今回の記事で取り上げるのはカノムパックガード(ขนมผักกาด)です。
かなりマイナーな料理がゆえに日本人で知っている人も少なく、専門店もかなり少ない。
たまにパッタイ屋台などで見かけることもありますが、日本人ならほとんどがパッタイを注文して終わりでしょう。
カノムパックガードとは大根と小麦粉を混ぜて作ったお餅のようなものを、もやしなどと炒めたもので、食事とおやつの中間的な位置のような料理です。
カノムパックガードを扱っている屋台は以前紹介したことがありまして、フランス大使館近くの『ハワー ホイトート パッタイ(ฮาวาหอยทอดผัดไทย)』という店です。
こちらのお店もそうですが、パッタイを置いているならカノムパックガードはサブメニュー的な扱い。
カノムパックガードを専門で扱っている店は無いものかと探したところ、タイ国鉄フワランポーン駅の近くにありました。
目次
カノムパックガードの屋台はフワランポー駅の近く
タイ国鉄フワランポーン駅の正面玄関から道路を挟んだ向かい側に渡り、奥の細道をするすると抜けていきます。
いままで何度もフワランポーン駅には来たことがありますが、この一帯へ足を踏み入れたのは初めて。
一気にローカル感が増しワクワクしてくること甚だしい。
僕が目指していたカノムパックガードの屋台は角地にあります。
おばあちゃんが営む『チャーケンカノムパックガード フワランポーン(ฉอเค็ง ขนมผักกาดหัวลำโพง)』。
鉄板の前に立ちカノムパックガードをひたすら炒めている姿が見えました。
カノムパックガードの他にセンレックを炒めた一品もあり
屋台の前に貼っているメニューを見てみると、こちらのお店ではカノムパックガードを「シャイタオグアイ(ไช้เถ่าก้วย)」と命名しているよう。
とはいえ「カノムパックガード」と伝えても理解してもらえるのでご安心を。
僕はこれに卵を入れたサイカイを注文。
屋台の後ろに食堂のような店舗があるので、こちらで食事できるようになっています。
大根餅のほかに使われている食材はニラやもやし、ピーナッツ、そして卵。
これらをシンプルな味付けで炒めています。
唐辛子は使われておらずハーブも入っていないので、パッタイと同じように日本人の味覚にも合うような気がします。
僕は途中でお酢や粉唐辛子をかけて味変。
サイズも小さかったこともあり、瞬殺で平らげました。
まだなんとなく物足らないなぁ。
僕はふたたび屋台の前に立っておばあちゃんの写真を撮っていると、彼女が手に取ったものに注目しました。
おばあちゃんが手に取って鉄板に入れたのは、クイッティアオで使われる麺のセンレックです。
メニューには書いていませんが、大根餅ではなくセンレックを炒めた一品もあるとのこと。
僕はすかさずそちらも注文。
麺バージョンのカノムパックガードが出てまいりました。
具材や味付けは同じですが、麺に変わるだけで料理の印象もがらっと変わります。
僕の胃袋的には2皿食べてちょうどよい塩梅!
「チャーケンカノムパックガード フワランポーン」のメニュー
メニューといってもカノムパックガードとセンレックを炒めた2種類だけなんですが、タイ語で書かれているメニューを一応載せておきますね。
4つほど表記がありますが、卵入れるか入れないか、大盛りにするかどうかという内容です。
シャイタオグアイ(カノムフアパックガード)/ไช้เถ่าก้วย(ขนมหัวผักกาด)
マイサイカイ/ไม่ใส่ไข่(卵無し)
サイカイ/ใส่ไข่(卵あり)
ピセート/พิเศษ(大盛り)
フワランポーン駅で時間ができたら立ち寄ってみては
タイ国鉄フワランポーン駅から列車に乗って地方へ行く方も多いでしょう。
出発までの時間がかなりあるようならヤワラートをぶらぶらするのもありでしょうけど、時間が限られているようならこの屋台は近いしおすすめ。
隣の商店にビールがあるので、一杯ひっかけることもできますよ。
店名 | チャーケン カノムパックガード フワランポーン/ฉอเค็ง ขนมผักกาดหัวลำโพง |
電話番号 | 無し |
営業時間 | 11:00-16:00(日曜日休み)※早めに閉店することも有り |
Google Map | https://goo.gl/maps/h3xxSL4u18fkyKuk9 |