タイ中部

ナコンパトム ターナー百年市場にある創業103年のタイ食堂

タイトルに「ナコンパトム県」なんて入れてみましたが、どこに位置しているか分からない人の方が多いのではないでしょうか。
正直、私も行ってみるまではどこだか分かっていませんでした。
場所はバンコクの西隣りに隣接している県で、バンコクからおよそ55キロ。
車で1時間〜1時間30分ほどの場所です。

ナコンパトム県へ行くことになったのは、バンコク発のWebマガジン「Yindeed Magazine」明石氏の提案でした。

Yindeed Magazineとは今までに以下のようなコラボ企画をやったことがあります。

夜のワット・ポーと旧市街の行列ができるバミー屋台に行ってきた。

Airbnbが選ぶ「2016年に訪れるべき世界の16地域」で2位にランクインした、バンコク・バンランプーに行ってきた。

そして、この提案にもう1人同行することになったのが、映像クリエイターのBangkok Sampo氏。

Yindeed Magazine
激旨!タイ食堂
Bangkok Sampo

名前だけ見るとなんだかよく分からない集まりですが、このメンバーでナコンパトムへ出発することになった珍道中です。

レンタカーを借りてナコンパトムのターナー市場へ

ナコンパトム県へはレンタカーで行くことになり、ラマ4世通りのレンタカー店でまずは車の手配。
我々が借りたのは「HIGHWAY CAR RENT 」です。
車種はトヨタのVIOS。
翌日の返却で1600バーツでした。

HIGH WAY CAR RENT

多くの台数、しかも車種も豊富なので使い勝手がいいレンタカー会社です

【SHOP DATA】
TEL:02-633-9999
ADDRESS:1018/5 RAMA 4 RD.,NEAR THAI-BELGIAM BRIDGE BANGKOK 10500

出発した我々がまず向かったのは、ターナー百年市場(ตลาดท่านา)。
ターチーン川(Tha Chin)のほとりにあり、実際は100年以上歴史がある市場のようです。

ターナー百年市場

ターナー百年市場へ通じる門。右側すぐはターチン川です

ターナー百年市場内

古い家々が並び古き良きタイの街並み

ターナー百年市場内のフードコード

この入口からフードコートへ通じます

市場内でちらほら見かけるこちらの果物は、ソムオーという柑橘類でナコンパトムの名産品だそうです。

ターナー市場のソムオー

市場には古くからの店でアンティークな品々が売られていたり、オープンして1年ほどの店が小洒落た商品を扱っていたりと、古い世代と若い世代が共になって市場を盛り上げているように映りました。

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ナコンパトム「ターナー市場」内のフードコート

市場内の奥にはフードコートがあります。
さて、ここからが激旨!タイ食堂のお仕事になるわけですね。

ターナー市場内フードコート

あらゆるお店がひしめく中、まず目にとまったのが揚げソムタムの屋台。
揚げソムタムの屋台なんて、バンコクでもほとんど見たことがないぐらいレア。
高温の油で揚げられているソムタムと「パチパチ」と油が爆ぜる音は、ダイエット中の方には大変危険です。
これを見てしまうと必ず食べたくなること必至ですから!

ソムタムトート

ソムタムトート2

揚げている様子はBangkok Sampo氏が撮影した動画をブログの最後で紹介しますが、間違いなく食べたくなりますよ!

ソムタムトート3

『ソムタム トート』はターナ百年市場で営業を始めて5年ほど。
営業時間は8時〜16時、年中無休でやっていると言います。
テレビ取材を受けたり有名人が来店するなど、認知度は高いのでしょう。
バンコクでもやればいいのに…。

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私が次に目にとまったのは、客が食べていたモーファイ鍋。
ブログで何度も書いていますが、モーファイの鍋を見るだけで反応してしまい、どうしようもないほど食べたくなる。
気になり始めたら止まらくなり、鍋を扱っている店を探したところ、アヒル肉を店頭にぶら下げている店でした。

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私がこの店でオーダーしたのは豆腐や海藻などが入ったスープ、「ゲーンチュー トーフー」。
まったくスパイシーではなく、あっさりし海藻がほのかに薫り、疲れた内臓に染みる旨さです。
辛くはありませんが下部から熱せられているので、スープは熱々。
私の額からは尋常ではない汗が噴き出し、瞬く間にシャワー後のような姿に大変身です。

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私が「ゲーンチュー トーフー」を注文したお店はかなり古そうな雰囲気を醸し出しており、テレビ出演したときの写真や、何十年も前に撮影されたであろう古い写真が並んでいます。

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「創業したのは1913年。お母さんのお爺ちゃんやお婆ちゃんの頃にオープンしたようです」

店頭に立っていた女性に話を聞きました。
103年が経っているので、百年市場が出来て数年した後にお店を始められたのでしょう。
店内に掲げられていたお爺ちゃんとお婆ちゃんの遺影を撮らせてもらいたいと願いでたところ快諾。しかも激旨ステッカーまで貼っていただきました!

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第二次世界大戦中、日本兵はナコンパトムにもいた!

いまの店主は彼女のお母さん。
1984年から切り盛りしていると言うので、30年以上お店を守っています。
娘さん2人に挟まれているのが母親のワンナーさんです。

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「私の家に日本刀があるんです。見てみます?」

ええ? え? 日本刀?
娘さんから耳を疑う言葉が飛び出し、一同唖然。
「ヤ」が付く人でも登場するのか…。
お会いしたくない方が登場せず日本刀だけなら見てみたい。
娘さんにお願いし持ってきてもらいました。

第二次世界大戦中、ターナー百年市場のすぐ傍を流れるターチーン川から日本軍の兵士が数名この地に上陸した際、置いていった刀と言います。
ところどころ錆びた刃先、70年の年月を経てもなお風格を感じさせる鞘。
まさかナコンパトムのターナー百年市場で、勇敢に戦った私たちの祖先に会えるとは夢にも思いませんでした。

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彼らが70年以上大切に保管していたことが、日本兵に対しての印象に他ならないでしょう。
百年市場を満喫するだけでなく、ぜひ『ティアンチャン』に来店し祖先の遺物に触れてみてください。

Yindeed Magazineが執筆した記事は以下でご覧いただけます。
週末ナコンパトム1泊2日の旅 ターナー百年市場編

ターナー百年市場の光景は、Bangkok Sampo氏が撮影した動画でもご覧ください!

【SHOP DATA】
「ティアンチャン(เจียมจันทร์ )」
TEL:034-331341, 085-9482925, 087-7547434
OPEN:8:00-16:00
ADDRESS:Nakhon Chai Si, Nakhon Pathom, Thailand.
PRICE:ゲーンチュー トーフー(小)60B

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