日本ではトムヤムクンを使った新商品があれやこれやと出ているようですが、それほど日本人にとって【トムヤムクン】というタイ料理が認知されウケている証左でしょう。
誰が言い出したのか不明ですが「世界三大スープ」と呼ばれるものがありまして、トムヤムクンはその中に選ばれている世界的なタイ料理でございます。
ちなみに他のメンツは、ブイヤベース、ボルシチ、フカヒレスープ。
「合計すると4つじゃねーか」といった苦情が聞こえてきそうですが、僕が決めたわけではないので知ったこっちゃございません。
タイはこのトムヤムクンの本場なわけで、バンコクにはこの料理を提供している店が至る所にあります。
それらの中で味はもちろんのこと立地条件なども勘案し、バンコクトップクラスのトムヤムクンを出している店を2つピックアップいたしました。
目次
トムヤムクンの両雄【トムヤムクンバンランプー】&【メムトムヤムクン】
場所はカオサン通り近くのバンランプーという地区で、Soi Kraisiという通りに2軒が隣同士で並んでいます。
ひとつは『トムヤムクンバンランプー』、もう1店舗が『メムトムヤムクン』です。
2つのうち『メムトムヤムクン』はうちのブログで何度か紹介したことがり、ここの店主とは顔見知りになっちゃいました。
もう1店舗の『トムヤムクンバンランプー』はというと、一度も来店したことがないんです。
というのも、『メムトムヤムクン』のオーナーと親しくなったこともあり、行きづらくなったことが原因…。
僕が隣のライバル店に入店しているところを店主のおじさんが見たら悲しむだろうなぁ、なんて勝手に思っちゃってるんですよね。
しかしながらそんなことばかりを考えていたら、死ぬまで『トムヤムクンバンランプー』に来店することはできやしない。
僕は意を決して来店すると共に、両店の徹底比較をやってみようと思い立ったのでございます。
バンコクのトムヤムクンの両雄とも言われているこの2店舗。
果たしてどっちがバンコクのトムヤムクン王なのか!?
看板なんて不要!【トムヤムクンバンランプー】
まずは初来店となる『トムヤムクンバンランプー』です。
外には店名など掲げておらず、看板もなし。
それでもお客さんが途切れないのは、長年営業してきた知名度があるからでしょう。
僕は隣の『メムトムヤムクン』の店主に見つからないように入店。
作戦は成功したようで、秘密裡に来店することができました。
メニューブックは無く、料理名は壁に掲げられた垂れ幕に書かれています。
写真が載っているのと、英語が併記されているので注文は問題なし。
トムヤムクンの他に、パットパックブンムーグローブ(空芯菜とカリカリ豚の炒め物)をオーダーいたしました。
こちらのトムヤムクンも隣店の『メムトムヤムクン』同様に、海老味噌がどっさりとスープに使われていて、大きなエビも入っております。
酸味が少し強めのスープには、海老味噌が溶け出していてワンダフル!
サイズの大きなエビが4尾使われていて、贅沢な一杯です。
かなり唐辛子が投入されていてけっこうスパイシーだったので、辛さを控えめにしてもらいたいなら「ペットノーイ(辛さは少し)」か「マイペット(辛くしないで)」と言ってみてください。
通じるか通じないかは運次第です。
そしてもう1品のパットパックブンムーグローブ。
強火で炒められた空芯菜はシャキシャキ感が楽しめる素晴らしい出来栄え。
ただ、ムーグローブのカリカリ感が少々乏しかったのがちょっぴり残念でございました。
これも日によって変わるのかもしれないので、次回の来店時も注文してみよっと。
店名 | トムヤムクンバンランプー/ร้านต้มยำกุ้งบางลำพู |
営業時間 | 09:00-20:00 |
定休日 | 月曜日 |
Google Map | https://goo.gl/maps/YcNKVKe5xxnbS7yK7 |
備考 | 営業時間は取材時に確認したものです |
濃厚スープが特徴【メムトムヤムクン】
さて続いては、正面向かって右手にある『メムトムヤムクン』です。
こちらは店名が記載された垂れ幕をきっちりと掲げているので、初めて来店する方ならこれを目印にすれば問題ナシ。
店内に掲げられている激旨!タイ食堂の垂れ幕は、お店が作ってくれたものです。
これはお店が僕のブログのファンだというよりも、ブログを見て来店した日本人がどっちの店に入っていいか迷っていることがあり、そういった人たちを誘導するために作ったんだと思います。
『メムトムヤムクン』でぜひ食べてもらいたいのは、トムヤムクンのほかにヌアプーパッポンカリー(殻無しカニのパッポンカリー)。
店もおすすめしている一品で、とにかく脂っぽくなく食べやすいのと、カニの身がどっさり使われている点が秀逸です。
味付けも抜群で、僕はここへ来る度に毎回ヌアプーパッポンカリーも注文しています。
ここのトムヤムクンも海老味噌たっぷりで大きなエビ入り。
『トムヤムクンバンランプー』に比べると、スープの色が少々濃くなっています。
これは味にも反映されていて、ナムプリックパオとエバミルク(無糖練乳)が多めに使われいるのか隣店よりも味は濃厚。
酸味も辛さは若干抑えられているように思います。
大きなエビは隣店と同じ4尾使われていて、これは隣店と同じです。
店名 | メムトムヤムクン/แหม่ม ต้มยำกุ้ง |
営業時間 | 08:00-20:00 |
定休日 | 月曜日 |
Google Map | https://goo.gl/maps/WiojyLGDCTKprcSZA |
備考 | 営業時間は取材時に確認したものです |
【トムヤムクンバンランプー】VS【メムトムヤムクン】の結果発表(個人的な意見です)
というわけで、トムヤムクンが旨い2店舗を食べ比べて参りました。
2店舗の比較をざっとおさらいしておきましょう。
【トムヤムクンバンランプー】 | 【メムトムヤムクン】 |
エビの数:4尾 | エビの数:4尾 |
値段:150THB | 値段:150THB |
提供時間:約5分 | 提供時間:約3分 |
こういった比較になりました。
見比べるとほぼ同じなんですが、細かい話をすると海老味噌の量は『トムヤムクンバンランプー』の方が若干多かったです。
あと、味付けに関しては好みがあるのですが、僕個人的な好みでいうと『メムトムヤムクン』でした。
その他の比較ですと、席数は圧倒的に『メムトムヤムクン』の方が多く、料理数も『メムトムヤムクン』が多い。
これらを勘案したうえ、僕が店主と仲が良いことや、激旨!タイ食堂の垂れ幕を掲げてくれていることなどを含め、僕個人的には『メムトムヤムクン』に軍配をあげたいと思います。
これはあくまでも僕の独断と偏見によるものなので、ぜひみなさんも2店舗を食べ比べてみて、どちらが好みの味なのかを聞かせてください。
激旨!タイ食堂のTwitterやInstagramでメンションしてもらえれば、喜んで反応します!!
Twitter:https://twitter.com/gekiuma_bkk
Instagram:https://www.instagram.com/thaifoodphoto/
【トムヤムクンバンランプー】と【メムトムヤムクン】の動画をTikTokで公開中
トムヤムクンの両雄2店舗の動画を、僕のTikTokアカウントで公開しています。
動画もご覧になり、来店する際の参考にしてください。