バンコクでミシュランガイドがスタートしたのが2018年。
星を獲った店は高級店がほとんどでしたが、タイの食文化で無視できない屋台などの大衆向けの店舗を対象とした「ビブグルマン」もかなり注目を集めました。
ミシュランが始まって今年2023年で6年目になりますが、この期間、毎年ビブグルマンに選ばれている店がいくつかあります。
その1店舗が、ヤワラートの一角で営む『リムラオゴウ』です。
目次
【リムラオゴウ】が提供する一杯にやられました
ヤワラートのソンワット通りに『リムラオゴウ』が創業したのは1937年。
中国の潮州から渡ってきた彼がこだわったのは、小麦粉を使わずに仕上げたルークチン。
これがたちまち評判となり、強豪ひしめくヤワラートで指折りの屋台へと成長し、2018年から始まったミシュランガイドをきっかけにブレイクしました。
『リムラオゴウ』にはセンヤイ(太麺)、センレック(細麺)、バミー麺があり、スープ有りの「ナーム」かスープ無しの「ヘン」を選びます。
多くのお客さんが注文しているのはバミー麺。
みなさんはスープ有りか無しかの決断で時間がかかるでしょうが、わたくしはそのような迷いに翻弄されたくないので、2つとも注文いたしました。
最初に運ばれてきたのは、澄んだスープが美しいバミー麺。
ここまで透明に近いスープのクイッティアオはかなり珍しい。
自家製のルークチン各種がトッピングされている丼自体が、ひとつの作品として完成されています。
澄んだスープは、優しい出汁と塩味の風味が表れていて、思わず小声で唸ってしまう。
平打ち麺のバミー麺もこれまた素晴らしく、小麦粉を使わず魚肉だけで作った自家製ルークチンのぷりぷり感を味わうと天を仰いでしまいました。
まさに極みの一杯です。
小ぶりな丼ですので瞬く間に平らげたわたくしは、スープ無しのバミー麺を目の前にしてさっそく麺を混ぜていきます。
タレをしっかり攪拌したところで、平打ち麺のバミーをすする。
スープが無いだけに、麺そのものの旨さを純粋に味わえわけですが、これがたまらない。
バミー麺も自家製で、厳選した小麦粉を使用。卵をより多く使うことでオリジナリティーを出しています。
丸いぷりぷりのルークチンや揚げたものもある中、特筆しておきたいのはひき肉を包んだ、一見餃子のような形をしたルークチンです。
頬張ると肉汁と旨味がどどっと溢れ、一瞬にして多幸感を与えてくれる。
わたくし以外のお客さんは丼一杯しかオーダーしていませんでしたが(それが普通ですが)、ここでは2杯食べることを強く推奨いたします。
【リムラオゴウ】はバンコク各地に展開
ヤワラートのソンワット通りで営む『リムラオゴウ』は、すでにバンコクにいたるところへ支店を出して勢力を広げています。
駅から近い支店を主にピックアップしてみたので、気になる方は足を運んでみてください。
リムラオゴウThe UP Rama 3店(フラッグシップ店)
リムラオゴウ ミットタウン店
リムラオゴウ シーロムコンプレックス店
リムラオゴウ MBKセンター店
リムラオゴウ サパーンルアン店
リムラオゴウ Mega Bangna店
店名 | リムラオゴウ/ลิ้มเหล่าโหงว 林老五 |
営業時間 | 16:30-20:30 |
定休日 | 基本無休 |
Google Map | https://goo.gl/maps/pAAcUqkYnacTwH588 |
https://www.facebook.com/limlaongoworiginal.official |