ジャルンクルン通りソイ85。
あまりにもローカル過ぎて、いままで入口で足を止めたことすらないソイを散策してみました。
初めて訪れたソイ85はバンコクにいることを忘れさせ、どこか地方の町を歩いているような錯覚を覚えるローカル感に満ちていました。
ちょっとしたトリップしている感覚です。
ジャルンクルン通りにこんなソイがあるとは、個人的にはそれだけで発見。
とまぁ、ソイ散策だけで終わるはずもなく、私が目指したいたのはソイ85を抜けたところにあります。
[スポンサーリンク]
クアガイ専門店を探し見つけた名店
小旅行感を味わったあと、私が向かったのは『クイッティアオ クアガイ ナイポー』です。
クアガイといえば、タイ飯の中でB級グルメ筆頭として挙げたいメニュー。
いままで取り上げた記事はこちらです。
本日現在で取り上げたタイ料理店はおよそ240軒。
その中で「クアガイ」を店名に冠していたのは上記2軒だけです。
バンコクだけに限るとたった1店舗しかありませんでした。
「クアガイの旨い店をもっと取り上げたい」
その想いで「クアガイ」を店名にした店を探したところ、『クアガイ ナイポーン』にヒットしたわけです。
狙い撃ちです。
クアガイだけでは止まらずガパオライスまで!
さきほど場所を説明したように、観光者が到底行けるような立地でもなく在住者でさえ立ち寄ることが難しい。
あえてそんな店を紹介するのは、個人的な嗜好とお許しいただきたい。
とはいえ、バンコクなので行けないこともないんですが。
「クアガイってなんでしょか?」
という方のために簡単に説明しておくと、炒めた麺料理です。
主にセンヤイ(太麺)を生卵で絡めながら、鶏肉やイカなどと炒めたB級メニュー。
この料理に出会ったからというもの私はクアガイを溺愛するようになったわけですが、専門店に出合うことがなく悶々としておりました。
ひさしぶりに出会ったクアガイを目の前に、心なしか固くなる男1人。
スイートソースをぶっかけ一口頬張ると、もう止まりません。
クアガイの素材はどこでも手に入るものですし、凝った調理方法が必要なものでもない。
調理人の“調理センス”が物を言うメニューだと思っています。
ここのクアガイも絶品です!
クアガイだけしか食べるつもりがなかったのですが、食欲に火がついてしまい豚のガパオライスまでオーダー。
豚肉の炒め具合に惚れ惚れとさせられ、ガパオムーでもノックアウトです。
店内の壁には来店した有名人や取材を受けた写真が所狭しと掲げられています。
店頭で調理する店主の姿を撮影させていただきました。
強力な火力を使ってフライパンを太い両腕でさばく。
That's 男の料理!
「店を始めてからは19年になるよ」
調理後の店主は、店内で孫と一緒に麺をほぐしながら答えてくれました。
ーーいままで日本人が来店したことはありますか?
「見たことないね」
在住者でさえ来店したことがないクアガイの名店。
2人目の日本人客になってみませんか?
『クアガイ ナイポー』への行き方
最寄り駅などないんですが、あえて挙げるならBTSサパーンタクシン駅。
ここからソンテウかバイタクなどでジャルンクルン・ソイ85を目指し、ソイ85の突き当たりまで行きます。
T字の突き当たりを右折。
100メートルほど南下した左手です。
この説明ですんなり行けるようならいいんですが…。
【SHOP DATA】
「クイッティアオ クアガイ ナイポー(ก๋วยเตี๋ยวคั่วไก่ นายพล)」
TEL:081-192-5288,02-688-5598
OPEN:9:00-20:00(日曜日休み)
ADDRESS:3331/66、Sut Prasoet Alley、Bang Khlo, Bang Kho Laem、Bangkok 10120
PRICE:クアガイ40B、パッ ガパオ ムー40B