バンコクから北東約120kmに、カオヤイ国立公園を有するナコンナヨック県があります。
カオヤイ国立公園は世界自然遺産に指定されており、週末は外国人だけではなくタイ人観光客も大挙するタイで有数の観光名所。
ナコンナヨック県といえばカオヤイ国立公園を目的地にする方が多いでしょうが、今回私が目指したのはひっそりと建つピンクのガネーシャです。
ナコンナヨック県にあるピンクのガネーシャとは
ピンクのガネーシャは、チャチュンサオ県の専売特許ではありません。
ナコンナヨック県には実に三体ものピンクのガネーシャ像があり、どの寺も混雑していることなく、どちらかといえばひっそりとした寺院ばかり。
ナコンナヨック県のガネーシャ像ならチャチュンサオ県のものに比べ願をかけている人が少なく、願い事が叶いやすいと推測するのは安易な発想でしょうか!?
この場で意見を求めた形になりましたが、誰の意見も求めることなく独自の判断をもとに、ナコンナヨック県へと向かったのでございます。
ナコンナヨック県には2箇所に計三体、ピンクのガネーシャ像が安置されています。
その一箇所がこちら。
ウタヤーン プラピカネー(อุทยานพระพิฆเณศ)。
二体のピンクのガネーシャ像のほか、皆様の願いごとを聞きガネーシャへ伝達するネズミ像もおられます。
ナコンナヨック県のウタヤーン プラピカネーはなんといっても人が少ない!
私が訪れた時は外国人なんて皆無だったし、タイ人観光客も殺到しているほどでもなく程よい塩梅です。
日本語で検索してもほとんど出現することのない、ナコンナヨック県のピンクのガネーシャ。
願いごとを本気で叶えたいならばチャチュンサオ県よりもこちらへ参拝したほうが効果が高そうですが、私が本題として取り上げたいのはガネーシャ像ではなく、道中で出会ったガイヤーン屋なんです。
田園が眺められるガイヤーン店
バンコクからナコンナヨック県へ向かうには、305号線をひたすら北上すればハイ到着。
親近感が湧かないナコンナヨック県かもしれませんが、お車を運転できる方であればいともたやすく到達できます。
ピンクのガネーシャに向かうには、ナコンナヨック県に入ってから3049号線に入りさらに北上すればいいのですが、この3049号線沿いで見かけたのがガイヤーン店が集うエリアです。
北上しているなら左レーン。
ガイヤーンを焼く店舗を見かけ始めるようになり、それが何店舗も続くもんだから次第にガイヤーンへ惹きつけられ、最終的には食いたい衝動に駆られていきます。
私が選んだのは、客席から田園を眺められる店舗です。
こちらのお店、席数はたったの4席。
席からは田園が眺められるのですが、いま時期は田植えをしたばかりだったため緑は広がっていませんでした。
9月から10月になると見事な緑を見せているでしょう。
お店は土日だけオープン
『ノーンオーン&ノーンジェーンのガイヤーン屋』という長ったらしい店名のこの店、開けているのは土曜日と日曜日だけだと言います。
平日は他の仕事をしているためだというので、彼には休日はないということ。
店主が休みを返上してまで提供しているのが自家製ガイヤーンです。
3049号線にはガイヤーンの競合店が多いため、さすがにレベルが高い。
その他は、ゲーンオム(แกงอ่อม)という田舎風スープやソムタムカイケム(塩漬け卵入りソムタム)。
ゲーンオムは私が最近ハマっているイサーン料理で、具材をたっぷり入れたスープです。
同店の外観上部には店名が掲げられているのですが、葉に覆われているため読めやしない。
そのことを店主に告げると、照れくさそうに苦笑いしていました。
以下はそのときの一枚です。
3049号線を北上するとピンクのガネーシャだけではなく、名所「サリカ滝」や、タイ最大のダム「クンダン プラカンチョンダム」があるため、この辺りで食事を摂っていく方が多いのでしょう。
ナコンナヨック県にあるピンクのガネーシャへ願をかけに行くなら、3049号線沿いのガイヤーンで腹ごなしをどうぞ。
【SHOP DATA】
「ノーンオーン&ノーンジェーンのガイヤーン屋(ร้านน้องแจง & น้องออม ไก่ย่างนครนายก)」
TEL:092-897-6960
OPEN:8:00-20:00(土日のみ営業)
PRICE:ガイヤーン160B(1羽)、ゲーンオム60B、トムヤムカイケム50B