トリップアドバイザー(TripAdvisor)ってほとんど見ることがなかったのですが、旨いタイ料理屋を探そうと初めてしっかりチェックしてみました。
観光者による評価が多く占めているためか、私がいつも目にするようなお店が少ない。
よく足を運ぶエリアですら、まだまだ知らない店がたくさんあるなぁと感心させられ、トリップアドバイザーにぐいぐいと引き込まれていきました。
目次
サラデーンに気になるクイッティアオ屋が
トリップアドバイザー内をトリップしていると、気になるクイッティアオ屋が。
場所はサラデーン。
BTSサラデーン駅かMRTシーロム駅が最寄りですが、徒歩10分は少なくともかかるであろう、私もほとんど通ったことのない通りに立地しています。
[スポンサーリンク]
洒落た店内の『Moo Moo Noodle』
看板に豚のイラストとともに掲げられている店名は『Moo Moo Noodle』。
小洒落た外観で、言われなければクイッティアオ屋だとは分からない雰囲気です。
このような小洒落たお店に入る機会が少なく、しかも1人での来店だからか、やや緊張気味。
なんでクイッティアオ食べるのに硬くならなきゃいけないのか…。
「小洒落たお店緊張症」なのかもしれません。
勝手に症状名を付けてみました。
来店したのは午後7時ごろ、2組ほどいた先客は界隈で働いているのであろう男女たちでしょう。
店内に流れているのは90年代の洋楽。
装飾や造り、ライティングなど、高いデザインセンスが感じられ、私がいままで訪れたクイッティアオ屋の中で、もっともオシャレな店かもしれません。
いやぁ、緊張するなぁ。
汁なしバミーが旨い!
メニューにはクイッティアオのほか、バミー(中華麺)、ガパオライス、パッタイ、カオパット、ワンタンスープなど、ご飯ものやスープ類も揃っています。
私がチョイスしたのは豚肉をトッピングした汁なしバミーです。
メニューのには「Special Pork」と英語表記されていた豚肉は、甘く煮込まれていてバミーと合う!
豚そぼろ肉(?)でしょうか。
新しいバミーです。
この他、ワンタンスープも注文したのですが、これはもうちょっとエビのプリプリ感が欲しかったな。
正体不明のメニュー「Dino Volcano」とは…
食べ終え、改めてメニューに目を通していると、さきほどは見落としていた気になる一品を見つけてしまいました!
写真を見ると丼の上に、何かしら肉のようなトッピングがどっさり載っている。
これはイッタイ何なんだ…。
バミーとワンタンスープを完食した私に余力があるはずもなく、翌日ふたたび『Moo Moo Noodle』へと再訪しました。
『Dino Volcano』を注文するとまさかの!
今回はランチタイムを少し外した午後2時。
ランチタイムを外した理由は、この辺りはビジネス街なので昼食時間帯はビジネスマンやOLで賑わうため。
さすがに午後2時に来店すると先客は一組しかおらず、Dino Volcanoをゆっくり味わえそうです。
「ボルケーノください!」
私はこれを食べるために来店したので、メニューを見ることもありません。
第一声が「ボルケーノ」です。
店員は私がボルケーノ目当てであることなど露も知らないのでしょう。
残酷な一言を放ってくれました。
「ボルケーノは売り切れです」
ええ〜!
ほんとに「ええ〜!」って言ってしまいました。
まさか午後2時で売り切れているとは…。
噴火する気満々で来店しただけに、このとき受けたショックは何とぞご理解いただきたい。
まぁいつまでも落ち込んでられないので、メニューを受け取り私が選んだのは豚肉のガパオライスとクイッティアオです。
目当ての品でもなく期待感も薄かったですが、目玉焼きがトッピングされたガパオライスは味が濃くて旨い。
ガパオライスに反して、クイッティアオはかなりあっさり味。
ふだん私はクイッティアオにナンプラーや砂糖、酢など入れないのですが、このクイッティアオには少々投入したほどあっさりです。
濃いガパオにあっさりクイッティアオ。
予備知識なく注文した2品、いい組み合わせでした。
三度目の正直「Dino Volcano」を食べられるか!?
さて、気持ちを新たに三たび『Moo Moo Noodle』へ来店したのは土曜日の午前11時。
ビジネス街にある店なので土日だと人が少ない上、しかも開店してすぐだと売り切れることはないはず。
私の他は、観光者っぽい女性2名のみ。
これでボルケーノが売り切れていたら、私と『Moo Moo Noodle』の関係は今回で終わってしまう可能性が大きいでしょう。
前回とは違い、今回は恐る恐る注文してみました。
「ボ、ボ、ボルケーノ…」
店員は笑顔で頷き、注文確定!
ようやくボルケーノとの対面が叶う。
と喜んでいるのはいいんだけど、ボルケーノって麺料理なのか、はたまた何料理なのか…。
何も分からないまま、ただネーミングに惹かれ注文していることに、この時気付きました。
そして運ばれて来たボルケーノ!
「ええ〜!」
またも言ってしまいました。
メニューの写真とまったく異なっている目の前の丼は、その名の通りボルケーノの様相を呈している。
うずたかく盛られているのは骨付きの豚肉。
これだけ盛られていると丼の中に何が入っているのかも分からないし、スープをいただくことも難しそう。
まさにボルケーノ!
シーロム・ソイ3に支店もあった!
私は骨付きのリブを両手で持ち、オシャレな店内など構うことなくかぶり付きます。
クイッティアオ屋での食事とは思えない食い様。
メニューの横にプラス10バーツで白ご飯が掲載されていた理由が分かりました。
こりゃ白ご飯が合う。
セットでオーダーし、骨に付いた肉と交互でご飯をかき込みます。
3〜4つほど食べてようやくスープの味見ができるように。
もやしが入ったトムヤム味のスープ。
私はてっきり麺でも入っているのかと思っていたので肩透かしを食らった気がしましたが、これだけ一生懸命に骨付き豚にむしゃぶりついたのは久しぶりです。
こんな骨付きの豚肉が出てくるタイ料理屋はあまりありませんからね。
店員に聞くと店主はこの時間不在なのだとか。
出勤は夜なのか…。
「いまは支店のほうにいます」
なんと、シーロム・ソイ3に1年ほど前に支店を出店したのだとか。
ちなみに本店のこちらは2年前にオープンしたそうです。
トリップザドバイザーのほかWongnaiからも高い評価を得ているようで、FacebookページやInstagram、LINEのアカウントもありますよ。
トムヤムイエンタフォーも食べちゃった
ふと気になったのが、スペシャルメニューのように別メニューに載っていたクイッティアオ。
これは何?
「トムヤムイエンタフォーです」
スペシャル感があるじゃないですか!
ボルケーノと白ご飯を食べ終わってすぐでしたが、このメニューもオーダー。
我ながらよく食うなぁ。
トムヤム味のクイッティアオに、イエンタフォーの元である紅腐乳がとろりとかけられた一品です。
トッピングされている具材は空芯菜、クリスピーな魚のフライ、ルークチン、豚のそぼろ肉など。
ボルケートといい、オリジナリティを発揮したメニューを揃えているのはさすが。
創業たった2年で、トリップアドバイザーなどに認められる実力は本物です!
【SHOP DATA】
「Moo Moo Noodle(ก๋วยเตี๋ยวมู๋มู๋)」
TEL:02-636-1009
OPEN:11:00-21:30(日曜日休み)
ADDRESS:23/13-14 Soi Saladang 1.,Silom,Bangrak,Bagnkok,Thailand
PRICE:バミー ムー75B、ワンタンスープ65B、パッ ガパオムー65B、クイッティアオ65B、ボルケーノ70B、トムヤム イエンタフォー85B