前回の記事で取り上げたウドムスック通りの『キティクイッティアオ ペッ』。
ウドムスック通りを通ったところ偶然見つけ、あまりの客の多さに釣られ入店したところ、開店してわずか3年という新店でした。
3年でこれほど来客があるのは何か裏があるに違いない。
そう感じ調べてみたところ、本店があるという情報を掴みました。
場所はチャン通りです。
息子たちを送り出した父親がオーナー
店名や店内に掲げられているメニュー、写真などを見ると一目で同系列店であることが分かります。
クイッティアオ ペッを食べ比べるためにも、同じメニューをオーダー。
具材などの種類は変わりませんが、スープの色が若干濃い。
記事を見比べてもらえれば分かると思うのですが、明らかな色の違いが見られます。
私としては本店のほうがコクが強く、個人的な嗜好にマッチ。
支店では出せぬ本店ならではの強みなのでしょうか。
店内の写真を改めて見ると、店長らしき人物が3人写っています。
右手はウドムスック通りの店長ですね。
真ん中と左手のどちらかが、ここ本店を取り仕切っているのでしょう。
「一番左の写真に写っている赤い服を着た人がオーナーであり彼らの父親です」
従業員の女性たちが私に教えてくれました。
「今はまだ上階で寝ています」
私が来店したのは朝8時。
寝ていても不思議ではない時間帯です。
なら店長だけでも会えるなら…。
「俺を撮ってくれよ」
現れるや撮影をしてほしいと要望してきた彼。
どう見ても店長ではない彼は、ここで働いて2年というトンさんです。
写真を撮ってあげるととても嬉しそうになり、そのまま奥へと戻っていきました。
『キティクイッティアオペッ』は仏歴2499年創業。
今年仏歴は2558年になるので、およそ60年もの歴史を刻んでいることになります。
オーナーの彼の息子たちは、それぞれ支店を持って独立。
合計3店舗を展開するまでに至ったようです。
ウドムスック通りで見つけたアヒルのクイッティアオ屋。
チャン通りに本店を構えていたことにより、
私が唱える
“中華系タイ人が営む旨いタイ料理店はヤワラーから近いエリアに多く点在する”説
に沿った店でした。
チャンチャン。
【SHOP DATA】
「キティクイッティアオ(กิตติก๋วยเตี๋ยวเป็ด)」
TEL:084-016-7855
OPEN:8:00-21:00
ADDRESS:315/1、Soi Chan 23/2、Wat Phraya Krai, Bang Kho Laem、Bangkok 10120
PRICE:クイッティアオ ペッ50B