バンコクの喧騒から少し離れ、センセープ運河沿いを歩くのが、ここ数ヶ月の私のお気に入りです。
カメラ片手に朝や夕方の柔らかな光を浴びながら、運河沿いの生活感溢れる風景を切り取るこの時間が、何よりの癒し。
運河沿いで撮影した写真をはじめ、西尾レンズというインスタのアカウントで紹介していますので、ご覧いただければ幸甚です。
運河沿いを歩くのは朝か夕方のどちらかがほとんど。
夕方の場合、空腹を感じたら運河沿いの飯屋で食事することも珍しくありません。
そんな運河沿いでの散策で偶然見つけた食堂を、本記事で取り上げることにしました。
ワット・パーシー近くで見つけた【注文食堂】
センセープ運河沿いに、ワット・パーシー(วัดภาษี)という寺院が建っています。
パーシーとは「税金」という意味で、その名の通り、税金によって建立した寺院だそうです。

エカマイ通りからこのワット・パーシーの前を通り過ぎ、さらに奥へ進むと、ひっそりとたたずむ食堂が見えてきます。
当初、Googleマップでは【注文食堂】と表記されていた『ラーンラップラーン アーハーンタームサン(ร้านรับล้าน อาหารตามสั่ง)』です。



サイアム ランド アパートメントというアパートの敷地内で営業してはいますが、もちろん住人以外でも入店OK。
メニューは一切なく、食べたいものを注文する、まさに注文食堂です。
タイ人が絶賛する「ガパオムーグローブ」
初訪問の際、Googleマップのレビューを参考に注文したのが、ガパオムーグローブ(กะเพราหมูกรอบ)。
目玉焼き(カイダオ)も忘れずにトッピング。


カリッと揚がったムーグローブ(豚バラのカリカリ揚げ)は、外側の食感と中のジューシーさが絶妙で、そこにバジルとニンニクのパンチが効いたガパオが絡むことで、一口ごとに幸福感が広がります。
半熟の目玉焼きがとろけて、ごはんとガパオに絡むと……言葉を失う美味しさです。
翌日も通ってしまった「ママーパッキーマオタレー」
この一皿に魅了された私は、翌日も再訪。
注文したのは、これまた大好物のママーパッキーマオタレー(มาม่าผัดขี้เมาทะเล)です。

ママー(インスタント麺)を使ったシーフード入りのパッキーマオで、まず目を引いたのが仕上がりの美しさ。
そして私がこだわっている“胡椒の実”もちゃんと使用されており、ピリッとした辛みと香りが全体を引き締めています。

適度な辛さ、もっちりした麺、プリプリの海鮮――これぞ理想のパッキーマオです。
次回はぜひ、ビール片手に一杯やりながら、ゆっくりと食事を楽しみたいところです。
店名 | ラーンラップラーン アーハーンタームサン/ร้านรับล้าน อาหารตามสั่ง |
営業時間 | 08:00-21:00 |
定休日 | 土曜日・日曜日・祝日 |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/D7A5w2xEXHqpk3zs7 |