【Hoong】シーロムで人気上昇中！低温調理した鶏肉のカオマンガイ

1ヶ月ほど前だったか、Xでの投稿で現れたのが
「ピンクのカオマンガイってそれほど美味しくない。アテンドで連れて行くならシーロムのカオマンガイの方が断然美味しい」
といった内容のポスト。

かなりバズったため私のところまで届いたのですが、ポストした本人の腰が引けてしまい削除してしまったのか、本記事の執筆前に探してみたところポストは見つかりませんでした。

どの店が美味しいかという感想は個人の意見ですので、私自身は「そういった人もいるだろうな」と思っていたのですが、世間からの風当たりが厳しかったのかもしれません。

私が気になったのは「ピンクのカオマンガイってそれほど美味しくない」という意見よりも、「シーロムのカオマンガイ屋の方が断然美味しい」という後者の意見でした。

その方のポストにあったシーロムのお店とは『Hoong』というカオマンガイ屋です。

BTSチョンノンシー駅が最寄りの【Hoong】

店名の「Hoong」は炊くや煮るといった意味のタイ語で、お店のロゴはタイ語の「หุง」が使われています。

場所はシーロムですが最寄駅はBTSチョンノンシー駅。
『てっぺん』という居酒屋の近くで営業しています。

カオマンガイ屋には見えない木造の和風な外観。
店内もシンプルなデザインで、席数は6席ほどと、こじんまりとした店舗です。

私はYouTubeの撮影も兼ねていたこともあり、来店したのはランチタイムを避けた10時ごろ。
それでも男性一人が来店していて、カオマンガイに対峙しておりました。

とにかく柔らかな鶏肉のカオマンガイ

さて、私は事前に『Hoong』のカオマンガイがどういったものなのかを調査済みでした。
調査といってもGoogle Mapのレビューを見ただけですが、どうやら一般的なカオマンガイとは違っているよう。

どのようなカオマンガイなのかは、百聞は一見に如かずですので写真をご覧ください。

まず、鶏肉の色合いが異なっています。
そして目玉焼きをトッピングできるのも珍しい点です。

さらに変わっているのは、カオマンガイをこのままいただくのではなく、配膳したあとスタッフがスープをかけるんです。

独創性あふれるカオマンガイであることがお分かりになったでしょう。
しかもしかも、ナムチムが3種も用意されています。
一つは定番のもので、一つは揚げ鶏用。
もう一つがオリジナルで、ネギがどっさりと入ったナムチムです。

温かいスープに浸った美しさが際立つ鶏肉を一口。
これまでの定番だった、蒸し鶏のカオマンガイからは想像できない柔らかさ！
これだけ柔らかく仕上がっているのは、低温調理が使われているからでしょう。

鶏ダシのスープがアクセントになっているのもポイント。
ネギたっぷりのナムチムは塩ダレのようで、日本人の舌に合う風味です。

これほどのこだわりを持って提供されているカオマンガイだけに、記事の冒頭で紹介した方が「ピンクのカオマンガイよりもこっちのカオマンガイ」とXにポストした気持ちが、少しだけ理解できたような気がしないでもないです。

【Hoong】はガイトートも秀逸だった！

『Hoong』はカオマンガイだけではなく、バミー麺やカオモッガイといったメニューもあります。
カオマンガイのお供にカオモッガイというチョイスは、さすがの私も躊躇われたので、バミー麺にいたしました。
揚げ鶏（ガイトート）を搭載した、スープ無しのバミーです。

バミー麺には少々甘い味付けがされていて、これは個人的にそれほど好みではなかったのですが、特筆したいのはガイトート。
普通のガイトートと比べ軽やかなサクサク感があり、油っぽさもなく素晴らしい！
唐揚げフリークである私が、非常に感動したことをお伝えいたします。

そのほかに、スタッフがおすすめしてくれた餃子もいただきましたが、こちらも推したい一品です。

【Hoong】と【ピンクのカオマンガイ】はどちらが美味しいのか！？

さて。
私が『Hoong』をいただいた上で、個人的な感想を申し上げようと思います。
冒頭で取り上げた方は「ピンクのカオマンガイよりも『Hoong』の方が断然美味しい」というご意見でした。
では私はといいますと、確かに『Hoong』は美味しいですが、一般的なカオマンガイとは比較できないというのが率直な感想です。

つまり、『Hoong』と『ピンクのカオマンガイ』は同じカオマンガイ屋ではありますが、別物のカオマンガイなので、比べること自体が難しい。
例えるならば、ボクシングと総合格闘技が同じ格闘技でありながらも別の競技であるため、どちらのチャンピオンが強いのか比べられない、といった感じです。
この例え話が的確なのかは分かりませんが、私個人の感想を述べたところでお開きにしたいと思います。