このブログを立ち上げたのは2015年6月ですので、運営を開始してそろそろ丸8年が経とうとしております。
8年で訪れた屋台や食堂は800店舗以上。
バンコクだけではなくタイ北部や東北部、東部、そして南部と、あらゆる地域で食べ周り、本ブログで発信してきました。
これだけ紹介してきたのだから、だいたいのタイ料理は取り上げただろうとタカをくくっていたところ、とある料理を忘れていることに気づいたんです!
僕が8年もの間、完全にスルーしていた料理というのは「ガポプラー(กระเพาะปลา)」。
魚の浮き袋を使った醤油ベースのあんかけスープで、ときおり屋台で見かける料理です。
それほどメジャーでもなく、いや、マイナーな料理と位置付けてしまって問題ないでしょう。
ガポプラーを知っていてすでに食べたことがあるという人はタイ上級者です。(勝手な西尾判断)
魚の浮き袋はお揚げさんのようでクセもないですし、あんかけは醤油ベースなので日本人も親しみやすい。
食べてみれば気に入る人も多いとは思うんですが、専門店が少ないんですよね。
僕も偶然屋台で出会った時にしか食べたことがなかったので、今回は専門店に来店し、評判のガポプラーを食してみることにしました。
ヤワラートの有名店「ガポプラーカテイ」
「激旨!タイ食堂」で初めてガポプラーを取り上げるので、1店舗目となる店選びは慎重に厳選。
ガポプラーは潮州出身の華僑が伝えた料理だというので、潮州華僑が多いヤワラートから選ぶことにしました。
お店は『ガププラーカテイ(ร้านกระเพาะปลาคาเธ่ย์)』。
いろんなメディアでも取り上げられている有名店です。
ヤワラートのど真ん中にあり、店頭では女性店主がガポプラーを取り分けている。
ここは複数店舗が同居しているようで、隣ではカオカームーやらガオラオなどを売っておられます。
具沢山の絶品ガポプラー
いろいろと目移りしてしまいそうですが、当初の目的であったガポプラーをオーダーいたしました。
ガポプラーは普通サイズ(タマダー/60バーツ)と大盛り(ピセー/70バーツ)の他、カニ入り(120バーツ)もあります。
僕は普通サイズを注文いたしましたところ、こちらが目の前に現れました。
僕がこれまで見てきたガポプラーよりも、魚の浮き袋がどっさり入ってる!
贅沢極まりない一品を前に、涎が流れ落ちそうになりつつ、ガポプラーを一口。
醤油は控えめながら、胡椒ががっつり効いたパンチのあるお味。
ガポプラーがたっぷり入っているので食べ応えもあります。
トゥーファンとジュックピーも食す!
ガポプラーはそれほど量がないので、胃袋にかなり余裕がある。
瞬殺でガポプラーを平らげた僕は、隣の店に照準を合わせました。
豚足がこんもりと盛られカオカームーが売っているのですが、他に珍しい中華系料理もあります。
ガオラオに似た「トゥーファン(ตือฮวน)」と、もち米の腸詰「ジュックビー(จุกบี้)」の2品があったんです。
数年前になりますが、僕はこの2品を『トゥーファン プーパンピー(ตือฮวนปู่พันปี)』という店で紹介したことがありました。
ここ以外では食べたことがなかったので、かなり久しぶりにいただくことになります。
まずはトゥーファン。
僕はこれにパッカドーンを入れていると思っていたのですが、使われていたのは上の写真に記載されているギーヨムチャイ(เกี่ยมฉ่าย)と呼ばれる漬物でした。
このギーヨムチャイの酸味が効いたスープで、豚の内臓やムーグローブがどっさり使われています。
さっぱりとした味で、内臓の臭みもないので食べやすい。
そしてジュックピー。
特に味付けがされているわけでもなく、タレとして出てくるシーユーダムに付けていただきます。
これが酸味のあるトゥーファンに合うんです。
絶品のガポプラーはTikTok動画でもご覧ください
今回紹介した『ガポプラーカテイ』は、TikTokでもアップしています。
動画でもぜひご覧くださーい!
店名 | ガポプラーカテイ/ร้านกระเพาะปลาคาเธ่ย์ |
電話番号 | 081-623-9107 |
営業時間 | 07:30-12:00(基本無休) |
Google Map | https://goo.gl/maps/he6SLtDTwDybfXcY9 |