ヤワラートの裏通りにある『ラックティー バミーギアオタレー』を取材した時のことです。
Googleマップを何気なく眺めていると、すぐ近くに気になるバミー屋台を発見してしまいました。
すでにバミーを2杯食べた後。
普通ならここで打ち止め……のはずですが、見つけてしまった以上、このままおめおめと帰るわけにはいかない。
バミーをこよなく愛する私は、吸い寄せられるようにその屋台へと歩を進めておりました。
カニがどっさり入って激安!【バミーギアオ クロントム】
向かったのはクロントム地区にあるバミー屋台『バミーギアオ クロントム(บะหมี่เกี้ยวคลองถม)』。
MRTワットマンゴン駅から徒歩7分ほどの距離に立地しています。
店前まで来ると、路上に並んだテーブル席はほとんどが埋まっている!
ご夫婦で営んでいるようで、黙々と麺を茹で続けているのは女性店主です。



屋台に書かれているメニューにあるのは、ムーデーンやカニのトッピング。
私はこの2つをトッピングしたスープ有りのバミーを注文すると、女性店主が「ギアオ(ワンタン)も入れる?」と提案が。
メニューには有りませんでしたが、店名に「ギアオ」とあったことをすっかり失念。
こうして完成した一杯がこちらです。

丼を覗くと、カニの身がどっさり。
さらにムーデーンとギアオまで乗っており、もはやバミー麺が見えないほどの迫力です。

クリアなスープに、カニの風味がふわりと重なっていて、主張しすぎず、しかし確実に存在を感じるカニの香り。
派手さはないのに、じんわりと身体に染み込んでくるタイプのスープです。
続いてギアオ。
薄皮の中に詰まった豚肉餡は、しっとりとなめらか。
噛むと豚の旨みがじゅわっと広がり、スープとの相性も抜群です。
ムーデーンは、ほどよい甘みと香ばしさ。
赤焼き豚特有の香りがスープに溶け込み、全体のコクを底上げしています。
そしてバミー麺。

しなやかでコシがあり、スープをしっかり持ち上げてくる。
啜るたびに、麺と一緒にカニの香りが鼻へ抜けていきます。
しかもこれだけ豪華な一杯が55バーツ!
「これは只者じゃないな……」
昼前からこれだけ賑わっているのも、大いに納得の一杯です。
創業50年以上の【バミーギアオ クロントム】
クロントム地区は何度も歩いているのに、これまでこの屋台に気付かなかったのは不覚の極み。
数年前に始めた新しい屋台なのかと思いきや、女性店主に聞いてみると──
「50年ほど前からやっているよ」
思わず言葉を失いました。
半世紀以上にわたり、この場所でバミーを作り続けてきた屋台。
ヤワラート〜クロントム界隈の奥深さを、改めて思い知らされた一軒です。
| 店名 | バミーギアオ クロントム(บะหมี่เกี้ยวคลองถม) |
| 営業時間 | 09:00-12:30 |
| 定休日 | 日曜日 |
| Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/vY91ZCZauxmRn3TE6 |


