バンコクから車で3時間ほどのカンチャナブリー県には、これまで何度も訪れております。
同県の観光地で真っ先に目的地として設定されるのは「戦場にかける橋」だとか「エラワンの滝」などですが、他にも名所はたくさんあり、これまで私が紹介したところですとサンクラブリーや国境の小さな町ピロックなどなど。
77県あるタイ国内の県で3番目の県面積を誇るだけに、風光明媚な場所も多く存在しております。
目次
絶景が眺められる寺院「ワットタムスア」
そんな名所の一つが、ワットタムスア。
丘の上に巨大な仏像が建ち、広大な田園風景が眺められる寺院です。
私はこれまでこの寺院へは2度ほど訪れたことがあるのですが、2年ぶりに再訪。
丘の上に上がる手段として階段とケーブルカーがあり、私は迷うことなくケーブルカーに乗ってやろうと企んでいたのは当然だったのですが、この日は故障により運休!
ギラギラと照りつける太陽のもと、酷暑で止まらぬ汗を額から流しつつ、えっちらおっちらと階段を上り頂上を目指したのでございます。
とにかく、丘の上から眺める光景は何度見ても飽きない絶景。どこまでも広がる田園風景は、見に来る価値は十分あると思います。
ワットタムスアの近くにある食堂『Sooksala』
私がこの度、3度目の『ワットタムスア』へ参ったのは、この食堂へ来店してみたいという動機があったためです。
その名『Sooksala』。
自家製バミー麺が旨いという評判が高いだけではなく、黒いバミー麺までも揃えているという珍奇な食堂でございます。
聞くところによると、麺に炭を塗り込んでいるため黒くなっているとのこと。
私がオーダーしたのはスープなしの黒バミーです。
黒いバミー麺の正式名称は”バミーチャコール”
黒いバミー麺だから「バミーダム」という名称かと勝手に思っていたんですが、メニューを見ると「バミーチャコール」でした。
そのまんまです。
麺の色はほんのり黒い、なんて生易しい程度ではなく、”漆黒”と表現して問題ないほど真っ黒。それだけではなく、ワンタン(ギアオ)の皮にも炭を練り込み真っ黒に仕上げている徹底ぶり。
歯が真っ黒になりゃしないかと小さな心配事が頭をよぎりましたが、他客を観察したところ”お歯黒”になっている方はおられなかったので、がっつりかきこむ。
炭を練りこんでいるからと言って、炭の風味がするわけではありませんが、バミー麺そのものが旨い。
ひょっとしたら炭を使うことで、この仕上がりに炭が一役買っているのかもしれません。
麺はバミーだけではなく、センレック(中麺)やセンヤイ(太麺)、センミーカオ(白い細麺)、ウンセン(春雨)もあり、麺以外ではカオムーデーン、カオムーグローブ、
「うちは70年ぐらいやってますよ。私で2代目です」
注文がひっきりなしに入ってお忙しいのに、調理しながら私の質問に答えてくれたのは女性店主。
バミーチャコールを始めたのは5年ほど前からだそう。
炭入りバミー麺が広がったこともあり、有名人もポツポツ来店しているようです。
ワットタムスアから絶景を眺めたら、『Sooksala』で漆黒の世界を味わってください。
ワットタムスア&黒いバミー麺の店は私のYouTubeでも取り上げました。
私が個人的に運営しているYouTubeチャンネルでも、ワットタムスアや黒いバミー麺の『Sooksala』を紹介しています。
そちらもぜひご覧いただき、2倍楽しんでください。
【SHOP DATA】
「Sooksala」
TEL:06-32123963, 08-8233-0115
OPEN:08:00-15:00(基本無休)
PRICE:各メニュー40B〜
Facebook:https://www.facebook.com/sooksala/