2021年1月:『ノンリムクローン』は移転したので、改めて記事を執筆しています。
https://gekiuma.net/nonrimklong/
エカマイ通りを2kmほど北上し、左に伸びるエカマイソイ21を入っていくと小汚い運河に出会えます。
汚臭すら漂ってきそうなこの運河のすぐ側で営業する『ノンリムクローン』は、バンコク在住者だけではなく日本在住のタイ料理通の間で話題になっている屋台です。
シチュエーションはとても良いとは言えない立地場所ですが、タイ人はもちろん、欧米人をはじめ中国人や韓国人、日本人と、多数の外国人も来店し、空席がないことは珍しくありません。
目次
人々を魅了する「カイコンプー(ไข่ข้นปู)」
『ノンリムクローン』をここまで有名にしたのは、とある一品。
カイコンプー(ไข่ข้นปู)という料理で、蟹の身を卵で炒めた、タイ料理ではあまり見かけないメニューです。
卵と蟹が嫌いでなければ、このビジュアルだけで空腹感をもよおしてくれる罪な奴。
食欲刺激度の高いこと甚だしい!
とろとろ&ふわふわ&うまうま!
ふんわりとした卵、その卵に比して蟹の身が多いこと!
卵と一緒に炒められたキャベツはほんのりとした甘みを発揮し、卵+蟹の身+キャベツの組み合わせは、私を幸せの頂点へ運んでくれるほどの魅力です。
これはほんとに旨い!
ママーパットキーマオプー(มาม่าผัดขี้เมาปู)
そしてもう一品オーダーしたママーパットキーマオプー。
ママー麺を蟹の身と炒めた麺料理です。
一般的なパットキーマオはバジルなど数種類の具材を使ったものが多いですが、『ノンリムクローン』のものは蟹の身、青唐辛子、エビだけのシンプルな仕上がり。
シンプルな料理だけに調理人のセンスが色濃く表れていて、これも旨い!
きっとどのメニューを注文しても満足度の高い料理が出てくると思います。
創業して20年以上の屋台『ノンリムクローン』
私は朝一番に来店したところ、タイ人客だけではなく、中国人や韓国人客の姿もありました。
屋台とはいえ、注文を取っている中年男性は英語が少々話せるので、国際色豊かな客人に対しても対応可能。
私はてっきりこの男性がお店のオーナーだと思っていたんですが、彼に聞くと、調理場でフライパンを振っている女性がオーナーだと言います。
常にオーダーが入り調理に集中していたので、彼女から話を伺うことはできませんでした。
代わりに男性が応対してくれることに。
「創業してからは20年以上経っているよ。エビなどの具材をどこから買ってるかって? それはオーナーに聞かないと分からないなぁ」
小さな屋台ですが数名のスタッフが働いていて、その中の一人はエビの皮を剥く作業にずっと従事。
毎日ものすごい量のエビを調理に使うのでしょう。
『ノンリムクローン』への行き方
最寄駅はBTSエカマイ駅ですが店まで2kmほどあるため、徒歩で行くのであれば30分以上は覚悟しましょう。
徒歩以外ならばタクシーか、エカマイ通り沿い『Major Cineplex』あたりからバイクタクシーに乗り、エカマイ・ソイ21と伝えればOK。
”ふわとろ”のカイコンプーをご賞味あれ!
【SHOP DATA】
「ノンリムクローン(หน่องริมคลอง)」
TEL:086-044-9478
OPEN:8:30-16:30(月曜日休み)
ADDRESS:30 Ekkamai 21 Alley, Khlong Tan Nuea, Khet Khlong Tan Nuea, Wattana Bangkok 10110
PRICE:カイコンプー200B、ママーパットキーマオプー200B
Facebook:https://www.facebook.com/%E0%B8%AB%E0%B8%99%E0%B9%88%E0%B8%AD%E0%B8%87%E0%B8%A3%E0%B8%B4%E0%B8%A1%E0%B8%84%E0%B8%A5%E0%B8%AD%E0%B8%87-700470243344727/