[料理名]モーファイ(火鍋)

病み付き必至!行列ができるクロントゥーイ市場裏【ヘンチュンセン】のモーファイ鍋

このブログで何度も何度も「モーファイ鍋を愛している」と公言してきている西尾です。
モーファイ鍋をすでにご存知の方に説明は不要ですが、じっくり煮込んだ牛肉や豚肉や空芯菜、もやしなどを八角、シナモンなどを使ったスープでいただくタイ版の火鍋でございます。

煮込んだ牛肉や各部位が入ったモーファイ鍋

本ブログではバンコクのさまざまなモーファイ鍋のお店を紹介してきましたが、それらの中で『ヘンチュンセン』は外せません。

バンコクに2店舗ある【ヘンチュンセン】

Google Mapで『ヘンチュンセン(เฮ้งชุนเส็ง)』と検索すると、2店舗が表示されます。
ひとつはクロントゥーイ市場の西にあるヘンチュンセン。
もう1店舗はクロントゥーイ市場の裏手にあるヘンチュンセンです。

正式な店名は前者が『ヘンチュンセン プラハルタイ コンウェント(เฮ้งชุนเส็ง พระหฤทัยคอนแวนต์)」、後者が「ヘンチュンセン スントーコーサー(เฮ้งชุนเส็ง สุนทรโกษา)」。

聞きなれない長いタイ語が入っているので、何ヶ月経っても覚えられそうにありません。
というわけで、僕個人的に前者は「ラマ4のヘンチュンセン」、後者は「クロントゥーイ市場裏のヘンチュンセン」と使い分けております。

店前に大きな鍋があるクロントゥーイ裏のヘンチュンセン

そもそもこの2店舗が同じ店名なのは、親戚関係の間柄だからだそうです。
レシピも同じものだとおっしゃっていましたが、いまではお互いアレンジを加えているのか、スープの味は明らかに異なっています。

2店舗の「ヘンチュンセン」は現在でも交流があるのか、それともまったく関係性がなくなったのかは不明ですが、Facebookページのアカウントは別々になっているので、本店、支店の関係ではないようです。

店前に行列ができるクロントゥーイ市場裏の【ヘンチュンセン】

正確に申し上げますと「モーファイ鍋」という鍋料理が存在するわけではありません。
中央部に凸起がある鍋の名称で、トムヤムなど他の鍋料理にも使われています。
『ヘンチュンセン』もそもそも鍋料理店ではなく、牛煮込みや豚煮込みを使ったクイッティアオ屋です。

通称「モーファイ鍋」という料理は、クイッティアオの具材である牛肉煮込みや豚肉煮込みを、野菜と一緒に鍋に入れて食べるスタイルのことを指しています。

タイ人はこの鍋を注文する時に、鍋の名称である「モーファイ」とだけ伝えているのを聞いて、僕が勝手に牛煮込みや豚煮込みが入っているを鍋を、このブログ上で「モーファイ鍋」と称したのが始まりでした。

さて、今回紹介する『ヘンチュンセン』はクロントゥーイ市場の南にあり、MRTクイーンシリキッドコンベンションセンター駅から徒歩10分ほどです。

ヘンチュンセン スントーコーサー(เฮ้งชุนเส็ง สุนทรโกษา)

モーファイ鍋を愛しているわたしのことですから、当然ながら『ヘンチュンセン』はブログで取り上げたことはあるのですが、調べたところ前回の記事は2016年!

ちなみに、「ラマ4のヘンチュンセン」を最後に紹介したのは2021年11月でした。

2016年に紹介して以降、クロントゥーイ市場裏の『ヘンチュンセン』には何度も足を運んでいるものの、7年以上もブログで取り上げていないのはどうかと思い、ひさびさにカメラを持って来店したというわけです。

外観などは7年前とほとんど変わっていませんが、大きく変わったのは隣にエアコンルームが新設されたことでしょう。
どうしても汗をかきたくない方はエアコンルームへどうぞ。

エアコンが設置された客席です

クロントゥーイ市場裏の『ヘンチュンセン』には牛肉煮込みと豚肉煮込みの2種があります。
本来は注文時に「ヌアトゥン(牛肉煮込み)」か「ムートゥン(豚肉煮込み)」のどちらかを指定するのですが、「モーファイ」とだけ伝えても問題なし。
その場合、自動的に牛肉煮込みのモーファイが出てきます。

いろんな部位が盛りだくだんの極上モーファイ鍋!

クロントゥーイ市場裏の『ヘンチュンセン』は、昼どきになると待ち客が店前に並ぶほど混雑するので11時過ぎに来店しました。
この時間ならすぐ食べられるだろうとタカをくくっていたんですが、まるっきり甘かった!

12時前でもこれだけの人が待っています

すでに満席に近いほど客が座っていて、あわや待たなければといった状況でした。
7年前はここまで繁盛していなかったのに、すっかり人気店になっちゃったね『ヘンチュンセン』。

僕は牛肉煮込みのモーファイ鍋を選び、ご飯も注文。
10分ほど待って、めらめらと炭火が燃えるモーファイ鍋が運ばれてきました。
見ているだけで胸が躍るのは僕だけではないでしょう。

炎を上げる牛肉煮込みのモーファイ鍋

注文時にすべての具材を入れてもらうようリクエストしたので、煮込んだ牛肉はもちろんのこと、フアジャイと呼ばれるハート、ホルモン、ハチノス、レバーなどなど、盛りだくさんの部位がモーファイ鍋で共演しています。

そしてこれら主役たちの舞台となるスープは、醤油ベースで中華ハーブなどを煮込み、これがたまらなくクセになるんです!

各部位が贅沢に使われています
ご飯に乗せてがっつり食べるとこれまた旨い!
卓上の調味料を配合して、牛肉の付けダレを作ってください

僕が初めてモーファイ鍋に出会ったのは10年近く前、「ラマ4のヘンチュンセン」だったんですが、その時の感動が今でも蘇ってきます。
1人でこの鍋とご飯をぺろっと平らげさせてしまうのは、モーファイ鍋の味わい深さたる所以でしょう。

【ヘンチュンセン】が揃えている部位のメニュー

『ヘンチュンセン』のメニューはクイッティアオ、ガオラオ、モーファイ鍋、ご飯といったぐらいなんですが、部位が個別で注文できるのでメニューに載っています。
写真と英語表記付きではありますが、日本語を併記した全部位を掲載しておきます。

ちなみに、コロナ前まではビールがあったんですが現在は扱っていません。
持ち込みする場合はお店の方に一言かけた方がいいと思います。

牛肉メニュー

【牛肉メニュー】
ヌアノンラーイ/เนื้อน่องลาย(牛すね肉)
パーキリュー/ผ้าขี้ริ้ว(センマイ)
フアジャイ/หัวใจ(ハート)
ルークチンヌア ルークチンエン/ลูกชิ้นเนื้อ ลูกชิ้นเอ็น
サイ/ไส้(ホルモン)
ガポ/กระเพาะ(ハチノス)

ヌアソッド/เนื้อสด(牛肉)
タップ/ตับ(レバー)
ヌアプアイ/เนื้อเปื่อย(煮込んだ牛肉)
エン/เอ็น(牛すじ)
マーム/ม้าม(牛チレ)
リン/ลิ้น(牛タン)

豚肉メニュー

【豚肉メニュー】
ムートゥン/หมูตุ๋น(煮込んだ豚肉_
ムーソッド/หมูสด(生の豚肉)
ルークチンムー ルークチンエン/ลูกชิ้นหมู ลูกชิ้นเอ็น
リン/ลิ้น(豚のタン)
ガポ/กระเพาะ(豚の胃袋)
サイ/ไส้(豚の腸)
タップ/ตับ(豚レバー)

【飲み物メニュー】
ナムゲックフア/น้ำเก๊กฮวย
ナムドゥーム/น้ำดื่ม
ナムチャー/น้ำชา

クロントゥーイ市場裏の【ヘンチュンセン】は月に一度の不定休有り

『ヘンチュンセン』は基本的に定休日はありませんが、月に一度だけ清掃のための店休日を設けています。
不定休なので、来店前にFacebookで確認しておく方がいいでしょう。

店名ヘンチュンセン スントーコーサー/เฮ้งชุนเส็ง สุนทรโกษา
営業時間07:00-20:00
定休日月に一度の不定休(Facebookで確認してください)
Google Maphttps://maps.app.goo.gl/igppiBSKogsNy9HR7
Facebookhttps://www.facebook.com/profile.php?id=100040905595016

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