今回取り上げるクイッティアオ屋はBTSバンジャーク(Bang Chak)駅が最寄り。
いままで一度も訪れたことがないだけに、界わいに何があるんだろうとインターネットで軽く調べてみたら、見事に何もない。
いや1つだけヒットしたのは『ジムトンプソン』のアウトレット。
なぜ観光客が来ないような場所で営業しているのか…。
と、のっけからバンジャーク駅付近について触れましたが、実は私が訪れたのは初めて。
仕事で来ることもなく、知人が住んでいるわけでもなく、所用もなく、このたび初めて来訪したのは創業26年のクイッティアオ屋「テン チャイ フアッド(Teng Chai Huad)」に来店するためでした。
4杯食べるツワモノも!
バンジャーク駅2番出口を降りて数メートル歩くと、スクンビット ソイ60/2が現れ、これを越えてまた数メートル進むと見えてきます。
外から見るとなんてことはないクイッティアオ屋。しかーし!
壁に貼り出されている写真や記事をご覧頂ければ、この店が一目置かれている存在だと気付くはずです。「Teng Chai Huad」がこれほど注目されているのは、ルークチンの旨さ。
すべて自家製です。
もう一点、麺も自家製。
澄んだスープは優しく、旨い。このままでも旨いし、私は調味料を一切入れること無く食べていたのですが、気になったのはテーブル上にある小さな袋に入った揚げ物。
魚の皮などを揚げたもののようで、スナック感覚でそのままボリボリ食べてもいいのですが、私はクイッティアオに投入!
パリパリ感で満たされていた衣は、ゆっくりとクリアスープを吸収し、新たな魅力を身に付けていくわけです。ちなみに私の隣で食べていたタイ人男性は、テーブルの上に丼が4つほど並んでいて、それでもまだ黙々と麺を啜っていました。
ここのクイッティアオなら4杯食べられる!
かもしれません。
まさかの食い逃げ!?
「Teng Chai Huad」は写真でメニューが選べるよう、壁に掲げられています。
ローカルエリアにあるクイッティアオ屋なので、外国人にとってこれは便利。
麺はセンヤイ、センレック、センミーからチョイス。
厨房に立ち麺を湯がくのは店主の息子であるギューさんです。オーナーは上半身にタイの刺青(サクヤン)があちこちに入っている、強面のおじさん。
しかし喋ると非常に温和な方で、優しさが滲み出ている方でした。
クイッティアオを食べ終え、一通り話を伺い、店内などの撮影が終了したところ、店主が深刻そうな表情を浮かべ他従業員たちと話しています。
耳を立てて聞くと、私の向かい側に1人で来店していた女性が、会計をせずに帰ってしまったよう。
食べ終わった後、スマホで店内を撮ったりしていたのは見ましたが、まさか食い逃げするとは。
食い逃げしようと思っていたわけではなく、ただ会計するのを忘れていただけかもしれないけれど。
そういえば、食い逃げってタイ語でなんていうんだろう。
英語でも知らないことに気付いた…。
ご存知の方、ぜひコメント欄でお教えください!
【SHOP DATA】
「Teng Chai Huad(เต็งใช้ฮวด)」
TEL:02-311-7195
OPEN:8:00-17:00(月に不定休で2日休み)
ADDRESS:Sukhumvit Soi 62 separate one house number 135 Chak Wan Bangkok 10260.
PRICE:クイッティアオ ルークチン60B〜
FACE BOOK:https://www.facebook.com/TengChaiHuad