先日、ひさびさにホイクワンへと出かける用事がありました。
地下鉄MRTホイクワン駅周辺です。
時間は午後3時。
朝から何も食べていない私の腹部からは、食物も求めるかのようにきゅるきゅると可愛い空腹音が鳴り響く。
あてもなくホイクワンの交差点を西へ進み、しばらく行くと『NOI SEAFOOD』が見えてきました。
ここは有名なタイシーフード店で、夜遅くまで開いていることから、深夜0時を過ぎると夜の店で働く蝶たちが集うことでも知られています。
目次
偶然にもタイカレーをたくさん揃える店を見つけた!
とはいえ、私は2年以上来店していませんし、ブログでも取り上げたことがない。
取材ついでに立ち寄ってみるかと覗きこんでみると、オープン準備中!
さすがにまだ早かった…。
このままだとランチ難民のままディナータイムを迎えてしまう。
『NOI SEAFOOD』から目をそらし、左手の店に視線をやると、パットに入れられた旨そうなカレーが並んでいる。
こんな店あったかいな…。
店頭には、マッサマンカレー、グリーンカレー、イエローカレーといった、各種タイカレーが勢ぞろい。
これは、よもやの出会い。
店員の女の子に数種類のカレーを告げ、カウンター席へと腰をおろしました。
店内はありきたりな食堂然としておらず、アンティーク感のある写真などを掲げ、いまふうな雰囲気。
カウンターテーブルに並べられている野菜類を見ると、カノムジーンやカオソーイもあるのでしょう。
さて、数種類あるタイカレーなどの中から私が選んだのはこの3種。
マッサマンカレー(ゲーン・マッサマン)
2011年、CNNインターナショナルのCNNGoが「世界で最も美味な料理ランキング50」で1位に選出したことにより、瞬く間に知名度があがったタイカレー。
タイ南部のカレー料理であり、辛さはなくほんのりとした甘みが特徴です。
日本国内では昨年、マッサマンブームに乗った日清が「マッサマンカレーヌードル」やら「マッサマンカレーメシ」などのインスタント食品まで販売する事態に。
話を戻し、こちらのマッサマンはほんのりとした甘さがあり、煮込まれていますが柔らかすぎない鶏肉が楽しめます。
グリーンカレー(ゲーン・キアオワーン)
日本人の間で、これほどグリーンカレーの知名度が広がったのはなぜなのか…。
訪タイ未経験者の中には、街のあちこちのタイ料理店でグリーンカレーが食べられると思っている方もおられるようなんですが、案外ないんです。
ぶっかけ飯屋のおかずの一種として並んでいる程度で、主役を張る料理じゃないですからね。
とはいえ、日本人には人気のタイ料理。
こちらのグリーンカレーは、よくあるこってり系ではなくさらりとしていてスープ感覚でいただけます。
トムカーガイ
さすがにカレーばかりだと飽きてしまう。
三品目として選んだのは、白いスープのトムカーガイです。
ココナッツミルクにハーブ類や鶏肉を具材としたスープ。
店によっては酸味が強いこともありますが、ここのトムカーガイは酸味が柔らかくまろやかですよ。
『エンジー カオゲーン パークタイ』への行き方
MRTホイクワン駅3番出口を出て、ホイクワン交差点を西へまっすぐ。
徒歩で5分ほどです。
隣に『NOI SEAFOOD』があるだけに、夜になると客足のかなりはそっちへ持っていかれるでしょうけど、タイカレーがこれほど食べられる店も希少なのでがんばってもらいたい。
タイカレー三昧、いかがですか!?
【SHOP DATA】
「エンジー カオゲーン パークタイ(แองจี้ ข้าวแกงปักษ์ใต้)」
TEL:無し
OPEN:15:00-5:00(不定休)
PRICE:一皿50バーツ