※2020年10月:動画を追加しました。
「ここにも鉄板を使った屋台がありますよ」
私の心をぐっとつかむメッセージを送ってくれたのは、いつもブログをご覧いただき、ときどきコメントを残してくださるSさん。
つい先日、カオサン近くにある鉄板スキー屋台の記事を見て思い出したようです。
「カオサン至近で激旨な「スキー鍋」をつつく!」
ちなみにこのお店、動画でもアップしました!
【動画】カオサン近くの屋台で鉄板鍋スキー!
Sさんから伝授いただいた鉄板のお店はヤワラー(中華街)にあると言います。
マップで見ると、2種類の貝しかメニューにない屋台のすぐ近く。
筋が1本違うだけです。
かなり混雑するようなのでオープン時間ぴったりの18時に来店しました。
すでにテーブルは路上に並べられており、準備万端のよう。
それどころかすでに座って待っている客までいて、彼らも食べる準備万端です。
「そこに座って待ってて」
テーブル席は用意できているけど、調理場の準備がまだ整っておらず料理の提供まではしばらくかかる様子。
それまでメニューでも眺めながら時間をつぶすことにしました。
この店の王道といえばスキーの鉄板鍋っぽい。
でもカオサンで食べたばかりですし、しかもかなり気になる料理がメニューに載っているんです!
鉄板鍋のラートナー!!
ラートナーとは麺にあんかけのスープをかけた麺料理です。
ラートナーの鉄板バージョンは、注文鉄板!
もう1品はスキーにしようかと考えていたところ、店員が注文を取りにきました。
「ラートナーとオースワン!」
スキーを頼むはずが、なぜか口が勝手に「オースワン」と発言。
勝手に発言、とはいえ私の大脳が指示しとるわけですが。
ということで、本来注文すべきスキーはありません。
鉄板ラートナーとオースワンです。
まずはラートナーからご覧いただきましょう。
鉄板に乗っているのはセントートという、太麺のセンヤイを揚げたもの。
エビやイカなどが入った具材とスープは別皿で運ばれ、テーブルの上で鉄板にぶっかけます。
これがダイナミック!
高温に熱せられた鉄板にスープがかかり、瞬時にして沸騰。
「ジュジュジュジュー!!」と凄まじい旨そうな音を立てるわけです。
この音だけで食欲にが倍増しますよ!
さきほど触れたセントートですが、初めてお目にかかった麺です。
作り方の行程を見ていると、センヤイを生卵と小麦粉を溶いた汁で揚げた麺のよう。
卵は半熟で、2つに割るととろりとした黄金色の黄身が現れます。
このセントート、半熟卵と揚げたセンヤイが一体となり、いままでに食べたことのない食感で旨い!
おすすめです。
2品目のオースワンも熱々の鉄板で登場し、食欲をそそる音をたてて刺激極まりない。
高温の鉄板によって表面はカリカリに仕上がっています。
オースワンといえばヤワラーの「ナイソウ」で食べた以来ですが、改めて思ったのは「私はオースワンが好きだ」という事実。
ここ『クルーア ポーン ラマーイ』のオースワンもレベルが高く、熱々で、額から流れる汗をそのままに完食しました。
開店したのは18時30分ごろ。
私が食べ終わったのが19時過ぎですが、そのころになると路上に並べられた席はほぼ満席。
食べている時は気付かなかったんですが、かなり店から離れた場所までテーブルが並んでいます。
これほど客が多ければ店員が忙しいのは当然でしょう。
こちらがオーナーのマンゴンさん。
客から注文を受けては厨房へ伝達し、客席へ戻り再度注文を受ける。
それをずっと繰り返しているため、手があいた隙を見ては少しインタビュー。また次の合間にインタビュー、といった小刻みな会話で話しを聞かせてもらいました。
創業したのは30年ほど前。根っからのヤワラーっ子で父親が中国からタイへ渡ってきた華僑だと言います。
「3年ほど前に日本の雑誌が取材に来たよ」
さすが人気店。
日本の雑誌だけではなく、他国やタイの媒体でもたくさん取り上げられているのでしょう。
走る回るマンゴンさんを撮っていたら、忙しい最中、厨房を取り仕切っている奥さんとのちょっとした会話で見せていた笑顔が印象的でした。
クルーアポンラマイをYouTubeでも紹介しています
【SHOP DATA】
「クルーアポンラマイ(ครัวพรละมัย)」
TEL:081-823-0397
OPEN:18:00-2:00(月曜日休み)
ADDRESS:64 Plaeng Nam Rd, Samphanthawong, Samphanthawong, Bangkok 10100
PRICE:ラートナー(豚)60B、(海鮮)70B、オースワン100B