ヤワラート通りの一本北を東西に走っているジャルンクルン通りには、地下鉄の駅が建設中でして、昨年あたりからようやく駅の姿が現れ始めました。
いよいよ開通が近いのか。
そんな淡い期待を抱きましたがここはタイランド。
駅の姿が現れたぐらいで開通のメドが立つほど甘くはなく、いまだ工事は絶賛継続中でございます。
建設中の駅を右手に見ながらジャルンクルン通りを西へと進みますと、4つ角にぶつかり、右折するとジャルンクルン通り、そのまま直進するとラマ4世通りになります。
この通りには以前紹介したことのある創業120年を超えるタイ中華店『LIEO LIENG SEN』が営業しており、さらに進むと角地にラートナー専門店『ラートナー ヘン ヨッドパック』が見えて参ります。
メニューにあるのはラートナーとパットシーユーのみ!
店を切り盛りしている男性店主に伺うと、『ラートナー ヘン ヨッドパック』は創業して25年が経つといいます。
ちなみにラートナーとは細麺(センミー)や太麺(センレック)、揚げ麺(ミーグローブ)にあんかけをかけた麺料理。
タイへ移り住んだ華僑の手によって作られたタイ中華料理のひとつで、辛さはなく、日本でいうあんかけ麺のような料理なので、タイ料理が苦手な方でもいただけるでしょう。
ラートナーの他にはあるのはパットシーユー。
こちらはシーユーダムという醤油で麺を炒めた料理です。
『ラートナー ヘン ヨッドパック』はこれまで色んな媒体で取り上げられたことがあるようです。壁には紹介記事がいくつか貼られてあり、中には日本の雑誌も切り抜きもありました。
ヤワラートの中心に立地しているわけではないですが、週末になると中国人観光客が結構な人数で来店しているのは、中国人向けのガイドブックか何かで紹介されているのかもしれません。
ラートナーミーグローブ&パットシーユー センミー
さて、ラートナー。
私は卵焼き(カイジアオ)をトッピングした、揚げ麺のラートナー「ラートナーミーグローブ カイジアオ」をオーダーしました。
ほどよい甘さのあんかけに、カリカリの揚げ麺。これらだけでも十分美味しいのですが、卵焼きをトッピングすることによって、卵の甘さと食感が加わり、ラートナーをさらに昇華させてくれます。
ラートナーは量がそれほどないので、卵焼きをトッピングすることでボリュームを増すことができることも利点。
私のお腹にはこれぐらいがちょうどよろしい。
だからといって、ラートナーを食べただけで店を後にするわけにもいかず、店を支える二大メニューのもう一品、パットシーユーもオーダーしましたよ!
私は太麺よりも細麺派なので、パットシーユーはセンミーを選びました。
醤油の焦がし具合が絶妙で、焦げた醤油の香りがたまらない!
こちらにも卵焼きをトッピングすることも可能です。
有名人も来店する有名店のようです
ヤワラートには旨い店が無数にあり、ただ歩いているだけでも名店にすぐ出会える素敵な街。
『ラートナー ヘン ヨッドパック』も外観だけを見るとパッとしない食堂のように見えますが、有名人の写真がいくつか貼り出されているだけに名の知れたお店のようです。
ヤワラートのお店はかなり取り上げてきたつもりですが、まだまだ紹介しきれていない店も多いので、ヤワラートでの名店探索はやめられません!
【SHOP DATA】
「ラートナー ヘン ヨッドパック(ราดหน้า เฮงยอดผัก)」
TEL:02-222-2648
OPEN:10:00-19:00(無休)
ADDRESS:Rama 4 Road, Khwaeng Pom Prap, Defend the enemy defenses Krung Thep Maha Nakhon 10100
PRICE:ラートナーミーグローブ カイジアオ60B、パットシーユーセンミー50B