バンコクにはいくつかイサーン料理店の激戦区がありまして、そのひとつが戦勝記念塔近くのランナム通り。
この辺りは有名ですが、あまり知られていないエリアですとPhet Phra Ram通りがあります。
エアポートリンクのラムカムヘン駅から近く、この通りには人気イサーン料理店が並び、日夜しのぎを削っている激戦区です。
なぜPhet Phra Ram通りにこれほどイサーン料理が並ぶようになったのか…。
ここからはわたくしの勝手な憶測になりますが、しばしお付き合いください。
Phet Phra Ram通りの南端には東西を走るペッブリー通りがありまして、この通りにはマッサージパーラー(MP)と呼ばれる風俗店が並んでおります。
ペッブリー通りのMPで働く女性たちはイサーン出身者が多いことから、おのずとPhet Phra Ram通りにイサーン料理店が増えていく。
そうなると、イサーン出身者たちの肥えた舌を満足させなければ、ライバル店たちに客を取られてしまう。
そういった競争原理が働くことで、Phet Phra Ram通りのイサーン料理店はレベルが上がり、人気店ばかりになったとわたくしは推察するのであります。
前置きが少々長くなりましたが、今回紹介するお店は激戦区Phet Phra Ram通りの『ラープペットボーシー(ลาบเป็ด ป.4)』です。
ラムカムヘン駅が最寄りの【ラープペットボーシー】
Phet Phra Ram通りで日々、イサーン料理店たちが激しい戦いを繰り広げている中、どのお店を取り上げようかと迷いに迷い選んだのは、執筆時点でGoogle Mapのレビューがもっとも多かった『ラープペットボーシー』。
お店まで行く手段としてわたくしが利用したのはGrabバイクでした。
公共交通機関を利用するならエアポートリンクのラムカムヘン駅が最寄り。
Google Mapで測定したところ徒歩10分ほどです。
席数はそれほど多くないですが、店内にはステージもあり、毎夜歌い手がここで演奏を披露しているようです。
メニューはタイ語オンリーのものしかないと思ったら、写真と英語併記が掲載されたメニューも有り。
英語版のメニューにも全メニューが載っているので助かりますなぁ。
店名にもなっているラープペットに感動!
店名のラープペット(ลาบเป็ด)はアヒル肉のラープのこと。
メニューの一番最初に表記されているだけに、オーダー必須の料理でしょう。
肉がとにかくジューシーで柔らかく、味付けが絶妙でこれが旨い!
ラープペットを食べてこれほど感銘を受けたことがなく、わたくしがこれまで食べてきた中で間違いなくナンバーワンです。
どのような味付けをしているのかと、お皿をしげしげとお眺めてみたところ、赤い肉汁が目にとまりました。
これはナムプリックパオなのか…。
それほど辛くもありませんし、『ラープペットポーシー』に来たらぜひ食べてもらいたい一品です。
【ラープペットボーシー】おすすめ料理はどれも旨い
激ウマなラープペットの他には、おすすめメニューから数品を選びました。
続いてはガイヤーン。
他料理の提供時間は早かったのに、ガイヤーンが出てくるまで10分ほどかかったのは、注文を受けてから炭火で再度グリルをしていたのでしょう。
(来店したのは17時ごろだったこともありお客さんはそれほどおらず、忙しかったわけではありませんでした)
それにしても、揚げたニンニクをまぶしたガイヤーンは珍しい!
ほのかに甘みのある下味が付けられたガイヤーンは香りが良く、地鶏ならではの弾力もあり食感も素晴らしい。
そして3品目は、アヒルのクチバシを揚げたパックペットトートです。
店によっては肉があまり付いていないこともあるのですが、ここのは肉付きが良くビールが進む。
ソムタムはおすすめメニューにあった、ソムタムクンソッド(生エビのソムタム)です。
普通の味付けか、プラーラーを入れる味付けかを選べたので、わたくしはプラーラーVerにいたしました。
青パパイヤはピーラーでカットせず、包丁を使ったものなので不揃いなのですが、こちらの方が細いものと太いものが混在しているため、食感がそれぞれ楽しめて好き。
特筆したいのは生エビです。
おすすめメニューに生エビ入りのソムタムを入れてくるのは珍しいんですが、一口いただき納得しました。
生エビが新鮮で旨いんです!
おすすめ品にクンパオ(エビの炭火焼き)も入っていたので、エビには自信があるのかもしれません。
最後に紹介するのはチムチュム。
出汁はふつうでしたが、甘みと深みのある付けダレに惚れました。
しかもお値段がなんと180バーツ!
今のご時世、豚肉のチムチュムは200バーツ超えが当たり前になってきたので、チムチュムファンにとっては嬉しい価格設定です。
【ラープペットボーシー】のおすすめメニュー
英語が併記されたメニューも有りますが、おすすめ品だけカタカナ表記した料理名を載せておきます。
注文した全品があたりだったので、『ラープペットボーシー』は西尾のリピート店に入れました。
ラープペットポーシー/ลาบเป็ด ป.4
ペットデッディアオ/เป็ดแดดเดียว
パークペットトート/ปากเป็ดทอด
トムセープペットモーファイ/ต้มแซ่บเป็ดหม้อไฟ
ソムタムクンソッド/ส้มตำกุ้งสด
ソムタムプーマー/ส้มตำปูม้า
ソムタムプラードゥックフー/ส้มตำปลาดุกฟู
ソムタムトゥンナンガイトート/ส้มตำถั่วหนังไก่ทอด
ヤムプラードゥックフー/ยำปลาดุกฟู
ガイヤーンポーシー(テムトゥア)/ไก่ย่าง ป.4 (เต็มตัว)
ピークガイトートクリア/ปีกไก่ทอดเกลือ
コームーヤーン/คอหมูย่าง
ヌアノンラーイルアクチム/เนื้อน่องลายลวกจิ้ม
ヌアヤーン(ヌアオーストラリア)/เนื้อย่าง (เนื้อออสเตรเลีย)
スアローンハーイ(ヌアオーストラリア)/เสือร้องไห้ (เนื้อออสเตรเลีย)
チムチュムヌアノンラーイ/จิ้มจุ่มเนื้อน่องลาย
トムセープグラドゥークオンモーファイ/ต้มแซ่บกระดูกอ่อนหม้อไฟ
プラータップティムパオ/ปลาทับทิมเผา
プラーチョンペサ/ปลาช่อนแป๊ะซะ
プラーチョンヤムサムンパイ/ปลาช่อนยำสมุนไพร
プラーガポントートナムプラー/ปลากะพงทอดน้ำปลา
ミヤンプラーガポン/เมี่ยงปลากะพง
プラームックカイヌンマナオ/ปลาหมึกไข่นึ่งมะนาว
プーマードーン/ปูม้าดอง
プーニムトートガティアム/ปูนิ่มทอดกระเทียม
クンパオ 1ロー/กุ้งเผา 1 โล
ガップゲーム/กับแกล้ม
サイペットトート/ไส้เป็ดทอด
クンフォイクアソンクリアン/กุ้งฝอยคั่วทรงเครื่อง
メットマムアンソンクリアン/เม็ดมะม่วงทรงเครื่อง
フレンチフライ/เฟรนฟราย
ナンガイトート/หนังไก่ทอด
店名 | ラープペットポーシー ラマ9世支店/ลาบเป็ด ป.4 สาขา พระราม 9 |
営業時間 | 11:00-04:00 |
定休日 | 基本無休 |
Google Map | https://goo.gl/maps/kASsUb2L8rmKmuft8 |