2023年12月、本ブログで「グルメ旅行者必見!バンコク厳選パッタイ専門店10選」という記事を公開しました。
わたしが選んだバンコクのパッタイ屋を10店舗紹介するという記事です。
この記事は、私が厳選したバンコクのパッタイ店を10店舗紹介したものですが、改めて読み返してみてあることに気づきました。
意外と「屋台のパッタイ屋」が少なかったという点です。
10店舗の中で完全に屋台として営業しているのは『アーチュアンパッタイ カノムパックガード』と『ウォンパッタイ』の2店舗のみ。
ナイトマーケットや市場では定番中の定番であるパッタイですが、いざ街中に目を向けてみると、路上で屋台営業している店はそれほど多くないのが実情のようです。
そんな希少とも言える「パッタイ屋台」の中で、地元のタイ人から絶大な支持を受けている隠れた名店があります。
それが今回ご紹介する『パッタイ ヤーイデーン(タオターン)(ผัดไทยยายแดง (เตาถ่าน))』です。
外国人ゼロのローカルエリアで、30分待ちの洗礼を受ける!
お店を構えているのは、MRTスティサン駅から徒歩15分ほどの場所。
路上にテーブル席を並べた、正真正銘の「屋台」です。

在住者であろうと観光者であろうと、外国人が足を踏み入れるようなエリアではないので、来店するほぼ100%がタイ人。
営業開始とともに注文の電話が鳴り響き、テイクアウトやイートインの客が後を絶たないほどの大人気っぷり。
わたしが17時30分ごろに到着したときには、すでに「30分待ちだよ」と告げられるほどの盛況ぶりでした。

大きな中華鍋の前で調理を担当するのは、寡黙な男性店主。
口数は決して多くありませんが、大量のパッタイを一心不乱に炒め続けるその姿は、まさに「パッタイ職人」そのものです。

奥様と思われる女性に少しお話を伺ったところ、なんと創業して50年以上とのこと。
店名にある通り、もともとは「デーンお婆ちゃん」が始めた歴史あるパッタイ屋なのだそうです。
カリカリの「ガークムー」がアクセント!50年愛され続ける職人技の一皿
テーブル席でじっと待つこと30分。
運ばれてきたパッタイには、とあるものがたっぷりとトッピングされていました。

これは「ガークムー(กากหมู)」と呼ばれるもので、豚の脂身や皮をカリカリに揚げたもの。
日本でいう「豚の油かす」と表現すれば分かりやすいでしょうか。

麺は細麺のセンレックを使用。調理風景を眺めていて興味深かったのは、その炒め方です。
一度に数人前という大量のパッタイを作るためか、強火でサッと仕上げるのではなく、じっくり時間をかけてソースを麺に吸い込ませるように炒めていました。

この独自の調理法こそが、他店とは一線を画す旨さの秘密なのかもしれません。
調味料を極限まで吸い込んだ麺は、もっちりとした食感だけでなく、染み込んだ深いコクと香ばしさをダイレクトに楽しむことができます。


メニューはパッタイ1品のみ。その潔い勝負強さと、50年以上暖簾(のれん)を守り続けてきた実力が、この一皿に見事に凝縮されていました。
| 店名 | パッタイ ヤーイデーン(タオターン)/ผัดไทยยายแดง (เตาถ่าน) |
| 営業時間 | 16:30-21:00 |
| 定休日 | 月曜日 |
| Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/XC6zgpcboW2AER9DA |



