タイ中部

チャチュンサオにある三体のガネーシャとバンパコン川沿いのタイ料理店

2016-09-29

私は今年で42歳を迎え「後厄」を迎えたことにより、いままで興味のなかったタイの寺院を巡ったり、お守りを買ったりと(タイ語では『お守りを借りる』と言います)、厄祓いに精を出しております。
そのおかげか、たいした災いに巻き込まれることもなく9ヶ月が過ぎました。
健康に過ごせているのはたいへんありがたいことなんですが、かといって天にも昇るような幸甚に恵まれてもいない。
私の身を案じてくれたYindeedの明石氏から、面白い情報をいただきました。

「チャチュンサオには“ピンクのガネーシャ”だけではなく、他に2つのガネーシャがあるんです」

ガネーシャとはヒンドゥー教の神の一つで、あらゆる願いを叶えてくれる像の顔を持つ神様です。

チャチュンサオのガネーシャと言えば、日本人のよく訪れる”ピンクのガネーシャ”こと『ワット・サマン・ラタナラム(วัดสมานรัตนาราม)』が有名。
『願いを3倍のスピードで叶えてくれる』ことで知られ、タイ人観光客も多い、チャチュンサオでもっとも有名なスポットです。

彼はその他に2つのガネーシャがチャチュンサオにあると言います。
ピンクのガネーシャを含め、2つのガネーシャを巡れば幸せがやってくるんじゃないだろうか。
他力本願を遺憾なく発揮した企みを胸に、私と明石氏はチャチュンサオを目指しました。

チャチュンサオのガネーシャ① ピンクのガネーシャ

ピンクノガネーシャ

人が多く賑わっているピンクのガネーシャ

バンコクでレンタカーを借り、1時間半ほどかけてまず訪れたのは、ピンクのガネーシャです。
2011年に建てられた『ワット・サマン・ラタナラム』のガネーシャは高さ16メートル、全長22メートル。その姿たるや家でテレビを観るような格好ですが、けっして怠惰なわけではありません。
この日、晴天だったこともありタイ人観光客が多いこと!
広大な駐車場を有していますが、8割ほど埋まっていました。

ガネーシャへ願をかけるには、直接像に祈るのではなく、前に建てられているネズミの像に祈ります。
片方の耳を塞ぎ、もう片方の耳に顔を近付け語りかけるんです。
祈りを聞いたネズミがガネーシャへ伝え、願いを叶えるそうです。

ピンクノガネーシャのネズミ像

ネズミ像が大きいので、片方の耳はご友人にふさいでもらってるようです

私はピンクのガネーシャへ訪れたのは今年2度目。
タイ人ですら年に2度も来る人は少ないでしょう。
私がどれほど他力本願なのかお分かりいただけるかと思います。

観光者が多いこともあり、周辺には屋台やマーケットが多数出店しています。
とある屋台で見かけたのは、揚げた小鳥でした。
ヒヨコが揚げられているのか……。
大変気になりましたし、タイ料理を取り上げる「激旨!タイ食堂」を運営している身ではありますが、小鳥揚げを召し上がるのは遠慮させていただきました。

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何かの小鳥を揚げてます

今回訪れ3度目となるピンクのガネーシャ。
少々飽きてきた感もあるので、いままで経験したことのない遊覧ボートに乗ってみることにしました。
すぐそばを流れるバンパコン川を20分遊覧し40バーツ。
川からピンクのガネーシャを眺めつつ、ふたたび願をかけてみたのは言うまでもありません。

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バンパコン川からピンクのガネーシャを眺め合掌!

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2階席もある遊覧ボート

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20分で40バーツの遊覧なら悪くないです

 

チャチュンサオのガネーシャ② 立像のガネーシャ

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威圧感すらある立像ガネーシャ

ピンクのガネーシャから北東へ約10km。
車で約15分ほどの場所に、あまり知られていない立像のガネーシャがあります。
ド派手なピンクのガネーシャとは一転し、勇ましい姿。

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下から見上げてみました

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背後にまわってみました

雄々しく、圧倒感がありながら、手に持っているのがマンゴーという可愛らしさも持ち合わせたガネーシャです。
周辺にある屋台や商店の数はピンクのガネーシャに比べると 各段に少ないのですが、お守りや立像ガネーシャの置物が販売されています。
ちなみにブロンズ製の立像ガネーシャは7000バーツ。
ご利益がありそうな存在感がいい!

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おもちゃっぽくなくてかっこいい!

 

チャチュンサオのガネーシャ③ ワット・プロン・アーガット

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象ですが馬面です

明石氏が教えてくれた、あまり知られていないガネーシャの2つ目は『ワット・プロン・アーガット(วัดโพรงอากาศ)』の隣に建っています。
こちらもピンクのガネーシャですが、どっしりと座っていて、今まで見た2つよりも巨大!
2年ほど前に建立されたようで、高さ46メートルというのは、どうやら世界最大のようです。

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青空とピンクが混然一体

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足を組んでいるかのように見えますが、違います

色をピンクにし、世界最大サイズにしたのは、ピンクのガネーシャと立像のガネーシャを意識したのでしょう。
座像ガネーシャの脇にも、他と同じく使いであるネズミたちが待機しています。

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「ガ、ガ、ガネーシャ様!お願いごとが追加でございます!」

ガネーシャの周辺に色とりどりのミニガネーシャが設置され、タイ人を見ていると時計回りの順番で、ガネーシャ一体一体に手を合わせていました。

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金、赤、シルバーなど、カラフルなガネーシャ様たち

ガネーシャの隣に建っているのは『ワット・プロン・アーガット (วัดโพรงอากาศ)』というお寺です。
タイの寺院では見たことがない変わった形状。
屋上にも上がることが出来、一帯を眺望することができますが、照りつけられた床が熱いのなんの!
素足は危険極まりありません。

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モスクと寺をミックスしたような形状

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中は広いですが、使われていないスペースの方が広かったです

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美しい姿ですが、中には誰も入っていませんでした

半日かけて巡ったチャチュンサオに点在する三体のガネーシャたち。
ピンクのガネーシャだけでも神々しい希望の光を浴びることが出来たと思われるのに、そのほか二体のガネーシャに手を合わせたのだから、幸せにならないはずがない!

これから到来するであろう幸せに乾杯するため、我々はバンパコン川近くのタイ料理レストランへ向かいました。

エビの炭火焼きとプラーガポンの丸揚げがおすすめ!

川沿いに立地する『エカネック』。
悠々と流れる川を眺めながら食事を楽しめるタイ料理店です。

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『エカネック』は駐車場も広い

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タイガーマスクがお出迎え

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川から流れる風が心地よい

席数が多く、子供の遊び場まであることにも驚いたのですが、店内の中央にはジェットスキー乗り場まであった!
タイの河川でジェットスキーを走らせている風景を見たのは初めてかもしれない。
陽が暮れ、川面に夕陽が煌めく中、みんな楽しそうにジェットスキーを高速で走らせています。

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お子様用のプレイグランド

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店の中央を区切るように、ジェットスキーを川へ降ろすエリアがあります

チャチュンサオのタイ料理店の多くでイチオシメニューにしているのは、川エビの炭火焼きです。
『エカネック』のメニューにも1ページ目に掲載されていて、もっとも大きなエビだと1kg(2匹)で1500バーツ。
小さめのエビだと1kg(8~10匹)で1000バーツです。
我々が選んだのは小さめのエビ1kgと、トムヤムクン、ラープ ムー トート、ソムタム・タイ。
そしてお店からの推しメニュー、丸揚げのプラ―ガポンです。

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焼きエビ(1kg) 小さいサイズながら旨さはNot Small!

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けっこうスパイシーだったトムヤムクン

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豚ひき肉の「ラープ・ムー」を揚げたラープ・ムー・トート

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さっぱりしていて高得点を差し上げたいソムタム・タイ

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お店が推すプラーガポンの丸揚げ

クンパオは小さいサイズながらエビ味噌もあり、身も詰まっていて、顔面がほころぶ旨さ!
そしてもう1品、プラーガポンもいい!
さっくりと揚げられた衣と、ほくほくの身。
シンプルながらこれが旨いんです。

私たちがオーダーしたのは『エカネック』にあるメニューのほんの一部。
メニューのすべてをご覧いただきましょう!

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チャチュンサオへ来るまでの数日間は、雨天が続きあちこちで洪水が発生するほどでしたが、この日は好天に恵まれ、『エカネック』での時間も気持ち良く過ごすことが出来ました。
これって、三体のガネーシャの効力なのかも!?

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【SHOP DATA】
「エカネック(ร้านอาหารเอกเขนก )」
TEL:081-949-1394,038-511-193
OPEN:10:30-22:00(無休)
ADDRESS:32/19, Connecticut. Muang, Chachoengsao, Chachoengsao 24000.
PRICE:クンパオ(1kg)1,000B、ラープ ムー トート100B、トムヤムクン180B、ソムタム・タイ80B、プラガポン350B

保存

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