イサーン料理のマイナーな鍋として以前、「ジェオホン(แจ่วฮ้อน)」を紹介したことがあります。
使っている鍋や具材はチムチュムとほとんど同じなのですが、スープに使われている素材が若干違い、チムチュムはレモングラスやバイマックルー、ガランガルといったハーブ系だけで出汁をとっていますが、ジェオホンはこれらに加え豚や牛の血を使うのが特徴です。
キーピア(ขี้เพลี้ย)という牛の腸にある排泄物を入れる店もあり、本場イサーンはこれを入れている店が多いと思います。
僕が過去ジェオホンを紹介したのは、戦勝記念塔から北へ2kmほどの場所にある『ウボン・ジェオホン』と、タイ東北地方マハーサーラカーム県の『スワンアハン ジェオホン タオコンヤン』の2店舗だけ。
このジェオホンを日本人にもっと知ってもらいたく、バンコクの店を探してみたところ、なんとナイトマーケット「THE ONE RATCHADA」の敷地内にありました!
THE ONE RATCHADAと共にオープンした「ウィリンジェオホン」
THE ONE RATCHADA内で見つけたのは『ウィリンジェオホン(วิรินทร์แจ่วฮ้อน)』。
2階にある洒落た店舗で、スタッフに聞くとTHE ONE RATCHADAのオープンと同じタイミングで開店したそうです。
こちらのジェオホンには豚肉(359THB)と牛肉(399THB)の2種類あり。
そのほかにも各種イサーン料理をはじめ、タイ料理が揃っています。
メニューを見るとジェオホンの説明に「Vietnamese Style」と表記されているけど、どういうことだろうか…。
ベトナム料理が起源だといわんばかりです。(ほんとうはそうなのかも)
僕は豚肉のジェオホンをご指名。
そしてお供はチャンビールでございます。
クセがなく食べやすいジェオホン
僕が過去、2店舗で食べたジェオホンはスープの色が茶色く濁っていましたが、こちらのスープはうっすら茶色い程度でそれほど濁っていない。
ナムチムはチムチュムでもよく使われているナムチムジェウです。
スープは見た目通りそれほどクセはなく食べやすい。
粉唐辛子がどっさり入ったナムチムジェウをかけて、スパイシーに仕上げればビールに合う合う!
スタッフに聞くとスープで使っている素材は、レモングラス、バイマックルー、ガランガル、にんにく、豚と言っておりました。
スープの味や色味からすると、キーピアは使われていないでしょう。
『ウィリンジェオホン』のジェオホンはチムチュムに似たスープの風味で食べやすく、しかも立地抜群。
ジェオホン未体験者ならココで初挑戦してみてください。
ジェオホンはTikTokでも紹介!
今回取り上げたジェオホン専門店『ウィリンジェオホン』は、TikTokで動画でも紹介しています。
こちらも視聴して、お店の雰囲気を感じてください。
店名 | ウィリンジェオホン/วิรินทร์แจ่วฮ้อน |
営業時間 | 16:00-23:00 |
Google Map | https://goo.gl/maps/9DTztdqHYcRmwGCk8 |
備考 |