先日記事で紹介したフードデリバリーのfoodpandaは日本に上陸していないため、日本在住の方が読んでもピンと来なかったかもしれません。
foodpandは日本で展開しませんでしたが、変わって2016年9月に上陸したフードデリバリーサービスはUber EATSです。
日本に遅れて、2017年にはタイ・バンコクにも上陸。
foodpandaを蹴散らす勢いで、街中にはUber EATSのバイクが増えています。
Uber EATSでは、現在地の周辺数キロにあるレストランから好みの料理をオンラインでオーダーでき、宅配してくれるサービスです。
これだけを見ると、サービスはfoodpandaと変わらない。
ならばfoodpandaとUber EATSの違いはいったいどこにあるのだろうか。
というわけで今回は、foodpandaとの違いを確かるべく、初Uber EATSに挑戦してみました。
Uber EATSの使い方
利用するにはまず登録が必要となります。
Webサイトか、AppまたはGoogle Playのアプリを利用してください。
私はアプリを使ってアカウントを作成しました。
まずは届け先を登録します。
登録し始めたころから空腹感に襲われていたので、進行する老眼を見開き、入力項目をガツガツとこなし5分で完了。
さっそく自宅周辺の、配達可能なレストランを表示しました。
ここで私を驚愕させる事実に遭遇。
foodpandaでは表示されなかった、とあるイサーン料理食堂が現れたのです。
『Hai ソムタムコンベント』
シーロム通りから南へ走るコンベント通り沿いにあり、以前「激旨!タイ食堂」でも取り上げたことがあるイサーン料理食堂。
シーロムにある定番のソムタム屋「Hai ソムタムコンベント」
ソムタムが旨いと評判で、ランチタイムおよび仕事終わりの時間は界隈で働くタイ人でごった返す人気店です。
こんな安い食堂までもカバーしているとはUber EATS侮れん!
まさか自宅で『Hai ソムタムコンベント』の料理を食べられる日が来るとは。
歓喜に打ち震えながら、ガイヤーンとソムタム、カオニャオをオーダーしました。
希望料理を選択し、カートに追加していきます。
注文が終了すれば、次はクレジットカード情報の入力です。
初回限定で150バーツ割引の特典あり
注文の際に以下のコードを入力すると、初回のみ150バーツ割引を受けられます。
eats-fwaps6tbue
合計金額たったの160バーツ(約500円)。
これだけのためにコンベント通りからジャルンクルン通りまで運んでくるというのか!
そういえばfoodpandaも、たった1本のコーラ(80バーツ)で宅配してくれました。
ドミノ・ピザのように「1000円以上でなければ宅配しない」なんて言っていると、瞬く間にUber EATSに飲み込まれてしまうのでしょう。
オーダーが完了するとあとは待つのみ。
予定到着時刻が表示されるだけではなく、Uber EATSがfoodpandaと異なる大きな違いは、ライダーの現在地がマップで確認できること。
ライドシェアで利用しているUberのシステムが遺憾なく生かされている。
たとえ空腹に喘いでいても
「この辺りの渋滞でノロノロしとるんだな」
と分かれば、我慢ができるというもの。
ライダーの動きをスマホでじっと観察しながら待つこと約20分。
宅配人のお兄ちゃんがコンドに到着したようなので、下までお迎えに行ってあげました。
カードキーがないと部屋まで来れないですからね。
真面目そうな彼は左手にUber EATSの紙袋を手に持っている。
『Hai ソムタムコンベント』へ料理をピックアップするために赴き、渋滞激しい時間帯に私のコンドまで20分で運んでくれたのです。
なんだか親近感が湧き、一眼レフカメラで撮影させてもらいました。
部屋へ戻り紙袋を開封。
中には小袋に入ったソムタム、ガイヤーン、カオニャオの他に、付け合わせの野菜類までご丁寧に入れてくれている。
取り出したところだけだとあまりにも味気ないので、皿に移した様子もおさめておきました。
160バーツ、しかもイサーン料理だというのに、きちんとした紙袋を使っている。
『Hai ソムタムコンベント』で直接お持ち帰りしても、こんな紙袋使ってくれませんよ!
そういえば、foodpandaは紙袋ではなくビニール袋を使っていたなぁ。
利用できるレストランに『Hai ソムタムコンベント』のようなローカル食堂が利用できるあたりも含め、Uber EATSがfoodpandaを席巻する日はそう遠くないかも…。