もやしなどをいただくと、幸福の光に包まれ、そのまま昇天してしまいそうに。
旨いっす。

[紹介記事]
BTSアーリー駅すぐに超人気クイッティアオ店の支店が!?

店名クイッティアオ ヌア ワット・ドン・ムンレック/ก๋วยเตี๋ยวเนื้อ วัดดงมูลเหล็ก
電話番号02-278-0996,081-962-6872
営業時間08:00-20:00(基本無休)
Google Maphttps://goo.gl/maps/n1bd1kqPYhSNLp6v7

個性派モーファイ鍋【ソンブーンタイ】

ソンブーンタイ/สมบูรณ์ไทย

『ソンブーンタイ』は2階建てで、1階はクイッティアオやガオラオ、モーファイ鍋を食べるなら2階へ上がる必要があります。
入店した際に「モーファイ」と伝えて2階へ上がればOKです。
なぜ2階をモーファイ専用にしているのかといえば鍋は団体客が多く、1階のテーブルだと座れないからだと思います。
2階席へ着くや僕がオーダーしたのはLEOビール。
出てきたビールを見て驚いたのが、瓶が凍っているほどキンキンに冷えとる!
ちめた〜いLEOビールを飲んでおりますと、モーファイ鍋がやってまいりました。

モーファイヌア/หม้อไฟเนื้อ(牛肉のモーファイ鍋)

炭火で熱せられている鍋はグツグツと煮えておりまして、そこへルークチンや牛肉、野菜などを投入。
しばし待つわけですが、スタッフの女性が何かを持ってきて鍋の横に設置しました。
彼女が持ってきたのは超小型の扇風機。
炭火に空気を送り込み、さらなる火力を得ようという作戦のようです。
このようなアイテムを起用しているモーファイ鍋屋は見たことがなく、『ソンブーンタイ』がお客さんからの声を拾い形にしたアイディアなのかもしれません。

[紹介記事]
https://gekiuma.net/soombun-thai/

店名ソンブーンタイ/สมบูรณ์ไทย
電話番号0814441102
営業時間09:30-20:00(基本無休)
Google Maphttps://goo.gl/maps/vaJmYC9DeffqpYxp7

駅近『シェルポーチャナー クロントゥーイ』

以前、『シェルポーチャナー』という、モーファイ鍋を置くお店がありました。
ところがそのお店、いつの間にか閉店。
ところが同じ店名で、別の場所で営業している『シェルポーチャナー』もあったんです。
それがこちら『チェルポーチャナー クロントゥーイ』。
外からじろじろと覗き込んで確認すると、重ねられているモーファイの鍋を視認。
牛肉か豚肉のモーファイが選べます。

店名シェルポーチャナー クロントゥーイ/เชลล์โภชนา คลองเตย
電話番号02-249-6980
営業時間08:00-16:00(土曜日休み)
Google Maphttps://goo.gl/maps/sqvfr3fcqQcfmmui9

ヤワラーにもあった創業70年以上を誇る『Aiem Pochana』

中華料理店がひしめくヤワラー(中華街)の外れに、創業70年を超えるお店を見つけました。
もともとはムーガタ鍋を食べに行ったのですが、食べ終わってからモーファイもあることに気付き、膨れた腹に言い聞かせてオーダーしました。
70年を超える時を刻んだ店内、ずっと守られてきた味、名店と言われるだけあります。
MRTフアランポーン駅から歩くと15分ほどを要するアクセスですが、徒歩で行けなくもない距離ですので、複数人でモーファイ鍋とムーガタ鍋の両方をつついてみてください。

[紹介記事]
【ヤワラー】創業70年以上 食べ放題じゃないムーガタはいかがですか?

店名Aiem pochana/เอี่ยมโภชนา
電話番号02-225-0582
営業時間17:00-03:00(基本無休)
Google Maphttps://goo.gl/maps/yXaHdH2GFZSMcZkn8

アクセスは難しいけどモーファイの名店『Hua Pochana』

「記事を見て家族でこの店に行ってきましたよ」
バンコクでお会いした日本人の方から、『Hua Pochana』の記事を見て来店したとうかがいました。
『Hua Pochana』には最寄駅などなく、徒歩だけで目指すのは難しいため、紹介したところで日本人は誰も行かないだろうと思っていただけに、直接お会いした方から来店したとの報告を受けてびっくりです。
台湾の雑誌社から取材を受けたこともあり、タイのグルメサイトWongnaiでも高評価を獲得しているだけに、『Hua Pochana』のモーファイは深くて旨い!
一人でも多くの方に来店してもらいたいのですが、先に触れたようにいかんせんアクセスが悪い。
と思っていたら、前述の日本人の方からアクセス方法についてアドバイスをいただきました。

「ナラティワート通り沿いの業務用スーパー『MACRO(マクロ)』から入って裏手に出ればすぐですよ」

[紹介記事]
知られていない名店でモーファイ鍋をつつく「Hua Pochana(フア ポーチャナー)」

店名Hua Pochana/ฮั้วโภชนา
電話番号062-289-3246
営業時間08:30-15:30(日曜日休み)
Google Maphttps://goo.gl/maps/tLa9cqD5AQvkiyj16

人気店の支店ではなかった!?『ヘンチュンセン』

私をモーファイ鍋に夢中にさせてくれたのは『ヘンチュンセン』というお店でした。
【激旨!タイ食堂】を始める前は、バイクを飛ばし昼食でモーファイを食べていたほどです。
『ヘンチュンセン』を愛して止まない私に「ヘンチュンセンの支店があるようだ」と教えてくれたのは、とある日本人の方。
店名はまったく同じで、しかもかなりご近所です。
ほんとうに支店なのか、それとも店名を真似たパクリ店か。
日本人数名の方とともに、支店と言われる『ヘンチュンセン』に訪れてみました。

本店(?)と同じくクイッティアオ屋ですが、モーファイ鍋もある。しかも、こっそりタイ産ウィスキーまで用意しているではありませんか。
私は本店のほうが好きですが、合格点を授与できるモーファイ鍋です。

「あっちの『ヘンチュンセン』とうちは関係ないんですよ」

そう話してくれたのは現店主のブンさん。
支店でもなく、近所にある『ヘンチュンセン』。
謎は深まるばかり…。

2022年7月追記
以前までこちらの『ヘンチュンセン』ではビールを置いていましたが、現時点ではアルコールの提供はされていません。
いつになったらこの店で飲める日が来るんだろうか…。

[紹介記事]
バンコク牛モツ鍋の名店『ヘンチュンセン』の支店!?

店名ヘンチュンセン/เฮ้งชุนเส็ง
電話番号02-249-2329
営業時間07:00-20:00(基本無休)
Google Maphttps://g.page/hengchunseng133?share

私がもっとも愛するモーファイの店『ヘンチュンセン』

こちらの『ヘンチュンセン』は2021年に移転再オープンしています

本記事のトリを務めてもらうのは、私がこよなく愛する名店『Heng Chun Seng(ヘンチュンセン)』です。
なんど紹介したか、数えるのも億劫なほど取り上げたクイッティアオ&モーファイのお店。
MRTクロントゥーイ駅から近く、しかもモーファイはピカイチ。
私が激しくおすすめするのは、何も『ヘンチュンセン』から広告費をいただいているからではなく、純粋に「旨い」からです。
モーファイ鍋にはとろとろに煮込んだ牛肉やモツ肉、レバー、ハチノスなど11種の具材が入り、味わい深いスープがそれらの具材を引き立て、私を夢中にさせ、狂わせ、覚醒させる鍋に仕上がっています。
YouTubeでも紹介しましたので、ぜひそちらもご覧ください。

[紹介記事]
https://gekiuma.net/hengchunseng2021/

店名ヘンチュンセン/เฮ้งชุนเส็ง
電話番号087-499-2996
営業時間07:00-15:00(基本無休)
Google Maphttps://g.page/hengchunsengrama4?share

まだまだモーファイ鍋を追い求めて行きます

今回紹介したモーファイ鍋のお店は、バンコクの一部です。
まだまだたくさんのお店があると思うので、これからも追い求め続け、記事を更新していきます。
最新のモーファイ鍋のお店は、以下リンク先のカテゴリーでご覧いただけます。

https://gekiuma.net/category/food/mofai/

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