ここ数年でバンコクは物価が上昇し、屋台や食堂などでも値上げを決めた店も少なくありません。
しかも今年に入って円安が進んでいることもあり、タイ旅行に来てもお財布の紐をゆるめられない人も多いはず。
そういった方々にとって朗報がございます。
お財布にとっても優しい、バミー専門店の『バミータートン(ร้านบะหมี่ตาต๋อง)』を紹介いたしましょう。
60バーツのジャンボ盛りバミー麺!
BTSラチャテウィー駅から歩いて5分。
ペッブリーソイ12/2という路地のような細い通りを入ると、デリバリースタッフが数名待っている店が現れます。
創業して50年以上という『バミータートン』は、安さとボリュームを兼ねたバミーを提供していることから、連日客足が絶えない人気店。
バミーは普通盛り(タマダー)、大盛り(ピセー)、ジャンボがあり、それぞれ40バーツ、45バーツ、60バーツ。
庶民に優しい値段設定なのは嬉しい限りですが、タマダーやピセーの上に「ジャンボ」なんていうサイズがあることに驚きを禁じ得ない。
タマダーとピセーの価格差は5バーツなのに、ピセーからジャンボになると15バーツも跳ね上がります。
どれだけの量が出てくるんだろう。
勇気を振り絞りジャンボを注文いたしました。
巨大スープに麺を入れてラーメンに
運ばれてきたのは、その名の通りジャンボ盛りのバミー麺。
麺が盛られた器のほかに、巨大なスープも付いてきます。
『バミータートン』にはスープ無しのバミーしかありませんが、このスープに麺を入れればスープ有りになるというわけか。
2玉以上は入っているであろうバミー麺には、ムーデーンとワンタンもトッピング。
これで60バーツって利益はあるのだろうか。
他所様の収支を心配しても仕方がないことなので、ジャンボ盛りの麺を啜っていく。
味付けはそれほどされていないので、卓上のナムプラーや酢、粉唐辛子で調節していくのがいいでしょう。
さすが「ジャンボ」と名乗っているだけあり、食べても食べても減らない!
そこで登場するのが「スープに麺を入れてラーメンにする」作戦です。
スープはたっぷりあるので、これに麺をどんどん投入。
すると、あれよあれよという間にスープ有りバミー麺に早変わり。
調味料で一度目の味変、そしてスープに麺を入れて2度目の味変ができるため、ドデカ盛りのバミー麺を最後まで飽くことなく平らげることが可能になっているのです。
物価が上がるバンコクで庶民の懐に寄り添う『バミータートン』。
こういった店が生き残り続けているおかげで、救われている下町の人々がいるのでしょう。
店名 | バミータートン/ร้านบะหมี่ตาต๋อง |
営業時間 | 10:00-17:00 |
定休日 | 日曜日 |
Google Map | https://maps.app.goo.gl/tWe8YiWw3s8B5szs7 |