いままで本ブログで紹介したタイ飯屋はざっと230軒以上。
それだけ取り上げておきながら、チャオプラヤー川を渡ったエリアの店は一軒も紹介したことがありませんでした。
まぁ、遠いっていう理由だけなんですけど…。
チャオプラヤー川向こうのエリアでまず取り上げたかったのが、オップウンセン専門店『ソムサックプーオップ』。
“オップウンセン”とは、鍋に春雨とエビやカニを入れて蒸したタイ料理です。
目次
オープン直後でも空席なし!
『ソムサックプーオップ』はタイのグルメサイトWongnaiの“Best of Wongnai”を受賞した超有名店。
行列必至と覚悟していたのでオープン時間である17時過ぎに来店しました。
しかし!
オープン直後であったにも関わらず、すでに長蛇の列…。
路上に並べられたテーブルはすでに満席。
空き席を待っている人の数が半端ありません。
Best of Wongnaiの影響力、おそるべし。
来店するとまずは番号を受け取らなければなりません。
とはいえ、これを受け取ったからといって安心するのはまだ早い。
テーブル席に空くまで10分ほど待って、ようやく席に座れました。
メニューはカニを入れた「プーオップウンセン」、エビを入れた「クンオップウンセン」があり私はエビをチョイス。注文はできたもののクンオップウンセンが出て来るまでしばらくかかりそう。
手持ち無沙汰なので周辺でビールを買おうと店員に聞いたところ、隣の小道に売店があるのだとか。
一旦テーブルを離れビールを買い出しに行きました。
教えてくれた売店とはコチラ。ちいさな売店です。
マハーチャイから仕入れたエビやカニ
ここでビールを2本を買い、ふたたびテーブルに戻りあとは待つだけ。
テーブルについて様子を見ていると、至便な立地ではないにも関わらずどんどん人がやってきます。
中には中国人団体客の姿も。
私は1人でテーブルに座り、ビールを飲みながら待っていたのですがあまりにも暇なので、調理場を撮影させてもらうことにしました。
4〜5つほどしかないガスコンロはフル稼働。
エビだけではなくカニの春雨蒸しもあるようです。
カニ味噌が溶け出したスープが春雨に染み込んでいくわけですから、ゼッタイに旨いはず!
ひたすら春雨蒸しを調理する男性と、オーダーを取っている女性はご夫婦のよう。
「創業したのは30年前ぐらいかしら。中国人も白人も日本人も来るわよ」
忙しい中、私の質問に答えてくれたのは奥さんです。
エビやカニ類はマハーチャイという港から毎日仕入れていると言います。 しばらくじっとカニの様子を眺めていると、動いた!
動いただけではなく、逃げ出そうと必死になり、陳列棚からぽとりと路上に落下!
手足を縛られながら逃げ出そうという根性はたまげたものです。
1時間待ってようやく出会えたクンオップウンセン
一通り撮影を終えた私はテーブルに戻り、ビールをちびりちびりと飲みながら今か今かと待っているものの、30分経っても40分経ってもクンオップウンセン現れず。
じっと我慢していたのですが、さすがに不安に苛まれました。
忘れているんじゃなかろうか…。
店員の女の子のもとへ行き「大丈夫?」と聞いてみたところ、「ちょっと待ってて」と一蹴。
大人しく席へ戻り2本目のビールを開け、暮れゆく街並みをボケーっと眺めながらふたたびウエイティング。
ほぼ陽は暮れ時間は18時30分です。
来店し注文したのが17時30分ごろだったので、およそ1時間経過!
その頃になってようやくクンオップウンセンが運ばれてきました。
クンオップウンセンは鍋の底にダシが沈殿しているので、出てきたらまずはしっかりとかき混ぜます。
春雨に覆われ鍋の底で蒸された巨大なエビは4匹。
しっかり混ぜてダシが春雨やエビに行き渡ったところで実食タイム。
特製のダシと、エビのエキスで蒸された春雨は、いままで食べたクンオップウンセンの中でトップレベル!
マハーチャイから仕入れたエビはぷりぷりで、ビールを飲むのも忘れさせ、忘我の境地へといざなってくれます。
『ソムサックプーオップ』への行き方
最寄り駅はBTSウォンウェンヤイ駅か国鉄ウォンウェンヤイ駅。
国鉄駅のほうが最寄りですがBTSを使う方がほとんどだと思うので、BTSからの行き方だけを説明します。
徒歩で向かうなら②番出口。
地図上のSoi Charoen Rat4を北上、10〜15分ほどかかります。
バイクタクシーで向かうなら①番出口から捕まえるのがベター。
②番出口でつかまえるほうが距離的には近いですが、この出口周辺はあまりバイタクが走っておらず、①番出口のほうが見つけやすいでしょう。店を立ち去ろうと時計を見たら19時30分。
オープン当初より来客数は落ち着いてきたようですが、それでもテーブル席はほぼ満席です。
来店するなら20時ごろのほうが待ち時間が少なくて済むかも。
【SHOP DATA】
「ソムサックプーオップ(สมศักดิ์ปูอบ )」
TEL:089-494-1000
OPEN:17:00-22:30(月曜日休み)
ADDRESS:Soi Charoen Rat 1, Khlong Ton Sai, Khlong San, Bangkok 10600
PRICE:クンオップウンセン280B
FACE BOOK:https://www.facebook.com/SomsakPuOb
2019年12月加筆:BTSクルントンブリー駅近くにオープンした支店『ソムサックプーオップ2号店』
本記事で『ソムサックプーオップ』を取り上げたのは2016年2月。この加筆記事を執筆しているのが2019年12月ですので、4年近く経っています。それまでの年月で、同店は支店を出店。その1店舗がBTSクルントンブリー駅から徒歩すぐの場所です。
本店は駅から遠いし、しかも行列ができているわ、雨が降ったら大変だわで、駅近の支店はありがたい。
同じものが食べられるなら、わざわざ本店に行く必要はないでしょう。「どうしても屋台の雰囲気を味わいながら食べたい」という方は本店がおすすめです。
2号店には駐車場もあり、店内は広々としたスペース。そのうえ本店にはないビールまであるのだから、私にとっては本店より2号店推しであるのは言うまでもありません。
2号店で用意されている客席が多いとはいえ、それに比して来客も多いので安心していられません。
私はこれまで2、3度来店し待たされたことはありませんが、ピークタイムだと客席の9割ほどは埋まっています。
2号店で置いているビールはシンハービールとハイネケンビール。
私が好きなビールでナンバーワンはLEOビール、次いでハイネケンという位置付けですので、ここでの食事では常にハイネケンです。
『ソムサックプーオップ2号店』を60秒動画で紹介しています
2号店で食事をした際、動画も撮影しました。60秒にまとめたものをインスタにアップしていますので、そちらもご覧いただければさらに行きたくなるでしょう。
この投稿をInstagramで見る
【SHOP DATA】
「ソムサックプーオップ 2 สมศักดิ์ปูอบ 2」
TEL:097-996-4995
OPEN:16:00-22:00
PRICE:クンオップウンセン290B、ハイネケン90B