[料理名]カノム(タイのお菓子)&スイーツ

【カノムブアンユアン】ナンルーン市場近くで70年以上も営む老舗屋台 ベトナム由来の"タイ風お好み焼き"

世界がコロナに見舞われる前は、毎年のようにベトナムへ行っていました。
頻繁にベトナムへ行く理由として、タイから近いことがひとつ、他にはベトナム料理が好きであることと、路地の薄暗くて何か淫靡な匂いすら感じさせてくれるあの雰囲気が好きなんです。

ベトナム料理はかなり好きで、苦手なものには出会ったことは一度もなし。
そんな僕が好きなベトナム料理のひとつに「バインセオ」があります。
薄い生地に野菜などを包んで焼き、それをさらに葉野菜で包んで食べる料理です。
「ベトナム風お好み焼き」とも称されるこの料理ですが、このバインセオがタイに入ってきて「タイ風」にアレンジされていることを最近知りました!
その名はカノムブアンユアン(ขนมเบื้องญวน)
「カノムブアン」はクレープのようなタイのお菓子で、「ユアン」はベトナムという意味のタイ語。
つまり「ベトナム風カノムブアン」というわけです。

ナンルーン市場の近くにあるカノムブアンユアン屋台

あのバインセオがタイ風にアレンジされているなんて、食べたい欲は計り知れない。
調べたところ、ナンルーン市場の近くにカノムブアンユアンの専門店があることを突き止めました。
ナンルーン市場はクルンカセーム運河近くにあり、「バンコクで最古」の市場と言われています。
以前、ナンルーン市場の旨い店を数店舗取り上げた記事を書きました。

創業1900年 バンコクでもっとも古い市場「ナンルーン市場」を食べ歩く

今回紹介する屋台はこの市場の中ではなく、少し外れたところで営業しています。
店名は『カノムブアンユアン ヤーチャン(ขนมเบื้องญวน ย่าแช่ม)』
初老の女性店主がひとりで切り盛りしている屋台です。

ほとんど休むことなく屋台を出している女性店主

カノムブアンユアン ヤーチャン(ขนมเบื้องญวน ย่าแช่ม)

事前にアポイントを取って来店したこともあり、僕が顔を見せるや歓迎してくれました。

「うちには2つのメニューがあるけど、どっちも撮影する?」

こちらには2種類のカノムブアンユアンがあるそうで、ひとつは薄い生地に卵と野菜を入れて包んだもの。
もうひとつは薄い記事をパリパリに焼いて野菜を包むタイプです。
価格はどちらも50バーツ。
僕が2つとも注文をすると、女性店主はフライパンを炭火で温め始めました。
これだけ慣れた手つきでフライパンを操れるようになるには、何年かかるんだろう…。

「私がお店をやり始めてからは10年ぐらいだけど、創業したのは私のお婆ちゃんで70年以上はやってるよ」

営業開始は朝の8時半で、14時には売り切れてしまうとのこと。
定休日は特に設けず、用事がある時だけお休みすると話してくれました。
つまり10年開、ほぼ毎日フライパンを振りいくつものカノムブアンユアンをひとりで作り上げているわけです。

ひとりで調理を担っています

この写真は創業主の方です

どちらのカノムブアンユアンも50バーツ

彼女が作り上げた2皿がテーブルに並びました。
ひとつはふんわりと焼き上げられた卵入りのカノムブアンユアン、もうひとつは生地がパリッと仕上げられた卵が入っていないタイプです。
どちらにも、もやしとガティ(ココナッツ)を刻んだものが入っています。
付けダレもあり具材は、刻んだ生姜やきゅうり、唐辛子など。

まずは卵入りのカノムブアンユアンから一口。
ふんわりとして生地の中に野菜が入っていて、これは旨い!
確かにお好み焼きに似ていますがクレープっぽい要素もあったり、ハーブが使われておらずスパイシーでもないので、タイ料理が苦手な日本人の口にも合いそうな一品です。
付けダレの野菜を加えたら、風味や食感が増えてさらに楽しめるのがイイ!

付けダレを使ってみて思ったんですが、本場ベトナムのバインセオとの明らかな違いは、この付けダレがひとつの要素になっているなぁと。
唐辛子を入れたりお酢や砂糖で味付けしているので、これだけでもタイ料理っぽさが表れています。

10年間、ほぼ毎日のように作ってきた技が光ります

こちらが卵入りのカノムブアンユアン

こちらのカノムブアンユアンは生地をパリパリに仕上げていて、卵入りではないです

生姜やきゅうり、唐辛子を刻んだものにお酢や砂糖などを混ぜた付けダレ

そしてもうひとつのカノムブアンユアン。
これはそのまんまかぶり付くのか…。
どうやって食べたらいいかよく分からないまま、バインセオを食べるように両手でもってがぶり。
生地が薄くパリパリに焼き上がっているため、食べている最中にポロポロと崩れてしまい、食べにくいったらありゃしない!
これもスプーンとフォークを使って食べるのが正解でしょう。
生地の食感がパリパリっとしているだけに、卵なしのカノムブアンユアンはスナック感が強い。
僕個人的な好みは、1つ目にいただいた卵入りのカノムブアンユアンです。

バンコク最古の市場といわれる「ナンルーン市場」には、旨い店がいくつもあります。
それらの店を食べ巡りするならば、今回紹介した『カノムブアンユアン ヤーチャン』も入れてください。
1日だけだとすべて周れないと思いますが(笑)

『カノムブアンユアン ヤーチャン』をYouTubeでもご覧ください!

今回紹介した『カノムブアンユアン ヤーチャン』は、僕のYouTubeチャンネルでも動画で取り上げています。
動画だとさらにお店の雰囲気などが分かりますので、ぜひそちらも併せてご覧ください。

【SHOP DATA】
「カノムブアンユアン ヤーチャン(ขนมเบื้องญวน ย่าแช่ม)」
TEL:0897668521
OPEN:08:30-14:00(基本無休)

noteでも記事を書いています

noteでもブログを執筆しています。
タイで住む私がタイの魅力をコンテンツとして配信し、タイで起業したい、移住したいという方が増えればと思っています。

  • この記事を書いた人

西尾 康晴

2011年にタイへ移住。2015年から「激旨!タイ食堂」の運営を開始。2017年4月に旅行会社TRIPULL(THAILAND)Co.,Ltd.を起業し、現在は動画制作事業HUSHと共に運営しています。

-[料理名]カノム(タイのお菓子)&スイーツ

© 2021 激旨!タイ食堂