Yindeed MagazineとBangkok Sampoとの三者による共同企画「ナコンパトム県版」の第一回目を2月16日付けの記事でアップしました。
【ナコンパトム県】ターナー百年市場(ตลาดท่านา)にある創業103年のタイ食堂
Yindeed Magazineで掲載された記事はこちらです。
週末ナコンパトム1泊2日の旅 ターナー百年市場編
Bangkok Sampo氏が撮影し編集したターナー市場の動画はこちら。
【4K】Thana Market@Nakhon Pathom ナコンパトム県ターナー百年市場
第二回目となる今回は、もう一つの百年市場「バーンルアン百年市場」。
ナコンパトム県の北部に位置していて、「ターナー百年市場」よりもさらにローカル感があり、人が少なく、のんびりとして穏やかな雰囲気の市場です。
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中華系タイ人が集まる百年市場
通り1本だけが走っている「バーンルアン百年市場」。
両側にならぶ店はどこも古く、ノスタルジックな薫りすら感じます。
店に漢字表記が目立つのは、タイへ渡った中国人が多かったことを表しているのでしょう。
市場の奥に流れる川沿いに中華系と思われる色彩豊かな寺院が建っているのも、渡って来た中国人たちの影響だと思います。
川には釣りに夢中になっている子どもたちが。
横に行って写真を撮らせてもらいました。
私も小学生や中学生のころ同じように釣りに夢中で、川へ行っては釣り糸を垂らしていたことを思い出します。
ゆったりと時間が流れるバーンルアン百年市場は牧歌的で、市場でありながら商売っ気を感じさせず、歩いていると不思議な感覚にとらわれます。
古いテレビや電気機器を修理するお店の軒先。
女性が笑顔を見せてくれたので話し掛けてみました。
ーー今日は人通りが少ないですね。
「最近は週末でも人が少なくなったよ」
ナコンパトムの市街地からバーンルアン百年市場まで、車で1時間ほど。
気軽に立ち寄れる場所ではないため観光客が減っているのかもしれませんが、不思議な感覚にさせるノスタルジックな雰囲気、中華系タイ人たちが集まる独特な百年市場は、他で味わえない雰囲気です。
撮影でも使われたバーンルアン市場
築100年以上の家々は味わい深く、眺めていると歩く速度もゆっくりになります。
そしてふと目にとまったのがクイジャップのお店。
年季が刻み込まれた木造の 店舗、店頭でくるくるの麺をゆがいている姿は、“旨いオーラ”を惜しみなく放っています。
ーーこのお店は創業何年ですか?
「ん~、覚えてないなぁ」
クイジャップの麺をゆがく女性は、創業年数など気にしていない様子でそう答えました。
こういうお店多いです。
店舗の雰囲気を察するに、創業してきっと数十年に渡っていて2代か3代続いている老舗なんだろうけど、そこにはこだわっていない。
日本人がこだわり過ぎているのかもしれませんが。
出てきたのは小ぶりの丼のクイジャップ。
丼がプラスティックではなく陶器製なのがいい。
そしてサイズが小ぶりなのも、これまたいい。
塩味の効いた優しいスープ。
百年市場の通りを眺めながら頂くクイジャップは格別です。
「私の写真? 写真撮られるの好きじゃないからいいよ」
店主の女性はそう話していましたが、来店した有名人たちとは記念撮影してるし…。
話を聞くと、以前バーンルアン100年市場で映画かドラマの撮影があったようで、そのときこのお店の奥がメイクルームとして使われたそうです。
ではでは、今回も最後に映像クリエイター、Bangkok Sampo氏が制作したバーンルアン百年年市場の動画をご覧ください。
クイジャップ店の様子も収録されていますよ。
【SHOP DATA】
「ウィ ムーンボーン」
TEL:085-184-3899,034-399-128
OPEN:8:00-13:00(土日のみ営業)