私は週に4〜5日、早朝5時ごろからウォーキングをしています。
出発地点はラチャダーの自宅。そこからおよそ2時間かけて歩き、10kmほどの距離を一周するのが日課です。
向かう先は、その日の気分次第。ラチャプラロップやナナ、時にはトンローまで足を伸ばすこともあります。
同じ道ばかりだと飽きてしまうので、これまで行ったことのないソイを選んで歩くことも。
そんな散歩中に出会ったのが、屋台『クンネン カオラートゲーン アハーンタムサン』でした。
スクンビット・ソイ31を北上していると…
ある朝、スクンビット・ソイ31の入り口でふと立ち止まりました。
「この道を北上すると、何があるんだろう…?」
これまでソイ31には何度か来たことがありましたが、カラオケクラブ『祇園』がある十字路までしか進んだことがない。
理由はシンプルで、用事がないから!
そこで私は、好奇心とウォーキングを兼ねて、ソイ31をさらに北上してみることにしました。
歩きながらGoogleマップで周辺をチェックしてみたものの、特に目立ったものはなさそう。
「何もないな〜」と思いながら歩いていると、空き地にひっそりと建つ、今にも崩れそうな屋台を発見。
朝6時過ぎだったので営業中ではなさそうでしたが、営業しているかどうかも疑わしいほどの佇まい。
ただ、何か気になる…。
どうしても確認してみたくなり、後日改めて訪れることにしました。
ネンさんが営む創業25年の注文屋台
再訪したのは、ランチタイム前の朝10時ごろ。
恐る恐る中を覗くと、1人の男性が!

そこは空き地にぽつんとある、手作り感満載の簡易屋台。
いつ崩れてもおかしくなさそうな佇まいだったので、人の姿があるだけで驚いてしまいました。
敷地内には、テーブル席が2つだけ。
店内に掲げられた写真から察するに、どうやら注文式の食堂のようです。

何を頼むか迷った時の鉄板メニュー、ガパオライスを注文。
豚ひき肉のガパオライスに、目玉焼きをトッピングしてもらいました。
「辛くても大丈夫?」
そう英語で尋ねてきたのが、店主の男性。

「マイペット・マイアロイ!(辛くなければ美味しくない!)」
なんて、調子に乗って言ってしまいましたが、外国人がこの言葉を発すると、タイ人との心の距離がぐっと縮まるんですな。
そして運ばれてきたガパオライスがこちら。

見るからに美味しそう。
実際、味も期待を裏切らないガパオライスでした。
ガパオの香りがしっかり立ち、半熟の黄身がとろける目玉焼きが絶妙。

おじさん、やるやん!
食後、しばらく店主と談笑することに。
「ここは創業して25年。僕は今56歳だよ」

彼の名前はネンさん。
毎朝8時に開店し、夜8時まで営業。用事がない限りは、基本的に毎日お店を開けているそうです。
店頭には、おかずの一品料理もずらりと並び、どれも美味しそう。
これは…ビールが進むラインナップだ。


「うちはビールもあるよ。飲む?」
まだ午前中だったのでその日は控えましたが、次回は夕方に訪れて、ビール片手にネンさんとの会話をゆっくり楽しみたい!
【クンネン カオラートゲーン アハーンタムサン】の全メニュー
店内にぶら下がっている写真を見れば、おおよそどんな料理があるか分かると思います。
本記事では、それらの料理名をカタカナ併記しておきますので、参考にしてください。
ラートナームーヌム/ราดหน้าหมูนุ่ม
パットシーイウムーヌム/ผัดซีอิ้วหมูนุ่ม
ガパオムーグローブ/กระเพราหมูกรอบ
ガパオカイダオムーサップ/กระเพราไข่ดาวหมูสับ
ガパオタレー/กระเพราทะเล
ムートートガティアム/หมูทอดกระเทียม
パットプリックゲーングトゥア/ผัดพริกแกงถั่ว
カナームーグローブ/คะน้าหมูกรอบ
ガパオヌア/กะเพราเนื้อ
カオパットガパオ クルック/ข้าวผัดกระเพรา คลุก
店名 | クンネン カオラートゲーン アハーンタムサン(คุณเหน่ง ข้าวราดแกง อาหารตามสั่ง) |
営業時間 | 08:00-20:00 |
定休日 | 無し |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/LgLmaayP5uJopQCj8 |