2023年以来、3年ぶりにハジャイへ来ました。
ハジャイといえば、タイ南部最大の街であり、同時に屈指のグルメ都市として知られています。
この街にはムスリムと華僑のコミュニティが混在しており、それぞれの文化が融合することで、ハジャイならではの食文化が生まれました。
ローカルグルメ好きにとっては、見逃せない街の一つと言えるでしょう。
ムスリム系タイ料理の代表格として人気なのが、ガイトートハジャイ。
薄い衣でサクッと揚げ、大量のホムジアオ(揚げエシャロット)をかけるのが特徴のフライドチキンです。
ハジャイのガイトートといえば、もっとも有名なのが『ガイトートデチャー(ไก่ทอดเดชา)』でしょう。
私がこの店を初めて取材したのは2015年のこと。
当時はローカル感あふれる食堂でしたが、その後リノベーションされ、現在ではレストランのような店舗へと生まれ変わっています。
『ガイトートデチャー』は私の他にもたくさんの方々が紹介しているのは、今回はスルー。
私が目をつけたのは、『ガイトートデチャー』のすぐ近くにある、ガイトート屋台でした。
名店デチャーのすぐ近くにある実力派屋台【ガイトート ソフィヤー】
『ガイトートデチャー』の数十メートル先にあるのは、『ガイトート ソフィヤー(ไก่ทอดซอฟียา)』。

開店直後の16時に訪れたのですが、すでに数名の客がガイトートの出来上がりを待っている状態。
この時点で、ただの屋台ではない雰囲気が漂っています。

女性スタッフは全員ヒジャブをかぶったムスリムの方々。
店主の男性が、大きな鍋で次々とガイトートハジャイを揚げていきます。
薄い衣をまとった鶏肉が油の中で静かに色づいていく光景は、見ているだけで食欲をそそられるもの。


そして、店頭に並ぶ揚げ物を眺めていると、どこかで見覚えのある一品を発見しました。
タイ深南部パッタニー県で食べた、ガイコーレ(ไก่กอและ)です。

ガイコーレとは、スパイスとココナッツミルクの甘辛ソースを塗りながら焼き上げる南部の焼き鳥。
マレー文化の影響が色濃い地域で親しまれている名物料理です。
ガイトートとガイコーレを屋台で食べる贅沢
私はこのガイコーレとガイトート、そしてカオニャオを購入。
てっきり持ち帰り専門の屋台だと思い、向かいの階段で食べようとしたところ、女性スタッフが声をかけてくれました。
「こっちのテーブルで食べていいよ」
店の横には、ひとつだけ小さなテーブル席が用意されています。
せっかくなので、そこでいただくことにしました。
まずはガイコーレ。
たっぷりとかけられたタレは、優しい甘さとスパイスが絶妙なバランス。
脂の少ない胸肉は驚くほど柔らかく、気づけばあっという間に完食してしまいました。
続いてはガイトートです。

薄い衣なので脂っぽさはなく、ひと口噛めば肉汁があふれるほどジューシー。
別袋に入ったホムジアオをかけて食べると、香ばしさが一気に増し、ガイトートハジャイの魅力が一層引き立ちます。
ちなみに『ガイトート ソフィヤー』には、カオモックガイもありました。
この店の実力を考えると、これも間違いなく旨いはず。

超人気店のすぐそばに、こんな実力派の屋台が存在しているとは。
聞くと、『ガイトート ソフィヤー』は創業して30年以上といいます。
ハジャイという街のガイトート文化の厚みに、改めて驚かされました。
| 店名 | ガイトート ソフィヤー(ไก่ทอดซอฟียา) |
| 営業時間 | 15:30-20:00 |
| 定休日 | 基本無休 |
| Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/JgrKjR3vcw7PGDBG8 |




