クイッティアオ界の中で、私がもっとも不遇な存在だと思っているのがクイッティアオナムサイ(ก๋วยเตี๋ยวน้ำใส)です。
クリアスープがウリのクイッティアオで、さっぱりとした風味は朝であろうと夜であろうと美味しくいただける一杯だと思っています。
ところがクイッティアオ界には、トムヤムやボートヌードル、イエンタフォーといった個性の強い奴らがゴロゴロいるもんだから、どうしても注目されにくい。
存在感を前面に出せないクイッティアオナムサイ。
そんな薄幸極まりないナムサイにスポットライトを当てたいと思い、探し出したのが今回取り上げるお店です。
路地裏にあった!クイッティアオの名店
「クイッティアオトムヤム」や「イエンタフォー」といったクイッティアオ屋の情報はネット上でたくさん出ているのですが、いざクイッティアオナムサイの店を探そうとしても、見つけるのが非常に難しい。
前述したように存在感の薄さが起因している思うのですが、だからこそ、私は本ブログでがんがん取り上げていこうと立ち上がったのです。
実は、数日前に記事で紹介した『ポー ルークチンシーヤン』もクイッティアオナムサイのお店でした。
今回、私が注文したのは『クイッティアオ ピンルア ラマ4』です。
MRTクロントゥーイ駅から徒歩4分という好立地。
タイ人からの評判もすこぶる良く、しかも駅近なので、日本人を含め外国人からももっと評価を得ていいんじゃないかと思うんですが、ノーマークに近い。
その理由の一つとして、駅近ではあるものの立地場所が路地の奥にあるためじゃないだろうか、というのが私の憶測です。
普通に歩いていて、ここを通ることは100%ありません!
美しいクイッティアオナムサイと、バミー麺に驚愕
路地の奥でひっそりと佇む『クイッティアオ ピンルア ラマ4』。
立地場所は良いとは決して言えませんが、客入りは路地裏とは思えないほど盛況です。
寸胴を見学させていただくと、スープはナムサイのみ。
クリアスープへのこだわりをひしひしと感じました。
そして提供されたのがこちらです。
あまりのスープの美しさに、私は息を呑みました。
これこそがナムサイの魅力そのものといえるでしょう。
クイッティアオトムヤムやイエンタフォーでは決して表現できない美しさです。
ナムサイのスープでときどき出会うのは、MSGをたっぷり使ったものもありますが、こちらのナムサイでは最小限に留め、繊細な風味を出しています。
アクセントとして活躍しているのが、トッピングされた少量の揚げニンニクです。
ほどよいニンニクの香りが、さらにナムサイの風味を際立たせている。
多くのタイ人から評判を得ているのも頷ける一杯です。
テンションが上がった私は、どうしてもバミー麺が気になり、スープ無しでオーダーしました。
平麺のバミーベーンを使ったスープ無しがこちら。
これが大正解!
麺の旨さたるや、バミー専門店としても通用するレベルです。
じっくりと麺を観察させてもらったんですが、自家製麺かもしれません。
路地裏にクイッティアオの名店あり。
ぜひ、こちらのクイッティアオナムサイとバミー麺を味わってください。
店名 | クイッティアオ ピンルア ラマ4/ก๋วยเตี๋ยวปีนรั้วพระราม 4 |
営業時間 | 08:00-15:00 |
定休日 | 基本無休 |
Google Map | https://maps.app.goo.gl/xHsABukHRBMLxDRk6 |