バンコクの中華街ヤワラートにワット・トライミット(WAT TRAIMIT WITTHAYARAM WORA WIHARN)という有名なお寺があります。
私は何度も前を通り過ぎたことがありますが、有名でありながら一度も脚を踏み入れたことがない不届きものでした。
ワット・トライミットとはタイ国政府観光庁のウェブサイトを見ると、以下の説明が記載されています。
チャイナタウンのヤワラー通りの終わりにあるこの寺院には、約700年前に造られたといわれる仏像があります。全重量5.5トンの金で鋳造されているこの座像は、以前は漆喰で覆われていました。1953年、安置されていた廃寺ワット・プラヤーグライの取り壊しにともなう工事の最中に落下して漆喰が割れ、中から黄金の仏像が現れたといわれています。
工事の途中で落下したことによって中から黄金の仏像」って、事故がなければ永遠に閉じ込められたままだった可能性もあったわけですか…。
せっかく近くまで来たので在住数年目にして初めて内部へ。
有名なだけありタイ人は当然ながら、外国からの観光客の姿も散見できます。
私が初めてワット・トライミットへ訪れたのはここへ来るためが目的ではなく、ここから徒歩2分ほどの場所にあるカオマンガイ屋を目指していたのです。
「ピチャイガイトーン(Pichai Kai Ton)」
オープンして40年以上が経つ老舗です。
カオマンガイフリークの中でもあまり知られていない店なのですが、隠れた名店としてタイ人からは人気が高く、昼過ぎに行ったところすでに鶏が1羽しか吊られていませんでした。
この「ピチャイガイトーン」は、以前紹介したカオムーデーンの名店「シーモラコット(Simorakot)」と目と鼻の先。
この店は行列ができる超人気店ため、存在感が陰ってしまっている感はあります。
存在感では負けていますが、店内を見ればこの店がどれほど注目されているか、一目瞭然。
掲載された記事や有名人との写真がたくさん掲げられています。
来店した日には店主はおらず、娘さんが切り盛りしていました。慣れない英語を使って一生懸命、レシピなどを説明してくれたのは大変ありがたいのですが
「ご飯にはショウガとニンニクとオイル、そして鶏のスープに後はね、ミルクを入れてるのよ」
と大事なレシピまでも私に伝授。
後を継ごうかな…。
さて、カオマンガイとカオマンガイトーの2皿です。
ご飯はさほど脂っこくなくあっさり。2皿でもペロリと食べられました。
パクチーが添えられている点もよろしいかと。鶏は柔らかくて当然ながら高得点。
店主がいるときは横でクイッティアオを作っているという娘さん。
彼女いわく、1日に仕入れる鶏は7羽だそうです。
営業は夕方までやっていますが、早めに来店しなければ売り切れてしまうかも。
【SHOP DATA】
「ピチャイガイトーン(พิชัยไก่ตอน)」
TEL:02-233-8941,02-238-3778
OPEN:7:00-14:00,15:00-18:00
PRINCE:カオマンガイ(並)50B (大)60B カオマンガイトー(並)50B (大)60B