タイ関連のガイドブックを開くと、必ずといっていいほど掲載されているローカル飯代表格のひとつが『ピンクのカオマンガイ』。
当然ながら私のブログでも取り上げたことがあり、本記事の執筆時点で最もアクセスの多い記事になっています。
プラトゥーナムに本店を置き、ピークタイムになると行列必至の人気店です。
『ピンクのカオマンガイ』は名ばかりの人気店とは違い、何度食べに行ってもレベルの高いカオマンガイには舌を巻くばかり。
これだけの品質を保っていることで、常にトップランナーとして走り続けられるのでしょう。
『ピンクのカオマンガイ』は本店のほか、支店を8店舗展開しています。
詳しくは前述の過去記事をご覧になっていただくとして、今回の記事では「支店にしかないメニュー」にスポットライトを当て紹介いたします。
ピンクのカオマンガイで提供しているカオモッガイ
『ピンクのカオマンガイ』の支店の一部では、本店にはない料理をメニューに揃えています。
たとえば、本店にはなく支店にあるのはガイトート(揚げ鶏)。
本店では食べることができない、カオマンガイパソム(蒸し鶏と揚げ鶏のミックス乗せ)があったり、カオパットなどの炒め物もあります。
それらの中から、本記事で大々的に取り上げたいのはカオモックガイです。
カオモックガイ(ข้าวหมกไก)とはカレースパイスを使ってご飯を炊いたタイのビリヤニのことで、ムスリムがタイへ持ち込んだ料理です。
私は常々カオモックガイは「もっと広く普及してもいい」と思っているタイ料理の一つなのですが、いまひとつ伸び悩んでいる。
これはきっと、鶏ご飯界のカリスマであるカオマンガイの存在感が圧倒的すぎて、カオモックガイに影が差しているように映っているのではないかと分析しています。
とはいえ近年では「カオモックガイ」ファンもじわじわと増えつつあり、カオモックガイ普及委員の委員長を名乗っている私にとっては、喜ぶべき傾向です。
カオモッガイ+苦瓜スープの稀有なコンビネーションが可能
市民権を徐々に獲得しつつあるように見えるカオモックガイですが、バンコクを歩いていて気づいている方もいるでしょうが、専門店がかなり少ない。
フードコートなどでは時折り見かけるものの、カオマンガイ専門店に比べたら雲泥の差です。
そんな陰日向な存在であるカオモッガイが、超有名店の支店でいただけるのだからこれほど嬉しいことはありません。
取材のために訪れたのは、ラチャダー『エスプラナード』地下にあるピンクのカオマンガイです。
カレースパイスは風味はしっかりと香っていて、ご飯を噛みしめるたびに味わいが広がる。
お値段は少々高めですが、バンコクでダントツの知名度を誇る店が提供しているだけに、クオリティの高さはお墨付きです。
そしてもう1品は苦瓜スープ。
『ピンクのカオマンガイ』へ来店すると、ほぼ必ず注文するお気に入りのスープです。
通常はカオマンガイのお供として付き添う苦瓜スープですが、ここだとカオモックガイのパートナーとして活躍していただけます。
『ピンクのカオマンガイ』の支店は駅近に立地している店舗が多いので、カオモックガイファンにおすすめしたい店舗です。
店名 | ゴーアン カオマンガイ プラトゥーナーム エスプラナード店 |
営業時間 | 10:00-21:00 |
定休日 | 基本無休 |
Google Map | https://maps.app.goo.gl/JFBL6f7xbxf93jeq7 |