いままで3回に渡って不定期連載してきたナコンパトムシリーズ。
バンコクの西隣りに面し、車だと1時間ほどで行ける距離。
日帰り、または一泊で旅行するならおすすめしたい観光スポットです。
車の運転に心配な人は、戦勝記念塔からは発着しているロットゥーがおすすめ。
今回が4回目となるナコンパトムシリーズは、今回がラストとなります。
ちなみに前3回はこちら!
第一回
ナコンパトム ターナー百年市場(ตลาดท่านา)にある創業103年のタイ食堂
第二回
ナコンパトム「バーンルアン百年市場」で見つけた土日だけのクイジャップ店
第三回
ナコンパトム 世界一高い仏塔のもとに広がるのは激ウマな屋台の数々
ナコンパトム県でもっとも有名なレストラン
最後に相応しい店をとチョイスしたのは、ナコンパトムでもっとも有名なレストランといっていいでしょう!
エビの火山蒸し焼き『クンオッププーカオファイ(กุ้งอบภูเขาไฟ)』です。
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ナコンパトム随一のファイヤーショー!
バンコク発WebマガジンYindeed Magazine、映像クリエイターBangkok Sampoと向かった『クンオッププーカオファイ』。
タイのグルメサイト「Wongnai」から2015年と2016年の2年連続でBest of Wongnaiという賞を授与され、ナコンパトム県でもっともと知名度が高いタイレストランであることは間違いないでしょう。
広大な敷地を有し席数は多く、エアコンルームや屋外席、さらには子どもが遊べるエリアまでも用意されています。
店名を直訳すると「エビの火山蒸し焼き」。
火山を模した鍋を使い客の目の前でエビを蒸して焼く珍しいスタイルで調理します。
ナコンパトム県でのグルメではもっとも期待を寄せている店だけに、第三回目の屋台でラートナーを食べた直後ではありますが、エビの到着を今か今かとワクワクしながら待つ男3人。
15分ほどし女性店員によって運ばれてきたのが、この特異な形状をした鍋(?)です!
底にエビが並べられていて、蓋をかぶしている状態。
店員が上部の穴から着火用の液体をとろとろと流し込む。
炎が上がった瞬間、写真は撮るわ動画は撮るわで、著名人がステージに登場したかのような騒ぎっぷり。
これはインパクトがある!
鎮火したのち蓋をあけると、まだ少量の炎がめらめらとゆらめき、エビはほのかな焼き色を見せています。
タイでもっとも旨いエビ!?
旨そうだけど熱そう!
このエビの皮を素手でむくのは一仕事だなぁ。
なんて思うのは他の客も同じなんでしょう。
焼き上がったエビの皿を女性店員が隣のテーブルへすっと持っていき、彼女自身が手で皮を剥き始めました。
グッドサービス!
日々、熱々のエビの皮を剥いているだけあり、仕上がりは美しく嘆息が漏れます。
ビューティフル!
『クンオッププーカオファイ』のエビは見た目だけではありません。
「今までタイで食べたエビで一番旨い!」
Yindeed Magazine明石氏の一言です。
彼は私と同じタイ在住5年ほど。
私も同じく、タイでもっとも旨いエビに出会った瞬間でした。
1kgあったエビですが、男3人が飢えた野獣のようにむしゃぶりつき、数分で完食。
ついさっき、屋台街でラートナー食べたばかりなんですけど。
しかもトムヤムクンまで頼んでますから!
生け簀で育てられる旨いエビ
オーナーに会いたいと店員に伝えると、やって来てくれたのはブンさんです。
激旨ステッカーを持ってもらっての一枚。
「創業してからは30年です。あの鍋は特注で作っているので他店にはありません」
あの鍋が市販されていても、家で調理できないでしょうしね…。
エビはスパンブリー県やロッブリー県から稚エビを買い、食用サイズになるまで店内の生け簀で育てていると言います。
広大な敷地を有していないと、ここまでは真似できない。
裏方のスタッフが管理しているからこそ、「タイでもっとも旨い」と言わしめたエビが提供できるのでしょう。
【SHOP DATA】
「クンオッププーカオファイ(กุ้งอบภูเขาไฟ)」
TEL:03-424-1109,03-425-5041
OPEN:10:00-22:00
ADDRESS:885, Petchkasem Road, Tambon Sanam Chan, Amphoe Mueang Nakhon Pathom, Nakhon Pathom, 73000
PRICE:エビ(大・1kg)760B、エビ(小・1kg)550B