これまでガパオライスといえばタイでは、食堂にあるひとつのメニューに過ぎませんでした。
ところがここ数年、バンコクではガパオライス専門店が急増。
本ブログで紹介した店だと、BTSチョンノンシー駅すぐにある『PROW เพรา 』があります。
進化しつつあるバンコクのガパオ店事情ですが、またひとつオリジナルメニューを出すガパオ専門店に出会いました。
シーロムにある『ガパオクンポー(กะเพราคุณพ่อ)』という店です。
目次
インド寺院近くで2017年に開業したガパオライス専門店
まず場所ですが、最寄駅はBTSチョンノンシー駅。
最寄りといっても徒歩10分以上はかかる立地で、近くにインド寺院の「ワットマハーウマデヴィ(วัดพระศรีมหาอุมาเทวี)」が建っています。
ここから北にある市場へと歩き、左手におしゃれな店舗が見えてきたら『ガパオクンポー』です。
僕は数年前に、近くで事務所を構えていたのでこの界隈はちょこちょこ歩いていたのですが、まったく気付かなかった…。
Facebookで創業年を調べてみると2017年!
どうやら僕の目が節穴だったようです。
オリジナリティーを発揮したガパオライス2品
おしゃれな店内にちょこんと座ると、スタッフが僕にQRコードが記載された紙を手渡してくれました。
これを読み取ればスマホにメニューが表示されるという仕組みのようですが、すべてタイ語表示なのでなかなかハードルが高い。
それでも頑張ってタイ語を解読し、操作を進めていくとずらりとガパオメニューが並んでいます。
豚ひき肉などの一般的なガパオライスもありますが、僕が気になったのはカオガパオカイコンクン(ข้าวกะเพราไข่ข้นกุ้ง)。
こんもりと盛られたご飯にとろとろの卵焼きが覆いかぶさっていて、その上にエビやガパオがトッピングされている。
映える写真に心を射抜かれた僕はこの1品と、店がおすすめする牛挽肉のガパオライス2品をオーダーしました。
カオガパオカイコンクン/ข้าวกะเพราไข่ข้นกุ้ง(199バーツ)
こちらがメニュー写真を見て惹かれたガパオライス。
オムライスのようにご飯を半熟卵で包み、揚げたエビとガパオを乗せて彩りも鮮やか。
卵の半熟さがとろとろで、下味が付いた揚げたエビと共に強烈なインパクトを与えてくれます。
ただ、エビや半熟卵といった主役級の出現ゆえにガパオの存在感が薄れてしまい、ガパオは彩りの役割が大きくなっているような気さえする…。
カオガパオヌアサップコークンパットプリックゲーンタイ/ข้าวกะเพราเนื้อสับโคขุนผัดพริกแกงใต้(139バーツ)
上記の一皿でも満足なんですが、ガパオ感が薄かったので、もう1品追加注文してしまいました。
こちらは店が推すコークンというタイビーフを使ったガパオ。
それだけでもスペシャル感がありますが、このメニューではコークンの牛ミンチ肉をレッドカレー味に仕上げています。
牛ミンチはさすがコークンを使っているだけあり柔らかくて味わいがあり、レッドカレーの風味が香り、適度にスパイシー。
そしてガパオがきっちり存在感を示し唯一無二の逸品になっていて、これは素晴らしい。
ガパオライスが100バーツを超えているので、一般的な価格よりも高く映りますが、使っている食材やお店の雰囲気を勘案すると妥当な価格だと思います。
ガパオライス好きなら通いたい専門店
僕が注文した2品のほかに、ママー麺やパスタを使ったガパオなどオリジナルメニューを豊富に揃えているのもポイント。
僕個人的にはママー麺のガパオが食べたいんですよね〜。
魅力的なメニューが多いだけに、幾度か足を運んでいろんなガパオメニューを味わってみたい!
ポイント
僕はQRを読み込んで注文しましたが、レジの奥にはメニューブックもありました。
そちらでの注文の方が楽チンだと思うので、スタッフに伝えてみてください。
お店情報
ガパオクンポー/กะเพราคุณพ่อ
TEL:0655099693
OPEN:10:00-20:00(基本無休)