[料理名]タイ料理全般

タイ人が絶賛する伝統料理の数々 『O.V. Kitchen』

BTSヴィクトリーモニュメント駅の駅名にもなっている戦勝記念塔。
1941年に建てられた塔で、以前はロットゥーの発着場として旅行者に知られていたれども、現在ロットゥーの発着はなくなり、旅人が訪れることも少なくなった場所です。
この戦勝記念塔から西へ伸びるラチャテウィー通りを西進すると、重要な位置付けの施設がちらほらりと建っております。
まずはチットラダー宮殿。王家の私邸としての役割を果たしており、一般公開はされておりませんが最重要施設といって過言ではない場所です。
さらに進むとアナンタサマーコム殿やウィマーンメーク宮殿などを始め(現在どちらも一般公開されていません)見どころがいくつもあり、タイの歴史を感じることができる一帯。
そんなタイにとって重要施設がいくつも建つこのエリアで、25年もの長きにわたり営業しているのが『O.V. Kitchen』です。

カービングした野菜も盛られた豪華なカオチェー

『O.V. Kitchen』で最も知られたメニューがカオチェー。白ごはんにジャスミンで香りづけした冷水を入れ、ひんやりとしたご飯を楽しむ宮廷料理です。
このカオチェー、メニューとして置いている店がかなり限られているうえ、『O.V. Kitchen』のものは他店と違いかなり豪華。
別皿にいくつものおかずが盛られ、その中でも一際存在感を放っているのがピーマンの中に豚肉とエビを詰めた揚げ物。いわゆるピーマン肉詰めのような料理なんだけど、タイ料理にもこのような料理があったとは初めて知りました。
その他には揚げたガピ、タイの沢庵ことチャイポーの卵炒め、カービングした野菜などが盛られています。

『O.V. Kitchen』一推しのメニューではあるものの販売されている期間は限定されていて、3月から5月までなのだそう。

各種タイカレーが揃っています。

おかずだけをココから選ぶことも可。

ソーシャルディスタンスによりテーブルの間隔があけられています。

ゲーンキアオワーン ヌア/แกงเขียวหวานเนื้อ 100バーツ

グリーンカレーも秀逸。ペーストから作り上げたであろう一皿は、プリックキーヌーが多めに使われているため少々スパイシーではありますが、新鮮なココナッツミルクの甘さや、柔らかい牛肉など、これをいただくためだけに来店したいおすすめの一品です。

ゲーンキアオワーン ヌア/แกงเขียวหวานเนื้อ

ゲーンカリーガイ/แกงกะหรี่ไก่ 55バーツ

日本人に大変馴染みやすい鶏肉のカレー。
マッサマンに近いですが、そこまで甘さはなく、ほどよいスパイス感が楽しめるタイカレーです。

ゲーンカリーガイ/แกงกะหรี่ไก่

カイパロー/ไข่พะโล้ 卵15バーツ 豚肉10バーツ 豆腐3個10バーツ

お店のおすすめとして出してくれた煮卵料理のカイパロー。
卵と豚肉と豆腐、それぞれ好きな分量をオーダーできるのは嬉しい。

カイパロー/ไข่พะโล้

プラードゥックフー パックプリックキン/ปลาดุกฟูผัดพริกขิง 80バーツ

細かくしたナマズ(プラードゥック)を揚げて、炒めた料理。
ナマズのサクサクとした食感と、揚げたガパオの香りが楽しめる。

プラードゥックフー パックプリックキン/ปลาดุกฟูผัดพริกขิง

カノムジーン サオナーム/ขนมจีนซาวน้ำ 85バーツ

この料理もカオチェーに負けず劣らず、出会う機会が少ないタイ料理のひとつ。
カノムジーン(米麺)とココナッツミルクとのセットはどこも同じですが、混ぜ合わせる具材が店によって異なってきます。
『O.V. Kitchen』ではクンヘン(干しエビ)の粉末やレモングラス、ライムなどがあり、これらとカノムジーン、そしてココナッツミルクと混ぜていただきます。
私はいままで2、3店舗でこの料理を食べたことがありますが、『O.V. Kitchen』のカノムジーン サオナームが一番のお気に入りになりました。
それほどレベルが高い!

カノムジーン サオナーム/ขนมจีนซาวน้ำ

創業して25年。いまは2代目が引き継いでいます

「創業当初はぶっかけ飯だけを売っていて、当時から味付けや食材選びにこだわっていたため価格は高めでしたが、私たちのこだわりを理解してくださるお客様が多くたくさん来店してくださるのはありがたいです」

そう話してくれたのは、創業者の息子さんであるアットさん。
お父さんも店舗にはいますが、彼がお店を取り仕切っています。

「一般的なカオチェーのおかずは、揚げたガピとチャイポー(干し大根)ぐらいですが、うちのカオチェーは豪華になっています。それは、もともとが宮廷料理であったことが理由です。伝統的なカオチェーを視覚と味覚の両方で味わってもらいたいです」

カービングした野菜を添えているカオチェーは、他で見たことがありません。
カオチェーはもともと宮廷料理だったと言われているだけに、忠実に再現しているのでしょう。

ただ、食べられるのが3月から5月までの3ヶ月限定ってのは、ちょっと辛いなぁ。

【SHOP DATA】
「O.V. Kitchen」
TEL:02-243-1980
OPEN:10:30-20:00

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  • この記事を書いた人

西尾 康晴

2011年にタイへ移住。2015年から「激旨!タイ食堂」の運営を開始。2017年4月に旅行会社TRIPULL(THAILAND)Co.,Ltd.を起業し、現在は動画制作事業HUSHと共に運営しています。

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