先日、東京でタイ料理教室を主宰している長澤恵さんにお会いしました。
彼女はタイ料理に惚れ込み、何度もタイに通って、あらゆるタイ料理をマスターした方です。
著作もあり私も日本帰国時に購入しました。
長澤恵のタイ料理教室
ローカルタイ料理店を食べ歩きまくっている私ですが、そのわりにタイ料理のことについての知識が貧寒。
「なぜカオムーデーンの表面は赤いんだ?」
といった素朴なことなどや、タイ料理で使われている素材など基本的なことを知りたく、本書購入にいたりました。
装丁や本文のデザイン組、写真が美しく、オーソドックスなタイ料理の調理方法が、手順1つ1つに写真が入っていて分かりやすいおすすめの一冊です。
長澤恵さんのインタビュー記事は近日中にアップしますのでお楽しみに!
彼女との話しの冒頭で、パッタイについての話題が上がりました。
「『パッタイ』って“タイを炒める”っていう意味なんですよね」
なるほど!言われてみれば確かにそのまま。
そんな彼女の言葉を思い出しながら、私はとある店の前に立っていました。
チュラロンコンエリアにある『ペンラチャ クイッティアオ クアガイ』です。
タイ版B級グルメと呼びたい
私も初体験となるクイッティアオ クアガイ。
パッタイと同様、炒めた麺料理の一種だそうです。
ですが“パッタイ”という名は頂けず、“クイッティアオ”と冠されたのは何か深い理由があるのかないのか。
メニューはセンタロという麺と、センヤイ(太麺)の2種類。
センタロってなんだろうか。
見たことも聞いたことも麺、センタロ君をチョイスしました。
卵焼きがトッピングされたクイッティアオ クアガイは、イカやエビが具材のタレー(海鮮)。
赤いソースを好みでかけていただくようです。
日本でいう“B級グルメ感”を漂わせる一品だなぁ。
外装を眺めながらしみじみ思いました。
「タイ版B級グルメ」に認定しましょう!
「激旨!タイ食堂」ステッカー認定!
さて、センタロ君とはどんな奴なのか。
明らかに米麺ではない。
センタロ君の正体をご存知の方がおられましたら、教えてください。
B級感グルメは私の箸をぐいぐい進めてくれ、あっという間に完食。
もう1品、センヤイも勢い余ってオーダーしてしまいました。
これもペロッと完食した私は、この店のメニューにあったガオラオ(麺なしクイッティアオ)もオーダー。
走り出した食欲が止まりません。
さすがに食ってばかりではいかんと自制し、箸を置いてオーナーのチェイさんに話しを聞くことにしました。
「開店したのは39年前。ここに移転してからは20年になるね」
店内に掲げられた古い写真や紹介記事を見ると、歴史と知名度を持った店であることが伺えます。
実はこの日、「激旨!タイ食堂」ステッカーが完成した、めでたい日でした。
私が「旨い!」と感嘆させられた店にだけ貼られるという、名誉あるステッカーです。
その第一号店は『ペンラチャ クイッティアオ クアガイ』に決定しました!
最寄り駅はMRTサムヤーン駅で、ここから徒歩10分ほど。
ラマ4世通りを東に進み、Banthat Thong通りを北上。
Chulalongkon18のソイにあります。
【SHOP DATA】
「ペンラチャ クイッティアオ クアガイ(เพ้งราชาก๋วยเตี๋ยวคั่วไก่)」
TEL:081-899-2173
OPEN:11:00-21:00(月に2〜3日不定休)
ADDRESS:Chulalongkorn 18 Wang Mai, Pathumwan, Bangkok 10330.
PRICE:クイッティアオ クアガイ40B