8月29日、BTSチョンノンシー駅至近に開業した超高層ビル「マハナコン」。
高さ314メートルは、これまでタイ国内でもっとも高い「バイヨーク2タワー」を10メートル超え、タイ最高層ビルとなりました。
本題はマハナコンとは関係ないのに、なぜマハナコンを取り上げたかといいいますと、同名の通りにぽつねんと佇む『ルアンマイ』があるからです。
目次
ルアンマイへの行き方
マハナコン通り(Maha Nakon Rd)は、MRTフアランポーン駅からラマ4世通りを西に向かい、南に伸びている通りです。
街灯も少なく、薄暗いマハナコン通りを南へ500メートルほど下ると、ひっそりと営業している『ルアンマイ』が右手に見えてきます。
フアランポーン駅から徒歩だと15分ほどでしょう。
タクシーで向かうなら、以下の案内板の直下に立地しているので、写真を見せれば分かると思います。
『ルアンマイ』の扉を開けてまず驚いたのが、そこかしこから薫る懐かしい雰囲気。
これ、昭和ですやん!
オイルショック直後に出生したど真ん中の昭和世代といたしましては、ぎゅっと凝縮した昭和感に心が躍るわけです!
『ルアンマイ』のメニュー一挙大公開!
決して広いとはいえない円卓が並ぶ店内。
私は片隅に席を取り、渡されたメニューに目を通しました。
すべて写真付きで掲載されている料理はどれもこれも旨そうっす…。
かなり品数が多いのですが、全ページを撮影したので掲載しておきましょう!
店主がおすすめしてくれた3品
「どれがおすすめですか?」
迷いだしたら止まらないのはO型の宿命か…。
老年の男性におすすめ品を聞くと、トップページで掲載している4品、特に最上段に載っている「ホイジョー」は推しの中の推しと言います。
ホイジョーを含め薦めてもらった計3品はこちらです。
Hoi Joh(ホイジョー)
ホイジョーとは中国潮州系のタイ料理店で多く見られる料理で、生湯葉に蟹の身などを包んで揚げています。
他店で何度か食べたことがありますが、推すだけあってここのは旨い!
揚げ具合が抜群で湯葉はサクサク、具はほっこりしていて蟹の旨味がしっかりしている。
ハイネケンのお供としていい仕事してくれました。
MOO SICHUAN
ピーマンやパプリカ、豚肉などの炒め物。
ほどよく胡椒が効いてピリッとした一品です。
NEUR TOON HONG TE
煮込んだ牛肉と大根のスープです。
『ヘンチュンセン』などで見るモーファイと同じ鍋ですが味わいは異なり、あっさりとした、おでんの出汁を想起させる風味。
いまにも崩れそうな柔らかい大根、味の染みた牛肉、そして優しいスープ。
癒されるわ〜。
『ルアンマイ』が創業したのは25年前。
店の雰囲気からもっと古いのかと思っていただけに意外でした。
有名人もたくさん来店しているようで、壁にはたくさんの写真が飾られています。
お店のご主人はティックさん。
60代ぐらい見えたのですが、実際は73歳だそうです。
店内を撮影しているとき、まかないを食べていたんですが、食べっぷりは73歳とは思えない勢いの良さ!
召し物やヘアスタイルも決まっていてダンディです。
感服いたしました。
ご両親が中国から渡ってきた華僑で、壁にある『木座屋』は中国語での店名だそうです。
華僑系のタイ中華料理店の店主って、70歳を超えても元気な方が多いのはなぜなんだろう。
最近、タイ中華店を取材するたびに考えさせられます。
【SHOP DATA】
「ルアンマイ(เรือนไม้ )」
TEL:02-236-3015,02-236-3028,02-633-0089
OPEN:16:30-23:00(不定休)
ADDRESS:82 Mahanakorn Rd.Bangrak Bangkok 10500
PRICE:ホイジョー160B、