タイ中部 [料理名]モーファイ(火鍋)

バンカチャオの名店で至極のモーファイ鍋を!【クイッティアオ プーン】

2021-01-20

バンコクのクロントゥーイからチャオプラヤー川を渡ったところに広がるバンカチャオと呼ばれるエリア。
ここはバンコクではなく隣県サムットプラカーン県に属し、「バンコクの肺」という別称を持っているように自然豊かな地域です。
隣県とはいえクロントゥーイから渡し船に乗船するとわずか数分。バンコクの中心部からも気軽に行けることから、タイ在住者でこのエリアを訪れる方は少なくありません。
かくいう私もしかり。
移住して数年したころに初めてバンカチャオを訪れております。
バンカチャオの定番は、レンタル店で自転車を借りてのサイクリングツアー。
緑が溢れる田舎道を、自転車でのんびり走らせると心地よろしいことこの上ございません。

数年ここを訪れていなかった私ですが、ふとこの地を思い出し、先日1人っきりで渡し船に乗船しバンカチャオへと上陸いたしました。

バンコクから10分 自然豊かなバンカチャオへ

バンカチャオへの交通手段としておすすめなのは、クロントゥーイ船乗り場から発着している渡し船に乗船する方法。
バンカチャオ船乗り場へは2、3分で到着するうえ、レンタル自転車店が船乗り場にあるので初めて訪れる方でも迷い知らず。
自転車はママチャリが60バーツ、マウンテンバイクタイプが80バーツで丸一日レンタルすることができます。

クロントゥーイの船乗り場Map

クロントゥーイの船乗り場から出ている渡し船

ボートを降りたらすぐレンタル自転車屋!

車の通りもすくないのんびりした道を走れます

自転車1台がぎりぎり通れるような細い道も

地元の人々の生活も垣間見ることができます

バンカチャオの名店『クイッティアオ プーン』でモーファイ鍋!

バンカチャオにはいろんな見どころがあるのですが、その詳細はまた次回に譲るとして、私が昼食として狙っていたのが『クイッティアオ プーン』。
牛肉や豚肉の煮込みをトッピングしたクイッティアオが評判との情報を掴んでいたので来店いたしました。
ママチャリを店の前に停め、店内を覗くと空席がほとんどない!
評判であるのは周知でしたが、まさかここまで賑わっているとは。
期待に胸が弾み、心拍数が早くなってきましたが、冷静にならねばと深呼吸をひとつ。
まずは空席を探さねばと見渡しながら店内を歩いていると、とある客のテーブル上にモーファイ鍋が乗っているのを見つけてしまった!

クイッティアオ プーン(ก๋วยเตี๋ยวปลื้ม)

空席がほとんどありませんでした

タイの有名人も来店しているよう

垂れ幕のメニューもあります

私はこのカウンター席へ着席

煮込まれた豚肉がどっさり

私は以前からいろんな場所で公言しているように、モーファイ鍋をこよなく愛しております。
「モーファイ鍋」は専門店というのはほとんどなく、牛肉煮込みクイッティアオ(クイッティアオ・ヌアトゥン)の店にあるメニューで、煮込んだ牛肉や豚肉をモーファイという鍋で提供してくれることから、モーファイ鍋と呼ばれるようになりました。
バンコクでモーファイ鍋を食べてみたいという方は、以下の記事で数店舗を取り上げています。

クイッティアオを食べる気満々で来店していた私ですが、気持ちはすっかり入れ替わり頭の中はモーファイ鍋一色に。
かろうじて空いていたカウンター席を陣取り、注文しようと試みるもののスタッフたちは忙しく商品を運んでいて飢えている私にまったく気付きやしない…。
こうなったら直談判しかないと、席を立ち上がり女性店主のもとへ向かいました。

「牛肉のモーファイ鍋をください」

私は彼女の目の前に立ちふさがり、行く手を遮りながらオーダー。
すると彼女、私のオーダーを聞くや悲しい現実をお知らせしてくれたのです。

「今日はもう牛肉は品切れなんだよ」

まだ13時過ぎでっせ、社長!!!
まだまだ客が来店するであろう時間帯であるにも関わらず、すでに牛肉煮込みは売り切れてしまったという。
「なぜもっと早くに自宅を出発しなかったんだ!ヤスハルの馬鹿野郎!!」
3秒ほど自分を責めまくったのち、商品を豚肉の煮込みモーファイ鍋に変更いたしました。

熱々のモーファイ鍋を額に汗を流しながらかき込む!

いとしのモーファイ鍋!

ほぼ満席になるほど混雑しているため、私の目の前にモーファイ鍋が運ばれてきたのは注文してから20分ほどが経ってからでした。
炭火で熱せられた鍋には豚肉や内臓系、ルークチン、もやしなどがどっさりと入っており、もうもうと湯気があがり、独特の香りを振りまいている。
まさかバンカチャオでモーファイ鍋に出会えるとは思っていませんでしたが、これは出会うべくして出会った運命なのでしょう。
Sonyのカメラでいろんな角度からの撮影を終えると、スープスプーンを手に取り、具材やスープをすくい上げ取り皿に。
優雅な香りだ。
数秒ほど香りを堪能し、まずは豚肉を一口。
しっかりと煮込まれているため、口の中でほろほろと崩れる豚肉は、私を半眼にさせ、恍惚の極みへと誘ってくれる。
はふぅ。
甘みのやや強いスープは深みとコクを楽しませてくれ、半眼だった瞼を閉じてうっとり。
そこからは意識が遠のき、気づいたらモーファイ鍋も白ご飯もすっかり平らげておりました。

【SHOP DATA】
「クイッティアオ プーン(ก๋วยเตี๋ยวปลื้ม)」
TEL:0876984030
OPEN:08:00-15:30
PRICE:豚肉煮込みのモーファイ鍋170バーツ 牛肉の煮込みモーファイ鍋220バーツ

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